北村紗衣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルに期待しすぎた。英語のサブタイトルは古いメディアと新しいメディアの衝突なので、よくあるタイトルである。ジェンキンズの初めての翻訳であるが、2000年から2004年までの論文の寄せ集めである。ジェンキンズの過去の論文を、英語で読む労力を省くためにはよい。しかし、2006年までに集めた論文を2021年に翻訳出版したので、YouTubeの説明がせいぜいで、他のSNSの説明はしていないので、やはりジェンキンズの新しい論文を英語で読むしかない。
コンバージェンスには、メディア、送り手、受け手の3つがあると当たり前のことを述べているが、その実証は説明されていない。また、アメリカで人気になったサバイバーやアメリカン・アイドルの番組の説明をされても分かりづらい。スターウォーズ、ハリー・ポッター、マトリックスの映画を卒論で扱うならば読んで損はないであろう。特にハリー・ポッターはメディアリテラシーとの関係で説明されているのでざっと読んでもいいかもしれないが、日本でのメディアリテラシーの実践のほうがはるかに多い。
推薦書とするかどうかは微妙で、時間がある人はどうぞ、というくらいである。