あらすじ
たまたまフィンランド人と結婚して子供を産んで、ヘルシンキに暮らすこと早数年。それでも毎日はまだまだ驚きの連続! 異常な程ピクニックやサマーコテージに熱狂したり、意外と離婚大国だったり、衝撃的にコーヒーがおいしくなかったり。「かわいい北欧」のイメージを覆す楽しく面白い習慣に、読むとついつい頰が緩む痛快エッセイ。好評第二弾!
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Posted by ブクログ
フィンランドエッセイ第2弾。
今回も面白かったし前作同様住んでみなければ分からないフィンランド情報に「えっ!」「そーなんだぁ」「いいなぁ」「げっ!これはちょっと厳しいかも…」などなど、あれやこれやとまるで自分が住んでいるかのように楽しんだり笑ったり、眉間に皺がよったり…笑
芹澤さんの文章は楽しくお茶しながらお喋りした気分。
「政治の透明度が高く信頼感もかなりある」と堂々と言えてしまう辺りも羨ましい限りだ!…が、当たり前だか良いところも馴染めないところも当然あり、どんな国、どんな土地へ行ってもある程度そこに馴染む己の力も必要なのだな…と。
今作も楽しい読書タイムとなりました!
フィンランドで病気にはなりたくない!!笑
Posted by ブクログ
旅先で読む本として購入。フィンランドってサンタクロースとかムーミンとかマリメッコとか、日本人から見てすごくファンシーでかわいらしいイメージがある。実際住んでみたら…という現実をユーモア溢れる文体で綴られています。小川糸さんや益田ミリさんがお好きな方は、読みやすいと思います。
特にクマ観察アクティビティと保育園問題のエピソードが好きでした。
Posted by ブクログ
前作『ほんとはかわいくないフィンランド』よりもさらにフィンランドという国や国民の「かわいくなさ」が深堀りされていたように感じた。
たとえ世界幸福度ランキング1位の国であっても、差別はあるし、経済格差もある。広い国だからこその不便さもある。しかしその一方でそこに住む人々のおおらかさやあたたかさもある。フィンランドの良い面も悪い面も忖度なく描き出せるのは、日本人である著者だからこそだと思う。
Posted by ブクログ
前巻に引き続きディープなフィンランド事情が読めて楽しかった。やっぱり子育てしやすい国とはいえ待機児童問題はあるんだ…等いろいろ考えさせられる部分も多かった。今回はフィンランド料理のレシピも載せてくれていて、いつか作りたい。
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この作家さんのフィンランド本2冊目でしたが、相変わらず文章がおもしろく、小さいお子さんを育てながらのフィンランド生活が詳細に書かれていて、今回もフィンランドに行ってみたくなりました。
Posted by ブクログ
"ほんとはかわいくないフィンランド"の続編。フィンランド人と結婚し、フィンランドで子育てをしているからこそわかる現地の実態が紹介されている。
北欧は社会保障制度が整い、保育園や病院などを利用する際の支援制度は充実していると思っていたが、待機児童はやはりいたり、病院も日本のようにはいかないなど、やはりすべて完璧ということはないのだと知り、参考になった。
外見よりも中身を重視する人(が多いこと)や文化が根付いているところは、フィンランドに惹かれる点。
Posted by ブクログ
今回もまたフィンランドにまつわるあれこれ。
家の購入や子供を乗せて自転車で引くキャリーなど。ちょっとした違いがおもしろい。
今回はお料理のレシピも結構載っていたので、フィンランド気分を味わうために作ってみたいな、と。
著者の転勤族であったことをrootlessと言われで褒められたような気持ちになるのいいな。
Posted by ブクログ
なかなかフンイキを知り得ない遠くの国フィンランドに暮らす、筆者の日常を描くエッセイです。 面倒くさがりでインドアだけど遊ぶのは好きという筆者だからこそ書ける、可愛さだけではないフィンランドの実情が面白いです。 海外旅行になかなかスムースに行けない今、思いを馳せて想像するのも楽しい一冊です。
Posted by ブクログ
フィンランド生活第二弾!
持ち家の感覚の違いに驚いたり、熊小屋で熊みるとか日本とは違う感じが面白い!
文化の違いをどう受け止めるかで、どこにいても楽しく自分らしく暮らせるんだなと思いました
Posted by ブクログ
公立の診療所で酷い扱い受けた話や人種差別の話など、やや暗い話も多いが、それを含めていまフィンランドで暮らしている著者自身が、自分を肯定できている感じがして良い。
どこの国でも、子どもが生まれると急に現実が降りかかってくるような感覚になるのかな。生々しい子育て体験記としても読める。
あと、簡単なフィンランド料理レシピも所々に書いてあるので今度インゲン豆スープを作ってみようと思う。
Posted by ブクログ
「ほんとはかわいくないフィンランド」続編。
フィンランド人の夫と結婚し、現地に住む著者がフィンランドの本当のところを書いている。
医療と保育園に関してが興味深かった。医療費無料、というけれどその裏には色々な但し書きがあるのだなと。
コーヒーの消費量は世界一だけど別に美味しくはない…とか。笑
でもやはり森と湖に囲まれ、自然体の人が集い、「〜しなきゃいけない」という社会からのプレッシャーが少ない国はいいなぁと思う。行きたい。
Posted by ブクログ
前作「ほんとはかわいくないフィンランド」に続く第2弾のエッセーです。前作と同様に「かわいくない」と言いながら、フィンランド愛にあふれた内容になっていますが、さすがに今住んでいる方のエッセーなので、いいも悪いも私の知らない「リアルフィンランド」がひしひしと伝わってきます。
「実はコーヒーが美味!ではない」、「フィンランドの医療費はタダ、と誤解されている」、「フィンランドでは大皿のスープとライ麦などのずっしりしたパンだけで1食を済ますことも多い」、「実は待機児童問題は存在する」、「フィンランドに住むと“フィンランドじわ”問題に直面する」等々・・・読み進めていくと「へぇーそうなんだ」と思うことが満載です。特に「人種差別」の話については、日本を含め「どこの国にもあるお話」だと思いますが、大好きなフィンランドにも存在していることを、実際に住んでいる方から聞くと、身につまされる感じがします。
今回はフィンランド料理のレシピもたくさん載ってます。お米のパンケーキ、デザートにもなるベリーのスープレシピ、エンドウ豆のスープレシピなど、写真はないですが、食べるシーンのエッセーもあるのでとても楽しく読ましてもらいました。実際に「お米のプディング」を作ってみましたが、とても簡単でおいしくいただきました。
全体的に各章がコンパクトのまとまっておりとても読みやすい構成です。一歩突っ込んだフィンランドを知りたい方には、前作も含めておススメです。
Posted by ブクログ
前作に引き続き、こちらも面白かった!
