大木亜希子のレビュー一覧
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AKBのセカンドキャリア、とありますが、取り上げた人たちはAKBグループの人たちではあるものの、本当にAKBだった人は1人もおらず、そういう意味では、看板に偽りありだと思います。
が、アイドルのセカンドキャリアという意味では、その観点に立った本になっています。
アイドル時代は、自分の強みを探すこと、そしてその強みを磨くことにとても苦労したけれども、セカンドキャリアにおいては、その点が役に立った、と多くの人が述べています。
それはそうだろうな、と思いつつ、「アイドル」という言葉や存在は、ここ20~30年の間に、随分と陳腐な、というか、安っぽいもの、というか、とにかく、価値が大きく下がったな、と思いました。
うすうすと感じていていたそのことを、改めて確認できた本でした。 -
Posted by ブクログ
物語序盤から怒濤の展開、牛丼屋での
やりとりまでで葉の夫・英治の気持ち
悪いくらいのモラハラっぷりにまいった。
その状況を助けてくれた天堂や
不器用ながらも葉を肯定してくれる那津の
どちらもただいい人だけではなく人間臭くて
嫌な部分もあったり、その他で出てくる
登場人物が何だかんだと個性的で面白かった。
作中でジェイが那津と葉に言った「一度、
他人と関わると決めたら、その人に対する
責任が生じる。最後まで引き受けられ
ないなら、余計な親切はやらないほうが
ベターね。結局、それが一番残酷だから。」
って言葉がすごく今の私に響きました。
ちょっとした親切心と優しさで
人と関わってその後ややこしくなったら
いやっ、そこまでは手に負えないよ~なんて
なってしまうことって今までで心当たりが
あったりするので人と関わると決めたらな
最後まで引き受けるって言葉は心の中に
持っておこうと思いました。
ラストはどうなるかと思ったのですが、
葉が英治に「長く一緒に暮らして
いたのに、本当のあなたを見つけて
あげられなかったこと。」と謝った場面、
結局モラハラ体質だった英治も言い訳にな
ならないが育ってきた環境が
そうさせたのかな?もっとお互いが
お互いのことをしっかり理解していれば
こんな結末にはならなかった・・・?
いやいや、エスパーじゃないから無理だ。
でも育ってきた環境って大事ですね・・・
後、お互いに思ったことは言い合う。
モラハラ、同性パートナー、婚外恋愛、
毒親、女性の自立などなどなかなか社会的な
問題も描かれていましたがサクッとよめて
自分も自分の人生を大事にしようと思える
面白い作品でした。 -
Posted by ブクログ
ほんタメのあかりんがおすすめしていたので読んだ本。
初めての作家さんだけど、とても読みやすい文体で一晩で読んでしまった。
料理人だった主人公がモラハラ夫によって、ササミしか作ることが許されず、体型管理の名目で好きなものも食べられない。
家から抜け出して、牛丼を食べようとするシーンが良かった。
とはいえ、レストランのオーナーやその恋人、それから出会う人たちによって、料理によって失われていた気持ちや自尊心を取り戻していくお話。
出てくる人はみんながみんな良い人だけではないけど、それでもみんなが良いように影響しあって少しずつ前に向けるような心温まるお話だった。
最後、夫とどう折り合いをつけるのか、向き合うのかもめっちゃ良かった〜!
春野菜の料理、レシピが載っていたので作ってみたい。