マウリツィオ・デ・ジョバンニのレビュー一覧
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二重殺人と女子中学生の虐待問題。今作でも二つの事件が同時に起こり、P分署メンバーは二手に分かれて調査を開始する。
シリーズ通しての偽装自殺事件にも動きが見えるシリーズ3作目。→
タイトル通りとにかく作中が寒い季節で、今(2月)に読むのにピッタリだった(笑)寒い〜!!
今作は事件が起こってからの捜査だからか、わりとプライベート重視(笑)それぞれになかなか華やかな話題があって楽しい。それにしてもロヤコーノがあまりにも頑固親父なのはいかがなものかと思いつつ、
イタリアは家族第一主義だっけな?とも思ったり。いやでももうちょい娘を信用してやれ??
二重殺人事件は犯人側の理由が好み。そりゃ、ツライわ。 -
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真昼間の美術館から十歳の少年が消えた。P分署からロマーノとアラゴーナは誘拐事件として操作を進める。一方、ロヤコーノ警部はアレックスと調べていた空き巣事件に奇妙さを感じていて……シリーズ2作目
「21世紀の87分署」と名高いイタリア発ミステリのシリーズ2作目。
前作に続いてそれぞれのプライベートがしっかりと描かれ、事件そのものよりむしろそちらが楽しみなシリーズ。
あと、今回は合間に入る詩的な表現がとても良き。好き嫌い分かれそうだけど、私は好きだなー。→
ラストは衝撃。これ、国内作品でやるとまぁまぁ批判されそうな……いや、(最近の国内ミステリあんまり読まないから)知らんけど。
海外ドラマ風で -
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各分署でクセツヨで持て余されていた者たちが、不祥事を起こして閉鎖間際のピッツォファルコーネ署に集められて……というシリーズ作品の一作目。
これ好き!大好き!キャラがみんな魅力的で最高!!
21世紀の87分署らしいが、87分署を未読なのでどちらかというと「はみ出し者警察小説」という文言で特捜部Q的な感じかと読み始めたら、雰囲気が全然違う!これがイタリア小説!(笑)北欧のあの重苦しいのも好きだけど、イタリアのカラッとした感じも好き!愛と情熱、とてもいい!シリーズ追いかける!
女にモテモテなロヤコーノ警部と親のすねかじりスピード狂のアラゴーナ一等巡査とのコンビも最高だけど、いまんとこ良いとこ -
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ネタバレ久しぶりに読んだ新作なので内容を思い出せるか心配だったが、それぞれのキャラクターがしっかり描き分けられているので、それは杞憂だった。
今回、真面目で正義感が強すぎるが故の怒りを暴力で発散してしまうロマーノが、職場の近くで生後間もない赤ん坊をみつけたことから話が始まる。
いい加減な仕事をすることもなく、裏に回ってあくどいことをするわけでもないロマーノが、その怒りのはけ口を求める言い分が自分勝手すぎて好きではなかった。
ロマーノの気持ちはわかるとして、だから殴られる人はその痛みを我慢しろと?
小さな赤ん坊をその手に抱いた時、ロマーノは初めて小さくてか弱い命を愛おしむことを知った。
重篤な感染症 -
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87分署シリーズのようなものをイタリアを舞台に描きたい作者と、87分署シリーズのような安定したシリーズを懐かしむ読者との融合、といった気配漂う読書時間が嬉しい、本シリーズ新作である。もっと速いペースで次々と読ませて頂けると有難いのだけれど4年目にして三作目というのは少し間が空き過ぎの印象。せっかく印象に残る個性的刑事たちの集まりなのに、今回のように二年も待たされるとさすがにせっかくの個性も忘れてしまうというもの。
さて本書では二件の事件が同時に起こり、それぞれの事件に二組の刑事コンビたちが振られるという、刑事ものの王道みたいなスタートなのだが、87分署を思わせるように刑事たちの個性を重視 -
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ネタバレ今回も事件はふたつ。
同居する兄妹が殺された事件と、父親による中学生の娘への性的虐待。
大きいほうの事件(殺人事件)はロヤコーノとディ・ナルドが担当することに不満を募らすロマーノとアラゴーナ。
しぶしぶ虐待の事実を探りに中学校へ向かう。
ああ、また子どもが被害者なのか…と思ったけれど、それに負けないくらい後味の悪い事件だった。
しかも事件として公にしなかったので、「活躍したい」欲は満たされなかったと思うけど、アラゴーナについては、ますます隠れていた才能が顔を出してきて、面白い。
作品としてはちょっとワンパターンになってきたな。
ふたつの事件が並行して起こり、二班に分かれて捜査。
犯人または -
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ネタバレ大きな事件は10歳の少年の誘拐事件。
所長はロヤコーノに担当させたかったのだけれど、最初に通報を受けたロマーノとアラゴーナに任せることにする。
問題を抱えた刑事たちの中でも一番使えないと思われていたアラゴーナが、意外に勘が良くていい仕事をする。
ロマーノとディ・ナルドは空き巣事件を担当する。
家の中に貴重品はたくさんあったのに、それに手を出さずに金庫の中から何かを盗み出した空き巣。
しかし被害者は、金庫の中に価値のあるものはないと言う。
今回誘拐された少年が健気でねえ。
周りの大人たちがみんな自己中なのに、人を信じて、辛いことも我慢して、約束は守って…。
彼が熱を出した辺りから、気がせいて -
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イタリア版”87分署シリーズ”との触れ込み。
エド・マクベインの”87分署シリーズ”は読んだことはないのだけれど、組織のはみ出しもの達が集められるところに始まり、あちらの事件とこちらの事件を同時に扱って行くという、よくあるといえばよくあるタイプの設定。
最近でいうと『特捜部Q』とか『パリ警視庁迷宮捜査班』を彷彿とさせる。
パルマ署長以下7人の癖あり、ワケあり警官達がとっても魅力的。
基本は彼らの視点に入れ替わり立ち代わりしつつ、事件の真相を追って行く形。
ときに第三者視点の「五月を信用してはならない」というキラーワードのリフレインを含む詩的な語りで外側から緊迫感を高めたり、終盤には同様に「警