不動産事情やコロナ禍での生活等、〝いま〟が描かれていて興味深かった。料理のレシピもあったので作ってみたい。
差別の話は特に興味深く、自分は外国人に対してどのように接しているだろうか?相手はそれをどう受け止めただろうか?と考えた。
Posted by ブクログ
フィンランドにも差別はあるし、(日本と比べて)対応の悪いサービスもある。
良いことばかりではないけれでも、それでも良い部分は確かにある。
文化の違いを楽しめるようになりたい。
とりあえずティモラッシー聞こう。
Posted by ブクログ
いつか行きたいフィンランド、生活者の実感が伝わる素敵な作品でした。コロナでも生活は変わらないなんて、羨ましい!政治、政策に透明度があるなんてこと、言ってみたい!遠い国ですが、キラキラ光って見えました。コテージでの過ごし方、職場でのコーヒーブレイクなど、なかなか伝わらない一面も見せてくれて、いい国だなあ、としみじみ思いました。フィンランドで暮らすのに苦労も多かったと思いますが、フィンランド愛が伝わってきます。この本片手にフィンランドの地に降り立てる日を心待ちにします。料理のレシピも付いてて、2倍楽しめます。
Posted by ブクログ
前作に比べてなかなかフィンランドの可愛くない部分がでていたけれど、それを踏まえても暮らしやすそうでいいなぁと思った。日本も移住してくる人が増えている分考えさせられる点が多かった。
Posted by ブクログ
保育士が親を介して子供の保育園に対するビジョンを問うとのこと、非常に驚きました。しかもお子さんはまだ2歳児です。
どんな小さい子でも、ひとりの人間と認識しているところが日本とはだいぶん違うなと感じました。
本書の帯に「なんだかんだで結局かわいいフィンランド」と書いてありましたが、かわいいか、かわいくないかと言われると私はかわいくはないなぁと思いました。(でも興味はあります。)
Posted by ブクログ
フィンランド在住の著者が可愛いフィンランドのイメージを覆すエッセイ第2弾はお子さんが産まれたので子供に関する話題が多く、軽快な読み口で楽しめた。
フィンランドはいいなと思う反面、日本の方が良いと思う面も多々あり、住んでいる人ならではの視点がリアル。
Posted by ブクログ
フィンランド人の男性と結婚し、フィンランド在住の著者によるフィンランドあるあるエッセイ、第二弾。二人の子どもも生まれ、保育園事情なども加わった。その上、コロナである。でも、コロナはあまり深く語っていない。というか、日本より深刻化しなかったのかな?
第三弾もあるらしい。続けて読んでみたい。
Posted by ブクログ
2022.07.08
旅行中に読むのにぴったりなエッセイ本。
軽く読めるし旅気分も盛り上がるしで、旅の途中の飛行機の中、またはJRの中で旅のエッセイ本を読むのが大好き。今回の東京1泊2日の旅行中に読むために積ん読してました。
そんなに…と思いながらもなんとなく気になり、気づけばシリーズ3冊読破しちゃってました。
出版社は違いますが「フィンランドは今日も通常運転」も今年中くらいには読みたいな。
Posted by ブクログ
フィンランドに移住した著者のエッセイ第二弾。
日本と全然(?)違う感じが読んでいておもしろかった。
持ち家の話も病院の事も全然違う。
病院、こんな対応あり!?って思った。
とりあえず、サウナ入りたくなる(笑)
Posted by ブクログ
北欧エッセイ第二弾。前回の本は北欧の実態を「かわいくない」と言いつつも「それでもこの国が大好き!」というところに着地しましたが、今回はややネガティブな内容が強め。(特に病院のくだりと差別のくだり)これも現実なのだろうと思いますが、ちょっと後味が良くなかったかなあ…。
Posted by ブクログ
前作「ほんとはかわいくないフィンランド」は未読
フィンランドに移住してフィンランド人と結婚した2児の母親である著者の日常生活を綴ったエッセイ
食生活や医療・保育などがうかがえて興味深く読めた
特に北欧は福祉国家と言われて、確かに制度としては整っているのだけれど、病院のくだりを読むとやっぱりソフト(人)も大事なのだなと感じた
またフィンランド人の飲酒についてたびたび言及があるが、筆者が酒を飲めないため余り詳しい描写がなかったのが、お酒が好きな読者としては残念
前作も機会があれば読んでみようと思えた
Posted by ブクログ
フィンランドの実際のところがわかる本。
途中まではよかったんだけど、後半からなんか愚痴を聞かされているみたいで辟易してしまった。
でも家のすぐ近くに森があるのはいいし、そこを自転車で走れるのもいい。
あとはフィンランドに行くなら4,5月がいいな。