岩内章太郎のレビュー一覧

  • 本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話

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    こういう感じが良いよなぁと思っていた話し合い?に名前がついていて大事なポイントも決まってるのかとこの本を読んで知れて輪郭が定まってきたのが良かった。
    子供の頃から きちんと本質観取の機会が広まってるのは希望だなと思う。

    なぜ対話篇なのか、饗宴なのか、なんだろなーと思っていたのがなるほど!とわかったのも嬉しかった。

    本質観取っぽい会話ができる友達が何人かいるので大事にしてこれからも色んなこと話したいなと思えた。

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    2025年12月16日
  • 新しい哲学の教科書 現代実在論入門

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    ●感想要約:
    近年の「実在論への転回」を手がかりに,メイヤスーやハーマン,ガブリエルらの議論を紹介しながら,哲学を「生きることの問題」として捉え直そうとする入門書だと感じました.「存在はどうやって証明できるのか」という昔からの疑問を持つ自分にとって,特に印象に残ったのは,マルクス・ガブリエルの「世界は存在しない」という考え方でした.宇宙は物理で定義できるが,無数の文化から成る世界は無限で定義できない.だから「存在しない」という説明には腑に落ちるものがあった.また,ある文化を別の文化で理解し尽くそうとすることが全体主義につながる,という指摘は,世界を物理ですべて説明できると思いがちな理系研究者へ

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    2025年12月13日
  • 本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話

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    様々な人が互いの違いを認め合い、そのうえで誰もが納得できる共通了解に向かっていくこと。理論編には納得できる部分が多かったが、実例を読むと、本当に本質と言えるのか疑問を持った。

    「いいケア」とは何かを考える事例では、進行役と四名の参加者によって対話が行われ、最終的に「その人の自覚的・無自覚的な願いを想像したかかわりである。いいケアの実現には、対等性の志向、対話的なかかわり、ケアする人の貢献感が必要である」という結論が示される。しかし、これは本質というより、参加者全員の意見を均等に取り入れた結論に見えた。

    企業の例として紹介されているSCSKの経営理念「夢ある未来を、共につくる」の本質観取につ

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    2025年11月27日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    岩内さんの『〈普遍性〉をつくる哲学』に敗北感を味わったこともあり、新書ならさすがにもう少し歩み寄れるだろうと、今度はこちらを手に取ってみました。

    帯にあるように、なぜスマホを見続けてしまうのか、と私は日々スマホを長々とスクロールした後に自分が嫌になっております。

    なぜスマホを見続けてしまうのか、それはタイトルからも想起させるように、自分(つまり、〈私〉)がないからです。

    いやいや、待って、私は〈私〉があると思ってるんだけど…。

    そんな気持ちで読み進めていくと、どうやらタイトルにある〈私〉は、私がまだたどり着けていない〈私〉かもしれないと思うようになりました。

    自分自身、退屈を防ぐため

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    2025年11月20日
  • <普遍性>をつくる哲学 「幸福」と「自由」をいかに守るか

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    〈普遍性〉という言葉に惹かれて読んだものの、読後の素直な感想は「完敗」。
    それぐらい今の自分には内容が難しくついていけなかったです。。。

    ただ気になって付箋貼った箇所だけもう一度読んでみると、あら不思議、意外とわかるかもしれない。そして納得度も高い。

    〈普遍性〉、つまり、世の中には絶対的な善的幸福があって、人間はそれを求める自由を持っている、そして、その精神でいれば、周りに振り回されることなく自分の自由もみんなの自由も守ることにつながるんだよね、ということだと理解しました。

    この考え方は、最近触れたアリストテレスの哲学とも通ずるし、何より人間は自由のために学ぶし、幸福のために生きてるんだ

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    2025年11月27日
  • 星になっても

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    現象学を中心にした哲学を専門とする著者が、自身の父親の死をライトモチーフにした「群像」での連載をまとめたエッセイ集。SNSの書評が気になって読んでみた。
    静かで淡々としたまなざしのなかに、親愛や知性が見え隠れしていて、いい文章を読んでいるなぁという心地がした。
    お酒が好きだったお父様との記憶をたどり、未知である「死」への不安にゆらぐ息子さんの瞳をみつめ、そこから湧く泡沫をすくいあげるように綴られている。
    死ぬというのは、なんなのか。いつか訪れるであろう身近な人との別れを想像し、さまざまな思いが込み上げた。

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    2025年10月14日
  • 星になっても

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    著者の父親の死から、「生」とは何か、ということを哲学者の目線で書かれたエッセイ集。
    現代の死に対する捉え方が如何に不自然なものか、また子どもに対して死をどう伝えるかといったことが印象的だった。

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    2025年10月07日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    導入に惹かれて読み進めた。
    サイバースペースとの常時接続、暇だからこその悩み、動物化の欲求などたしかに〜!となるポイントがたくさん。
    その後は、わかるようでわからん部分もたくさんあったが、これが理解できたらおもしろいんだろうな〜という期待感がなぜかあって最後まで読めた。

    最後の最後で急に感傷的なエピソードが出てきてそれもよかった。


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    2025年09月22日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    世界があり、それをわたしが正しく知覚する のではなく、わたしが知覚することはわたしの見方でしかないという絶対性と有限性に立ち戻る。そして言葉を通じたコミュニケーションによって他者と共有する。他者の絶対性も自分の絶対性も認めた上で、「間主観的な普遍認識」を獲得しうる。

