マウリツィオ・デ・ジョバンニのレビュー一覧

  • 誘拐

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    前作は面白かった、で今作は?と考えた時、前作より超える作品だったか、と言う点を思った。キャラもたっているし、読み進める程に彼等彼女らの思いを汲み取れる、けど次作がこのレベルなら私はあえて手に取らないかもしれないと思った。

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    2021年06月20日
  • 誘拐

    Posted by ブクログ

     21世紀の87分署。そんなシリーズが始まって二年目。最初の頃の本家87分署シリーズは、確か年間に三作ほどのハイピッチで出版もスタートしていたが、徐々に年二作となり年一作となってゆく。しかしページの厚みは時代の流れとともに増して行った。生活スタイルの推移や、世相や思想の変化などが、取り扱う事件にも徐々に変容を強いてきた感がある。

     でも人間の罪業に、きっとあまり変化はないのだ。愛、嫉妬、憎悪、物欲、激情、その他。人間の愚かさも誠実さもひっくるめて、都市に営まれる悲喜こもごもの愚かな人間たちのやりとりも誠実な人間の人生も、そんなには変わらないのだ、きっと。

     無論、捜査手法には科学技術の進歩が影響やスピードを与え、昔よりもずっとDNA分析やIT技術による電子的足跡の追尾など、様々な現代的側面が与えられている。

     しかし本書を読む限り、捜査側も犯罪者側も根本的には相も変わらず、人間的な弱さやら個性やらを振りまきながら、日々、街に起こる大小の犯罪と向かい合い、ギリシャ文化以来変わることのない様々な人間的悲喜劇と向かい合っているようである。本書の刑事たちもそれぞれの人生を与えられ、仕事とプライベイトと、心情と弱さを持ち合わせつつ、事件に対峙してゆく。その辺りは、87分署の原典とあまり変わらない。

     むしろそうしたディテールに拘って書き進めてゆこうという、作者のシリーズに対する姿勢が垣間見える辺りに、87分署シリーズとその偉大なる作家エド・マクベインへの強く深いオマージュを感じさせてくれる。

     犯罪者側にも、その愚かさと止められない悪意、強欲、追いつめられてゆくこで消耗してゆく人間性、などなど、実にヒューマンな要素がたっぷり詰め込まれている。多くの人間を代わる代わる手を変え品を変え描いてゆくことで、本シリーズに魅力を加味するのだと言わんばかりである。

     シリーズ第二作の本書は、マクベインの87分署でも傑作と名高い『キングの身代金』を彷彿とさせる<誘拐>を主たる犯罪テーマとして描いている。もちろん件の名作とは全く異なる内容なのだが、シリーズ二作目にしてこうしたテーマに挑もうとする作者のチャレンジ精神には敬意を表したく思う。

     ネタバレになるのであまり言いたくないのだが、本書はいくつかの事件にとっては経過的ポジションに当たるので、本当は5作くらい翻訳本が出てから一気に連続して読んだほうが味わいがあるように思う。キャラたちも未だシリーズが浅い間は、記憶に根付かない。シリーズの群像小説は、連続性が途切れるのがちと辛い。

     87分署シリーズの方は、ぼくは一気に30年分くらいの作品を連続して読んだので、あの時期のことは、マクベインとお会いできた追想、その後マクベインの死を聞いたときの悲しみも含め忘れ難い。そうした87分署体験をしているだけに、本書にも長いスパンでのシリーズ傑作として、世界を代表する警察小説に成熟してほしいと思う。次作を待ち焦がれます。

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    2021年06月12日
  • 集結

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    解説の吉野仁ほか、信頼できる書評家たちの評価も高いナポリを舞台にした刑事物語。主役であるロヤコーノ警部に想いを寄せるトラットリアの女主人とか判事とかが、いかにも色気があって魅力的。それと比較するとロヤコーノをはじめとする刑事達の魅力が今ひとつ。そして最大の問題は2時間ドラマ的強引な真犯人とその動機…。
    次作はいいかな。3.0

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    2020年12月17日
  • 集結

    Posted by ブクログ

    ああ、ほんとだ!
    帯通りだったわ…イタリアの87分署!
    昔、好きだったなぁ、あのシリーズ。

    そもそも「はみだしものばかり」
    集められた分署が舞台で
    ボスがちょっといい人という
    このパターン大好きだし(笑)
    そうか〜、イタリアでもアリか〜。

    並行して起きた二つの事件に
    コンビ組んだばかりの2チームが
    それぞれ捜査に当たるんだけど
    最終的に二つが一つに!
    …つながりません(-〜-)
    そうくるかぁ。

    今回は人物紹介編ってとこですかね。
    シリーズ、出るといいな。

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    2020年12月05日
  • 集結

    Posted by ブクログ

    「パリ警視庁迷宮捜査班」を彷彿させるメンバー。ナポリを舞台にしたはみ出し刑事達が活躍する警察ミステリー。今回はそれぞれの紹介にページ数を費やしていて、捜査の仕方にメンバーの性格や特徴を滲ませている。シリーズ化されるようなので次回を期待したい。先日読んだ「汚れた雪」などイタリアミステリが翻訳されだしたのが嬉しい。それにしても、イタリア男性の惚れやすい性質が面白い。

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    2020年07月24日
  • 集結

    Posted by ブクログ

    エド・マグベイン 87分署シリーズを殆ど読んだので
    興味を持ち一気に読みました。
    名前が馴染みなく何度も見返しを見ながらの読書でした。
    第2作に期待している。人物の描き分けも自然で、このままシリーズが続いて翻訳して欲しい。
    マグベイン のシリーズも一気に読破して深く心に残った作品でした。

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    2020年07月06日