夏原エヰジのレビュー一覧

  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    仲良し5人組の女友達が個々に抱える生きづらさによって失踪、傷害事件、自殺…と次々と不幸な目にあっていく。
    生きづらさを語る人ほど「生きづらさモドキ」なのでは…
    暇人だからコンプレックスを抱えや嫉妬等余計なことを考え、生きづらさを振りかざすのだろうか…
    心抉られる現代ならではのミステリーでした。

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    2025年05月09日
  • ぜんぶ、あなたのためだから

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    「あなたのためだから」
    この言葉に胡散臭さを感じるのは私だけだろうか?

    夏原エヰジさん、本作もリーダビリティ抜群。
    読んでいて心地良さは皆無だが、イヤミスへの振り切り具合が半端なく一気に読まされる。

    結婚披露宴の最中、新婦・沙也香が吐血して倒れた。
    彼女のシャンパンに毒を入れたのは誰?

    犯人捜しに乗り出した新郎だが、徐々に見えて来る人間の本性。

    タイトルの言葉の裏に潜む偽善と自己満が発覚する度に人間不信に陥っていく。

    私の周りは大丈夫?と、読後きっと誰もが疑心暗鬼に駆り立てられるはず。

    途轍もなく嫌な話だが心をエグられる。

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    2025年04月11日
  • ぜんぶ、あなたのためだから

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    いやー面白かった!!テンポよくサクサク読めます。
    帯の〖全員偽善者〗に惹かれたんですが
    多かれ少なかれ人間なんてみんな[いい人]だし[わるい人]よね。


    でもエピローグにはちょっとびっくりしたな。

    私も先入観で[いい人]のカテゴリにあの方を入れてしまっていたんだな、と。

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    2025年04月06日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    生きづらさを抱える女性五人を取り上げたお話です。様々な生きづらさがありますが、中でも自分は「繊細さん」の章に共感しました。相手を気遣いすぎてしまう人で、平凡な自分にコンプレックスを感じています。自分も不必要に相手を気にしてしまうところがあるので、話が進むにつれて図星をつかれたような感覚でドキドキしていました。文中ではそれぞれ自分の抱える生きづらさを「それでも頑張って生きている自分に酔っているだけ」と表現していましたが、私はそれでもいいのではないかと読み進めていく中で感じました。どんな形であれど、自分を愛せているのなら良いと思います。

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    2025年03月09日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    タイトルからは想像できなかった内容だった、読みやすくて面白かった。女同士はやはり表面上仲良くみえてもやはり怖いものだなと。自分自信も生きづらさを感じて頑張って生きてる自分に酔っているだけなのかもとハッとさせられた

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    2025年01月22日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    わかる〜って共感しまくった
    完全に私はカワイソウっていってほしい側の人間なんだろうな
    自分って卑怯なやつだととことん自覚した本だった

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    2025年01月13日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    ネタバレ

    「本当に大切なのは何かに責任転換することでも他者の承認を得ることでもなくて、生きづらさにもがく自分を、自分自身でありのまま認めてやることなのに…。」

    生きづらさについてとても考えさせられた。

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    2024年12月25日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    ネタバレ

    「この世の中が生きづらい・・・生きづらい中で必死に頑張ってる私・・・もがいてる私・・・かわいそうな私・・・」
    肯定して欲しいんですか?
    あなたみたいに苦しい思いをしている人はたくさんいるのに、自分だけは特別って思ってるんですか?
    カワイソウって言ってあげましょうかw

    世の中に対して生きづらいと感じている5人に焦点を当てた5編から成る小説。
    各章のタイトルは下記の通り
    1,「繊細さん」の生きづらさ
    2,「バリキャリ」の生きづらさ
    3,「専業主婦」の生きづらさ
    4,「インフルエンサー」の生きづらさ
    5,「生きづらさを見つめる人」の生きづらさ

    自分や周りに当てはまる人はいるかもしれない。
    そうい

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    2024年11月16日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    表紙がこういった女の子のイラストの本、流行りなのか増えてるなと思ってた。なのでこの本作もそういう表紙なのかなと思いつつ、憚られながらも(なんか表紙のイラスト感じ悪……)って思っていた訳だが、読み終わるともしかしてわざとなのかなと思えてくる。改めて見ると絶妙な表情をしているなぁ。中表紙の表情違いもなかなか……。
    登場人物と同世代なので全員それぞれにうっすら共感して、うっすら嫌悪感も感じる。面白かったです。

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    2024年10月04日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    最近よく聞く『生きづらい人々』をテーマに
    書かれたイヤミスでした。
    私自身もHSPなのかなと思う節がある
    どちらかというと不器用な生き方をしている方で。。。
    しかし、この本は
    『世の中生きづらいよねー、辛いよねー、
    かわいそうだねー』と慰めてくれるようなものでは全くないです(笑)
    グサグサと刺さるところが多々あります。
    『生きづらい世の中』に胡座をかかず、変えていく努力も大事ですね。

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    2024年09月30日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    ネタバレ