    ネガティブな感情をただ見つめること。解決しようとしないこと。はむずいけど、「時間が解決する」っていうのはそういうことなんだよなとも

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    2025年09月19日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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     宮台真司・東浩紀・國分功一郎と、日本の現代思想史上の三人を辿り直し、終わりなき日常・動物化・退屈というそれぞれのキーワードを再解釈したうえで、私たちはそのなかでサイバースペースが提供してくる世界に埋没し<私>を見失っている、と著者はいう。その上で、新デカルト主義の立場に立ち、まず自分自身とじっくり向き合い、拙速に決めつけるのではなく判断を保留することや、<私>を大切にするのと同様に、<私>の周囲やサイバースペースで出会うたくさんの<私>のことも大切にすることで<私>がゆたかになっていく、と論じられる。あとがきで「本書を書いている途中で、私はこれを家庭の中で実践できているのか、と何度も反省した

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    2025年08月25日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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     メタバースという現象が一般化する前から、アバターを使って仮想現実に入る体験を少しだけしたことがある。ただそれはあまりにも非現実的で、人物造形も極めて荒かったためにすぐに飽きてしまった。最近のものは知らないが、メタバースというくらいだから、仮想現実というにふさわしいものになっているのだろう。
     最近は現実社会に直視していないのではないかと思われる言動に出会うことがある。分かりやすいのはこの前の選挙である。日本人ファーストを主張した政党は、少なくとも末端の街頭演説では外国人が不当に優遇されており、日本人の職を奪っていると主張していた。確かにコンビニの店員はカタカナの名前の店員ばかりだし、駅で外国

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    2025年08月18日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    デカルトの「我思う、ゆえに我在り」には影響を受けていて、〈私〉を形づくっていると思う。
    弱さや脆さ、自分ではどうにもならないことなどが、〈私〉の実在性を確かなものにしているとあって、〈私〉の内面を見つめ直してみたいと思った。
    スマホを見続けてしまうのは、自己デザインと自己消費を繰り返してしまうからというので、気をつけないといけないと思った。

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    2025年04月29日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    國分功一郎『暇と退屈の倫理学』がとても面白かったので、似たような本として、こちらを読んだ。

    最後のページまで、大変興味深かった。

    多様性――“人それぞれ”という考え方に、違和感を抱いている人は多い。

    「それって本当に自由なのかな?」と。

    いや、確かにそれは自由なのかもしれない。

    が、“人それぞれ”という考え方で得られる自由を、はたして私たちは本当に求めているか。相対主義を徹底した先に、何があるのか、そこに希望があるのか。“孤独”しかないじゃないか、と。

    それに対し、新デカルト主義をもとに、<私>と<私>の共生について、間主観的な共通理解、新たな道筋を示してくれる。

    なんというか、

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    2025年04月05日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    ネタバレ

    最後のところがよかった。のだけど、私は傍点が苦手だということが分かった。著者にはすまないのだが、単に、苦手らしい。こういうのも抵抗のうちではある。

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    2024年05月05日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    新デカルト主義、現象学について分かりやすく書かれており、よく理解できた。全体的に読みやすいが、哲学の入門知識があるとより分かりやすいと思う。引用されている文献に日本の本が多いのが特徴的。

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    2024年02月02日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    サイバースペースへの接続によって情報摂取をし、コンテンツを消費し続けるのは退屈が原因であるが、情報を消費することにも退屈を感じ結局自分が何なのか、何をしたいのかわからなくなる。そこに「私」について、考える隙がない。うまくスマホ依存を言い表している。
    デザインされた「私」からネガティブな部分を排除することで、人間的な本質が見えてこなくなる。人間は持ちつ持たれつで支え合いそこからつながりが生まれる。ネガティブな事柄にもポジティブな役割があることを忘れてはいけない。全く同感だ。無難なコンテンツばかり公開される中で、パッケージ化された善が氾濫し、我々はどこに向かっているのだろうかと時々不思議に思う。ど

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    2024年01月02日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    とても現実的で、実践的な哲学。結局私とは自分が意識的に経験してきたものの総和だということ。
    また、これは全員が持っている普遍であり確信できるもの。だからこそ、経験から語られものが人の心を動かし実用性に富んだものになるのだと思う。
    これを感覚的に分かっている人はいるが、それをこれからの新しい哲学が証明できていることがすごい。
    結局、自分へ内省から外へと繋がっていかなければ揺るがない自分にはならない。揺るがない自分はまた時と共に変容していく。

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    2024年01月01日
  • 〈私〉を取り戻す哲学

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    ネタバレ

    感想
    見えない総体への恐怖。炎上を避け批判から逃れる。しかし本当にやりたいことはなんだろう。耳を傾けて目を見開く。自分の意見を聞いてみる。

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    2023年12月14日
  • 新しい哲学の教科書 現代実在論入門

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    高校の倫理の教科書は実存主義までしか扱いませんが、その後出てきた「新しい哲学」の教科書です。カント以後の観念論をどのように破るかという横糸(実在論)と、「何をしたいわけでもないが、何もしたくないわけでもない」現代人(メランコリスト)がどのように高さ(超越性)と広さ(普遍性)を手にできるかという縦糸(実存論)とを上手く織り上げています。特に実存論と相対主義をどのように乗り越えるかという問題意識は、とても共感できました。

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    2021年03月07日
  • 本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話

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    哲学への向き合い方を考えることができる新書。本質観取の場に出会えたとして、やはり参加することができるだろうかとの迷いは残った。しかし、自身の思考の持ち方を振り返ることができてよかった。

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    2026年05月09日