きのこ姫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレキャラクターがそれぞれ個性的で面白いというのも評価ポイントだが、文章の書き方のテンポが良くて非常に読みやすかった点が本当にポイント高いと思う。
リズムよく心地よく読めるというか。
イケメン嫌いの小猿主人公に超絶イケメンが最初は無自覚に、段々と恋心を自覚して迫ってくる展開も大変おいしい。
迫るたびに露骨に嫌な顔をされているのに笑顔を増していくヒーロー。
あんたはドMか!
びっくりするほど報われていないのがまた面白……もとい同情を禁じえない。
彼女がこれっぽっちも恋を理解してないし。
なまじ花街で育っているから、恋の先にある知識の方がある始末。
男になり切れなかった某キャラに関しての扱いも辛辣で -
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Posted by ブクログ
砂漠の部族長一族の娘、ファリン。
幼いころに両親が行方不明になり、伯父一家に虐げられて育つ。
黒髪の砂漠の国で一人だけ、異国の父譲りの砂色の髪を持つ彼女は『砂かぶり』と呼ばれ、母の残した服も小物も、亡き祖父が決めた婚約者も義妹に横取りされて。
十六になった義妹に、砂漠の大帝国を治める皇帝の後宮へ上がれという命令が。
妃扱いとはいえ、実質人質で、後宮は呪われているとの噂も。
義妹の身代わりとしてファリンは、後宮へ入ることになるが、実際の後宮は、食べ物も豊富で暮らしやすい、ファリンには天国のような場所だった。
ファリンが友人たちと騒ぎながら、こっそり描いた皇帝と側近のラブロマンスが後宮で評判にな -
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匿名
購入済み許容範囲が思ったより狭かった
当たり前なんだけど、主人公が子役を目指すとなると周りの登場人物も同じ子役との共演が多くなる。
登場人物に幼い子供が多いと、当然その会話の多くも幼い子供のそれになるわけで。
それを表現するために、セリフの多くは平仮名表記で書き起こしを行うことによる幼さの演出が多かった。
ちょっと評判と聞いたので読んでみたものの、自分にはこれが少し受け入れがたかった。
読み物として読むのに少し辛かった。
作者には申し訳ないながら、途中リタイア。
話はどう展開する物語なのかはまだハッキリとわからなかったので、機会とやる気があればまたチャレンジしたいと思う。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ見習い仙女は百年間、人間界で人を幸せにしながら徳を積むと一人前になれる。桜桃香(さくらとうか)は陶器の『声』を聞く修行中の陶仙女。
縁あって七十二候ノ国にて満腹食堂を営んでいたが、隣家からの出火でお店は全焼。大家さんに借金返済を迫られていたところを、お店の常連で後宮の御用聞きでもある陽伊鞘(よういさや)に助けられる。
伊鞘は後宮の四妃が4人とも病に倒れ、医師を探していたという。健康を助ける料理の腕を見込まれ、後宮付きの薬膳医として妃たちの病を治すことになる桃香。
後宮に入るためには伊鞘と契約結婚する必要があって、仮初の妻として後宮のために働き出す桃香だが。
桃香が作る中華料理が美味しそう!
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