    久しぶりに一気読みしました。生きづらさをテーマにした現代的な小説かと思ったらそうじゃない。ある意味ミステリー?途中「こっわ…」と声が出てしまいました。
    若者と接することが多い職業なので、昭和生まれの根性論で生きてきた私は、現代人(特に若者)は生きづらさを抱えている人多いな〜なんて思っていたので、いやいや、「生きづらさモドキ」もいるのね、と新しい考え方が生まれました。みんな結局自分が大好きw

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    2024年08月13日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    ネタバレ

    最初は自分ごと化できない物語続きで共感できなかったけど、ラストスパートが自分のこと言われていて恥ずかしくなった。
    生きづらいとは感じたことないけど、他力本願だったり環境のせいにしたりカワイソウな自分に酔っていたりするし、虚栄心も大きくなりがちだから自分のこういうところ痛いな、受け入れたいなって思えた。
    でも一方で、リンはこういう気持ちが微塵もなく、偉そうに言える立場なのかなとも思った。
    (物語の役割上しょうがなくはあるが)
    できた人間なんてそうそういなくって、みんなどこかではこういう不完全さ、恥ずかしさも持ち合わせているんじゃないかな?
    だから、考えすぎたり、無駄に揚げ足取りすぎたりするのも違

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    2024年08月02日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    生きづらさがテーマのイヤミス。
    ミステリーは弱めでイヤの要素が強かった。
    仲良しな女同士の嫌な感じと暴力描写。怖かった。ゾワゾワした。

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    2024年07月20日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    タイトルの“w”。
    「コレ、めっちゃ大事。絶対に必要。」
    って勝手に思ってる。
    大事よね?

    ☆第一章 「繊細さん」の生きづらさ
    ☆第二章 「バリキャリ」の生きづらさ
    ☆第三章 「専業主婦」の生きづらさ
    ☆第四章 「インフルエンサー」の生きづらさ
    ☆第五章 「生きづらさを見つめる人」の生きづらさ

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    2024年07月13日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    ほぼいっきよみ、引き込まれました。
    5人の其々の表と裏。友達だと装いながらの本音。
    生きづらい可哀想な私 本当の私 皆わかってくれない わかってほしい 私の気持を満たしてほしい。 
    私がこんなに苦しいのは、貴方や世の中のせい。人せいにして正当化する。モドキは、暇人、といいきる。
    其々の気持ちの中に寛容な理解を示しつつ、自身にも宿る同じ様な感情に気づき、ハッとする。

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    2024年07月10日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    この歳になると、昔話に花を咲かせている瞬間が一番楽しく感じる。それはもしかしたら、「今」が楽しくないことの裏返しかもしれない。

    「そうやって人一倍プライド高いくせに頼られるのは重荷だとか、本当は甘えだいのにとか文句ばっか言ってさ。デキる女に見られてばかりは嫌、でもその辺の女と一緒にされるのも嫌、みたいな。わたしをバリキャリの型にはめないで、本当は弱いところもあるんだから…みたいな?はは、めんどくさすぎ」

    「かまってちゃん」ならぬ、「わかってちゃん」。
    響也くんはわたしを、そう呼んだ。

    わたしは、親子だからというだけでわたしに負担を強いる子どもたちを、うっとうしいとしか思っていなかった。た

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    2024年07月04日
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw

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    非常に面白かった。
    生きづらいと思うことについての考えが広がった。
    やはり人は時間と余裕があると逆にマイナスの方向に思考が巡っていくのかと思う。
    4日間で読み終えた。
    久々に熱中できた本。
    ただ犯人と動機は微妙だった。

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    2024年06月27日
  • 【電子特典付き】冥婚弁護士 クロスオーバー

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    「結婚なんてろくなもんじゃない」
    「真実とクラッシャー」
    「親心というものは、きっと」
    三話収録の連作短編集。

    『カワイソウ、って言ってあげよっかw』でハマった作家さん。
    この作品もテンポが良くて面白かった。

    幽霊になった幼馴染の琴子と、新米弁護士の祐一がタッグを組み事件を解決していく。
    有り得ない設定もなんのその。

    卑屈で毒舌の祐一と、天真爛漫で優しい琴子とのやりとりが最高に楽しい。

    被疑者の供述にまんまと騙されそうになる祐一を、琴子のナイスサポートで嘘を暴いていくのが気持ちいい。

    ほんのり切ない弁護士×幽霊のバディ小説。

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    2024年05月16日
  • Cocoon 京都・不死篇5-巡-

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    いやあ~なんだかいろいろと凄かったけれど、終わった~!(゚ω゚;)でも手離しで喜べずモヤモヤ~(--;)瑠璃さんの事や道満の予言があるからかな?(゜゜;)まあ未来の事は未来の人にお任せね(^-^;)

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    2023年06月01日
  • Cocoon 京都・不死篇4-嗄-

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    前巻で「えーっ!?あの二人って双子の兄弟だったの!!Σ(O_O;)」の弟が今回は「えーっ!?弟とあの人は同一人物だったの(゚A゚;)」に繋がる(--;)このシリーズ。いつも幸せな空気がぽわぽわと漂い始めると、一気に突き落とされるな~(T-T)でも瑠璃の浄土は必ず実現すると、信じているよ(^^)

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    2023年05月25日