大木亜希子のレビュー一覧
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物語序盤から怒濤の展開、牛丼屋での
やりとりまでで葉の夫・英治の気持ち
悪いくらいのモラハラっぷりにまいった。
その状況を助けてくれた天堂や
不器用ながらも葉を肯定してくれる那津の
どちらもただいい人だけではなく人間臭くて
嫌な部分もあったり、その他で出てくる
登場人物が何だかんだと個性的で面白かった。
作中でジェイが那津と葉に言った「一度、
他人と関わると決めたら、その人に対する
責任が生じる。最後まで引き受けられ
ないなら、余計な親切はやらないほうが
ベターね。結局、それが一番残酷だから。」
って言葉がすごく今の私に響きました。
ちょっとした親切心と優しさで
人と関わってその後ややこしく -
Posted by ブクログ
ほんタメのあかりんがおすすめしていたので読んだ本。
初めての作家さんだけど、とても読みやすい文体で一晩で読んでしまった。
料理人だった主人公がモラハラ夫によって、ササミしか作ることが許されず、体型管理の名目で好きなものも食べられない。
家から抜け出して、牛丼を食べようとするシーンが良かった。
とはいえ、レストランのオーナーやその恋人、それから出会う人たちによって、料理によって失われていた気持ちや自尊心を取り戻していくお話。
出てくる人はみんながみんな良い人だけではないけど、それでもみんなが良いように影響しあって少しずつ前に向けるような心温まるお話だった。
最後、夫とどう折り合いをつけるのか -
Posted by ブクログ
AKB姉妹グループ等に属していた人の卒業その後の話。
いつかこういうの書いてくれる人いないかなーと昔から思っていた。
だってものすごく若い頃に1回何かを終わらせる人生のその先が気になっていたから。
それで言うとこれはアイドルだけど、いわゆる表に出る人たちの「その仕事を辞めた後」って昔から興味があった気がする。
この本は書いている本人も元AKBグループというところがちょっと特殊で、だからこそ純粋なルポではなく思い入れや共感が混じって書かれているところも興味深い。
私自身は1度もアイドルに心酔することなく大人になっているのだけれどあの渦中にいる人はこんなことを考えていたのかーというところも面白く -
Posted by ブクログ
私はAKBやSKEは知っていたし好きだった時期もあるけれど、それでもテレビに出るくらい有名な人しかほぼ知らない。なのでここに出てくる人たちは著者含め全員初めて知る人たちだった。ただ、アイドルをした人たちってその後なにしてるの?という疑問が最近あったので目に入ったこの本を読んでみた。
アイドルは過酷な世界だと思ってはいたけれど、AKBがこんなにオーディション合格者に残酷なシステムなんて・・・と驚きの気持ち。それを乗り越えてきた人たちはきっと強い。
アイドルは目的なのか手段なのか。は確かになという気持ち。
アイドル目指す人は読んでみてもいいんじゃないかなと思う。 -
Posted by ブクログ
この本との出会いは『林先生が驚く初耳学』
林先生がおススメ本として紹介されたのがきっかけだった。
それまでこの本が発刊されていることすら知らなかった。
元SDN48メンバーの著者が、48メンバーだった彼女たちのセカンドキャリアを綴る。
なかなか面白そうだと思い、読んでみた。
AKB、NMB、HKT、乃木坂、欅坂等々。
私にはどれだけの姉妹グループが存在し、メンバーが総勢何人いるのかすらわからない。
AKB神セブンと言われたメンバーや、AKB総選挙が始まったばかりのの上位メンバーは覚えているし…
口ずさめるヒット曲もあるにはあるが…
今は全くと言っていいほどわからない。
48グループのメン