P.G. ウッドハウスのレビュー一覧

  • よしきた、ジーヴス
    今回は長編。二組のカップルと、叔母さん夫婦の金銭問題、ついでにフランス人シェフの進退問題が同時進行。ラスト付近のどたばた具合は、シチュエーションコメディを見ているようで実に可笑しい。相変わらず若主人の服装センスについてもめている二人もみどころ。
  • それゆけ、ジーヴス
    再び連作短編集。ジーヴスが初めてウースター家にやってきた話しと、ジーヴス視点の話しが収録されている、貴重な一作。相も変わらず、服装でもめて、友人親戚一同はおばかな騒動を繰り広げている。
  • それゆけ、ジーヴス
    ジーヴスシリーズの三作目。
    ニューヨーク時代のものが中心みたいです。
    あいかわらずおバカなバーティの元にやってくる、おバカな友人のおバカな相談事(ややこしい)
    をジーヴスが颯爽と解決してくれます。

    ダリアおばさんがアナトールを雇用したいきさつや、ビンゴとロージーの結婚生活など前作を見た人はなるほど...続きを読む
  • ウースター家の掟
    よしきた〜の続編にあたります。
    訳者のたまきも言ってたけど、
    バーティが愛されててほんとうによかった!
    二組のカップルとウシ型クリーマー、ばらばらに見えた事柄が全部繋がってて、最後には大団円。
    あいかわらずのウッドハウス節で嬉しくなりました。
    終始にやにやしっぱなしでしたお。
    ドラえもんがのび太を決...続きを読む
  • よしきた、ジーヴス
    噂のジーヴス本、2冊目。
    今度は長編ということで、読んだばかりのいかにも短編の形式を生かした楽しさと比べてどうだろうと思いましたが… これが!抱腹絶倒でした。
    バーティに近づいてくる人々の面白さ加減、バーティが意地を張るために余計こんがらかる事態、ひっぱりにひっぱるジーヴスの解決策…
    あっぱれです!
  • ウースター家の掟
     ジーヴスシリーズ第四弾。長編。『よしきた』よりも怒涛の展開。最後の最後までおバカな事態が起こり続ける。今のところ、シリーズ中最高傑作。「まあ、あたしあなたのことブタだって思うわ」。名言。
  • よしきた、ジーヴス
    ジーヴスシリーズ第二弾。今回は長編。事態を打破しようとして、次々と面倒ごとを引き起こすバーティの神業的ダメっぷりが最高。後、酒は怖いということがよく分かる本。
  • それゆけ、ジーヴス
     ジーヴスシリーズ第三弾の短編集。最後の一篇は珍しく、天才執事のジーヴスからの視点で描写されていて、これが笑える。
  • それゆけ、ジーヴス
    ちょっと、というよりかなりおマヌケな若主人・バーティーと、完璧な執事・ジーヴスの凸凹主従コンビのお話もこれで3冊目となりました。3巻で終わりの予定だったのが、なんと続刊刊行が決定したそうで大変めでたい!
    前の巻の「よしきた、ジーヴス」は揉め事は複数あれども、大きな流れはひとつという長編小説でしたが、...続きを読む
  • ジーヴスと朝のよろこび
    相変わらず他人の結婚問題の世話を焼きつつ、自分の問題も解決しなければならず……という展開で安定の面白さだった
  • よしきた、ジーヴス
    バーティ、もう少し大人になれ!(無理)

    …相変わらず自分のファッションセンスは最高だと信じて疑わないバーティ。ジャケットを巡って執事ジーヴスと対立中。恋の悩みを抱えた友人がジーヴスに相談を持ちかけた為、更にご機嫌ななめに。叔母の娘の婚約問題まで自分で解決しようとするが、事態は一層の混迷を深めること...続きを読む
  • 比類なきジーヴス
    相変わらずのお気楽さ。
    本書も文春文庫「ジーヴズの事件簿」2冊(才智縦横の巻•大胆不敵の巻)との重複がある。また、同じく文春文庫「ドローンズ•クラブの英傑伝」にも登場するビンゴ•リトルもやって来て、バーティーの平穏な生活を度々窮地に陥れる。好きになった女性と恋仲になる手助けはさせられるわ、小金を稼ぐ...続きを読む
  • ウースター家の掟
    本作は長編。ひょんな事から"銀のウシ型クリーマー"を手に入れなければならない羽目に陥ったバーティー。執事ジーヴスの支援を得て、このミッションはクリアできるのか?

    相変わらずのお気楽さで、のんびりと読むには最高です。このシリーズを読んでいて今頃気付いた事がひとつ。バーティーの一人語り口調で進むこの物...続きを読む
  • サンキュー、ジーヴス
    国書刊行会のジーヴスを順番に読んでいる中ではこれが一番面白かった。バーティーがドジで変なこだわりと突っ走る性格で失敗を沢山しても、ジーヴスは彼が大好きなんだと思ってた。しかし今回ばかりは辞表を出すとは! そのジーヴスも他の人に仕えてみれば慇懃なイラつかせる人と映る。結局二人以上に馬の合う組み合わせは...続きを読む
  • でかした、ジーヴス!
    執事ジーブスの冴え渡る頭脳で何事も解決もの。

    バーティーがいつも面倒に巻き込まれて、ジーブスが解決してくれるとわかってても読むのが辛い時もあったけど、ところどころに挟まるちょっとしたコメントで笑えて、今回も読み終えました。
  • 比類なきジーヴス
    英文を翻訳しているため、表現や文法が日本語の表現とは違うので、慣れないと感じる人も少なからずいると思います。
    しかし、この表現方法が日本では無い様なものばかりで、そこが翻訳の面白い部分であり、著者のウッドハウスさんのユーモアが活きていると感じる部分であると思います。

    最終的に全てを丸く収めてしまう...続きを読む
  • でかした、ジーヴス!
    ジーヴス短編集。順を追って読んでいると過去の事件も話に出てくるから面白い。一番好きな話は『タッピ―の試練』。ジーヴスの提案に素直に乗って「でかした、ジーヴス!」のセリフも登場するから。 バーティーの作戦はいつもくだらなくて失敗するからね(笑)、ジーヴス素直に従うのが一番! 短編のほうが読みやすくて好...続きを読む
  • ウースター家の掟
    今回もどうでもよいことが大事件となり、ドタバタ喜劇に発展。終わりよければすべてよし!の物語は安心して読めて楽しい。 なんといってもダリアおばさんのバーティーへの愛情深さに驚き感動。まさかアナトールを差し出す覚悟までしていたとは! ジーヴスもバーティーのことが好きだから執事をしているわけで、どんくさい...続きを読む
  • ジーヴスの帰還
    バーティーが散々な目に合わされるのは常の事として、今回はその中でも同情的・共感的立場に立ってくれる人が多く、ホッコリする話だった。
    ジーヴスシリーズはどれも大好きだが、バーティーが周りに愛されているのを見るとやはり心温まるような嬉しさがある。
  • それゆけ、ジーヴス
    お気楽な貴族バーティーと執事ジーヴスのシリーズ。もうバーティーがかわいすぎる。女子校で講演させられてアワアワしてるバーティーを見て(読んで)、私もジーヴスと一緒にニヤニヤしちゃった。それにしてもバーティーはいい人だなあ。友達が困ってるとほっとけないんだもん。それで窮地に陥っちゃうっていうね。んでもっ...続きを読む