二月公のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいやあなかなか凄いところを突いてきたなあ。
今回は引き抜き事務所移籍問題。
実際声優さんの事務所移籍って時々見るもんね。
主役をやりたいけどままならない由美子の現状を絡めてお話の展開としてドンピシャな感じ。
前回のエピソードと言い毎回いろんな引き出しがあるなあと感心してしまう。
加えて今回は超絶可愛い後輩新人登場でさらに危機感が!
短編集で語られたキャラも重要人物として登場してなんかまた一段と厚みが出た気がする。
ハイライトはやっぱり最後のライブ場面かな。
歌種やすみの他の声優とは違う強みになんだか胸が熱くなった。
あと途中までこの巻で移籍問題に決着つかないんじゃないの?と思っていたのだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ由美子と千佳の高校卒業間近のあれこれ。
前半は主に由美子の、後半は千佳のお話かな。
卒業して千佳と毎日顔を合わせなくなるという事実に不安になる由美子。それでもいつもの意地で素直に千佳の進学先を聞いたりできなくて…
けれどその不安は千佳の思いがけない一言で解消する。
いやあ、流石に11巻にわたって紡がれてきた彼女たちの関係が凝縮されたような言葉にグッとくるね。
そして後半は千佳が演技について悩み葛藤する話だけれど、その回答がやっぱり由美子との関係なのだ。
離れていてもお互いを意識しないわけにはいかない。
やっぱ運命の相手でしょ。
進学先はまあいっぱい匂わされてたので予想はしてたけど。
そし -
Posted by ブクログ
ネタバレやすみや千佳の話はあれど、どちらかというと彼女たち以外の人物をメインにした短編集。
マネージャーの加賀崎さんや構成作家の朝加 さん、めくるちゃんや乙女姉さんなど。
全体としては加賀崎さんとその先輩マネージャーのお話を縦軸に、いろんな話がちょっとづつ繋がっている感じ。
なので声優のマネージャーの苦労というか葛藤がすごくよく分かる短編集だったし、加賀崎さんが由美子のことをめっちゃ好きなのが分かって嬉しかった。
そんな中、個人的にはめくるちゃんのお話(二作ある)がめっちゃ面白かった。
片方はめくるが由美子の家にお泊まりすることになる話で、もう一つはめくるが乙女と千佳と新幹線で乗り合わせ出張する話 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は夕陽とミント二人の、母親との関係の修復回
ユウと母親との関係は一巻から抱える確執なのだけど、今回はここにミントと大女優の母親との問題が加わった。
しかも大女優の声優を貶める様な言動がありユウがブチ切れるという、まあ、そうなるよねという感じ。
絶対声優のことを認めさせるという意気込みで開催されるイベントが熱い。
でも結局、母親は娘のことが心配なだけなんだよなあ。
絶対認めさせる。の裏にある、認めてもらいたいと言う気持ち。
それは親子だからこその感情で、なんと言うか、どっちも不器用でいじっぱりだなあと思う。
ラスト、ラジオでの気になる告知が匂わされてるけれど、さて、この先物語はどうなって -
購入済み
微妙
一巻が最高だったので、期待値が高すぎたというのもあるが、「これで終わり?」感が否めなかった。
ものすごく微妙。手放しで褒められないし、一巻の面白さも相まって貶すのも……といった感じ。