夏原エヰジのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「この世の中が生きづらい・・・生きづらい中で必死に頑張ってる私・・・もがいてる私・・・かわいそうな私・・・」
肯定して欲しいんですか?
あなたみたいに苦しい思いをしている人はたくさんいるのに、自分だけは特別って思ってるんですか?
カワイソウって言ってあげましょうかw
世の中に対して生きづらいと感じている5人に焦点を当てた5編から成る小説。
各章のタイトルは下記の通り
1,「繊細さん」の生きづらさ
2,「バリキャリ」の生きづらさ
3,「専業主婦」の生きづらさ
4,「インフルエンサー」の生きづらさ
5,「生きづらさを見つめる人」の生きづらさ
自分や周りに当てはまる人はいるかもしれない。
そうい -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初は自分ごと化できない物語続きで共感できなかったけど、ラストスパートが自分のこと言われていて恥ずかしくなった。
生きづらいとは感じたことないけど、他力本願だったり環境のせいにしたりカワイソウな自分に酔っていたりするし、虚栄心も大きくなりがちだから自分のこういうところ痛いな、受け入れたいなって思えた。
でも一方で、リンはこういう気持ちが微塵もなく、偉そうに言える立場なのかなとも思った。
(物語の役割上しょうがなくはあるが)
できた人間なんてそうそういなくって、みんなどこかではこういう不完全さ、恥ずかしさも持ち合わせているんじゃないかな?
だから、考えすぎたり、無駄に揚げ足取りすぎたりするのも違 -
Posted by ブクログ
この歳になると、昔話に花を咲かせている瞬間が一番楽しく感じる。それはもしかしたら、「今」が楽しくないことの裏返しかもしれない。
「そうやって人一倍プライド高いくせに頼られるのは重荷だとか、本当は甘えだいのにとか文句ばっか言ってさ。デキる女に見られてばかりは嫌、でもその辺の女と一緒にされるのも嫌、みたいな。わたしをバリキャリの型にはめないで、本当は弱いところもあるんだから…みたいな?はは、めんどくさすぎ」
「かまってちゃん」ならぬ、「わかってちゃん」。
響也くんはわたしを、そう呼んだ。
わたしは、親子だからというだけでわたしに負担を強いる子どもたちを、うっとうしいとしか思っていなかった。た