大木亜希子のレビュー一覧
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ネタバレ思った以上に良かった。読んだことない作家さんだったのだが、引き込まれてグイグイ読めた。
ネタバレ
主人公 葉はモラハラ夫に耐えかね家を飛び出す。(今まで逆によく溜め込めたなというくらいの暴れっぷりで.正直これができるならもっと早くに暴れるチャンスあったのでは)たまたま居合わせた天堂さんにひろわれ、恋人の那津さんとともに再生していく物語。小説ならではの天堂さんのできる男っぷりと、那津さんの毒舌だけどビジュよく、メイクとダンスがうまい魅力。二人を男性としてでなく、安心できる家族として、でも葉なりに二人を助けたりして前に進む。しかし葉の実のお母さんもモラハラ夫の肩もつし、ラストのモラハラ夫と対峙す -
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20代半ば〜30代、人生の4分の1が過ぎた時に訪れる現象。
「クオーターライフ・クライシス」。
思い描いていた人生とは違う生き方をしていることに焦燥感を覚える一方、早く大人としての安定を手に入れたいと感じ、恐怖や不安を覚える時期らしい。
本作はまさしく、その時期にドンピシャに当たった作品なのでは、と思う。
恋に仕事に人生に…。
今まで全力投球してきた主人公が、ちょっとしたに小石に躓きバランスを崩してまったが、見ず知らずのおじさんとの出会いにより、少しずつ再生していく。
マジメだからこそ、人生を不安に感じたり、周りの目や意見、考えが気になってしまう。
でもこの時期を乗り越えたら、きっと人とし -
無料版購入済み
あとがきで実話だと知りとても驚きました。ササポンという人物が実在していると思うと、一体彼は何者なのか、どういう経緯でシェアハウスを始めたのかとても気になります。原作も読んでみたくなります。
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Posted by ブクログ
AKBのセカンドキャリア、とありますが、取り上げた人たちはAKBグループの人たちではあるものの、本当にAKBだった人は1人もおらず、そういう意味では、看板に偽りありだと思います。
が、アイドルのセカンドキャリアという意味では、その観点に立った本になっています。
アイドル時代は、自分の強みを探すこと、そしてその強みを磨くことにとても苦労したけれども、セカンドキャリアにおいては、その点が役に立った、と多くの人が述べています。
それはそうだろうな、と思いつつ、「アイドル」という言葉や存在は、ここ20~30年の間に、随分と陳腐な、というか、安っぽいもの、というか、とにかく、価値が大きく下がった