きのこ姫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
私は基本的にモフモフ系の精霊とか出てくるファンタジーは現実離れしすぎて、あまり読まないのだが、この作品は不思議なことに、まったく抵抗なく最後まで読めた。
ヒロインのファリンが後宮入りしてから、人としても女性としても着実に成長しているのが感じられ、自然に応援したい気持ちになる。
内小姓頭のサイードとファリンが最後にはくっつくというのは、冒頭から容易に想像できたものの、よもや彼が「皇帝の甥」ではなく「長男」であったとは流石に想定外だった。良い意味で意表をつかれた設定だと思う。
皇帝の第十六妃から、次期皇帝の正妃へー、これまで慎ましく心清く生きてきた優しいファリンへの神様からのご褒美に違いない。
後宮ものといえば、どうしても中華風ファンタジーを連想するけれど、砂漠の覇王を取り巻く後宮譚というのも興味深く面白い。
最後に。
賢明な皇帝陛下は息子の想い人を奪うような真似はしなかったが、一度はファリンに夜伽を命じたほどだから、彼女を憎からずは思っていたに違いない。もし、その夜、ファリンが抵抗せず皇帝を受け容れたいたらー。なんて、あり得ない妄想をしてしまうのもまた読者の楽しみだろうか。 -
匿名
ネタバレ 購入済み状況把握に段階から謎
記憶喪失ミステリーですが
犯行トリックではなく、黒幕とその目論見などの真相究明を目指すものになります。
ナンバリングされていることからも推測出来るように、まだ完結しておらず
一括りついたという感じでもありません。
徐々に明らかになっていく事実の向こうにいる黒幕と思しき人物は、まだ名前と悪評が出てくるのみ。
直接的にヒロインを虐げた首魁は、処罰さえ済んでいないため
まだすっきりしない状況です。
事件に関わる記憶が一切無い令嬢
身内さえ分からない。
そこから手探りで見えてくる事実は
一見、テンプレ冤罪婚約破棄かと思いきや
過剰な愚行と悪辣さ、その向こうに隠れる黒幕らしき人物が見えて来て
また、兄が微妙に不穏さを払拭しないままなのも気になるところ
そこにどのような謎があり、何が明らかになっていくのか
非常に興味を惹きます。
ヒロインのロマンスの布石は打たれていますが、それが始まるのは、まだまだ先のようです。