芹澤桂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
よく見ているyoutuberの方がフィンランドが好きで、そこで薦められていたので手に取りました。
私の中でフィンランドは、作者が言うように「おしゃれで可愛く、幸福度が高い国」という知識しかありませんでした。でもそれだけじゃなかった。
観光向けの内容というよりは、実際に移住して見ての濃厚な内容で楽しかった。
丁度妊娠育児をしているので、フィンランドの出産育児について知れてよかった。ネウボラという日本ではあまりないシステム?があって、想像よりも厳し目のお産とかベイビーボックスとかタイムリーですごく興味深かったです。
フィンランドについてもっともっと知りたい…そう思えた1冊でした。続きもあるみたいな -
Posted by ブクログ
フィンランドエッセイ第2弾。
今回も面白かったし前作同様住んでみなければ分からないフィンランド情報に「えっ!」「そーなんだぁ」「いいなぁ」「げっ!これはちょっと厳しいかも…」などなど、あれやこれやとまるで自分が住んでいるかのように楽しんだり笑ったり、眉間に皺がよったり…笑
芹澤さんの文章は楽しくお茶しながらお喋りした気分。
「政治の透明度が高く信頼感もかなりある」と堂々と言えてしまう辺りも羨ましい限りだ!…が、当たり前だか良いところも馴染めないところも当然あり、どんな国、どんな土地へ行ってもある程度そこに馴染む己の力も必要なのだな…と。
今作も楽しい読書タイムとなりました!
フィンランドで -
Posted by ブクログ
面白かったぁ〜
観光目線とは違いリアルなフィンランドの暮らしが綴られているエッセイ。
フィンランドと言えば…と想像する可愛さとは違い実際に暮らしてみれば可愛くないところもあるのだよ!を芹澤さんの言葉で教えてもらえてる。
まあ、そーですね。
実際暮らしてみれば良いところばかりではないと…当たり前です。
気になる憧れの街フィンランド…だけど物価は高い、冬は暗くて寒い…などなどなどなど…良いところだけ見て「好き〜」と言っていた自分が恥ずかしい(^^;
何より初耳なのが、フィンランドには「専業主婦」という枠がない。女性の権利が確立されている国は女性も男性と同様フルに働く権利と環境を与えられてはいるがそ -
Posted by ブクログ
ネタバレ芹澤さんのフィンランドシリーズ。発行順に読んでないのと、前回私が読んでからしばし時間が空いたので・・・(積んでただけです)
さて、今回はフィンランドを飛び出して旅に出たお話が満載。コロナ禍に発行されたので、旅ができない時代に合わせてかな。それもあってか、旅の順番も時系列ではないので、一気読みをお勧めします。だいたい第一子の妊娠が分かってからの旅がほとんど。あとは、生後数ヶ月の赤子との旅。
以下、つらつらと。
島国日本では海外に車とともに移動~という発想が皆無だけど、フェリーや鉄道(←これ驚き!)に車を乗せて移動し、現地で自家用車を乗り回して旅をする。便利~と思う。
・バルト三国ってまとめら -
Posted by ブクログ
積ん読が多い私が、発行されて、購入して、読み終わった!の流れが最も早かったのではないか。
国際結婚によりフィンランドに移住した著者が感じるフィンランドの日常エッセイ。「ほんとはかわいくないフィンランド」「やっぱりかわいくないフィンランド」などを出している。これも読みたい。
今わたしの中では北欧ブームなので、面白くて面白くて、短編なので、病院の待ち時間にピッタリ! 小説じゃないのに続きが気になるエッセイってそうそうないと思う。いや、別に時系列に書かれたエッセイではないのに、次はどんなことを体験して、どんなことを感じるんだろー!というワクワク感で読んでしまえた。(北欧ブームだからか)
実際に暮らす -
Posted by ブクログ
フィンランドなど、北欧の国に憧れがある。
自然が豊かで、のんびり暮らすという価値観があって、せわしない日本よりも、そりゃあ幸福度ランキングは上位だよね、と。
でも、フィンランドの人の中には東京に憧れている人もいると知って、隣の芝生は青いというヤツかと思った(笑)
海外移住者の本の中には、海外は素晴らしい、それと比べて日本はダメというように書かれていることも多い。
でもこの著者さんは、日本を卑下せず、フィンランドの文化に困惑したり、面白がったり、フラットな視点で書かれていたところがよかった。
文化の違いはあるけど、結局同じ人間なんだなぁと親しみを持てた。 -
Posted by ブクログ
もっとフィンランドいいよね!みたいなエッセイかと思っていたが、文章がとても冷静で淡々としていて読みやすかった。フィンランドでの生活のリアルが知れて面白かった。ただフィンランドのことを礼賛するのではなく、むしろフィンランド人の理解できないところ、ちょっと嫌なところちついて不快にならないいい塩梅で書かれていてよかった。離婚率が高いのは意外だった。最後の「フィンランド人は解決策があることを信じている」はすごく共感できた。旅行で行った時も、幸福度が高いというか、みんな余裕があるなと感じた。それは何かトラブルがあってもどこかに解決策があると信じているからかもしれない。