山本直治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書は巷で吹き荒れる公務員バッシングの風潮に対し、「北風と太陽」の寓話を引き合いにだして「北風的な批判は公務員を依怙地にさせるだけ、太陽のように建設的な提案を」と呼びかける。
そして批判の集中する手厚い待遇や天下り、怠慢な勤務実態について検証し、批判の当否だけではなく、なぜ多くの公務員が批判を招くような行動をとるのかについても踏み込んだ分析を示している。
「お役所」の中にいるものからすればそれなりに説得力のある論旨ではあるのだが、「元公務員」という著者の肩書きから、ともすれば言い訳がましく聞こえる部分もあり、肝心の訴えなければならない相手である「公務員では無い一般読者」の心にどれだけ響くかは微妙なところだ。(いや、そもそも本書を手に取るのは公務員周辺の読者だけなのかもしれないが。)
公務員をバッシングしている人たちを突き動かしているのは、おそらく理屈だけではない。何か公務員は国民を一致団結させるための「永遠の敵」であり続けなければならない宿命にある、という気がしてきた今日この頃である。 -
Posted by ブクログ
おそらく、著者が公務員を辞めて民間に移った経験から、公務員の中には民間に出たいと思っている人が少なからずいて、そうした人向けに民間への転職の仕方を説いている。
転職の理由として、「やりたいことが見つかった」とか「閉塞感」とか「専門性が身につかない」とか「頑張りが報われない」場合にというのを挙げている。
まあこれは民間にも言えること。
あと、公務員も楽ではなくなるという点。行政の赤字による給料カットも今後はある。
将来はわからない(いまはまだ安定?)、自殺者が増えている(らしい)、辞職率2%(民間に比べて少なくね?)
んー、感想だから本に書かれている内容に対抗するデータは持ってないけどやっぱり公務員は待遇的にはいい仕事だと思うのです。とくに本を書いてまで煽ることかなあ。ほんとにやりたいことがある人は自分で動いてるし。
で、官だからとか民だからとか関係なくて、その人の今までの経験が生きないキャリアチェンジだったら、転職はどれも同じ難しさだと思う。あとコスト意識とかもその人次第だと思うし。
民でも相当な理由がない限り企業都合で辞めさせられないし。
まあ倒産っていう可能性はあるけど。安定はどっちもどっちかな。
天下り。民間が高い給料を払ってまで必要する人材なら天下りもいいんじゃないって思ってる。天下る人の人脈とか、調整力とか企画力とか企業はお金を出しても欲しい人材やし。でもそれが談合とかになるなら別だなってところ。事実を知らないからなにもわからへんけど。 -
Posted by ブクログ
公務員バッシングについて、適切なところとそうでないところがあるという主旨で書かれた本。
また、なぜ世の中で言われるような「ケシカラン」事態がおこるのか、その原因についても考察されている。
いろんな職種があって本当にたくさんの人がいるのに、「公務員」とくくられることには個人的に違和感を覚える。
事件を起こしたとして、それが「公務員の特権を利用したものなのか」「たまたま公務員だったのか」という視点は必要だと思う。そこはもっと強調してもいいのではないか。
だがしかし、「クビにならない」という利点は大きく見えるんだろうな、と思った。
視点を広げるという点ではいいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
お役所バッシングとは、一種の依存性薬物である。
政治家や公務員を激しく叩いているうちに「正義の自分」に高揚感・陶酔感を持ってしまうのだ。
しかし、過度の批判が政策を歪め、少しずつ日本社会を蝕んでいることに気づいているだろうか?
本書では、元文科省キャリアが、建設的なお役所バッシングの方法を提案する。
「叩き過ぎ」も「叩き足りない」のもダメ。
感情に任せた批判は卒業し、バッシングリテラシーを身につけるべき、と説く。
政治改革が叫ばれる今、国民の意識を根本から変える一冊。
[ 目次 ]
序章 お役所バッシングは終わらない
第1章 こんなバッシングが役所の政策を歪めている
第2章 公務員へのバッシングも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
第3章 私たちはなぜ公務員ばかりバッシングするのか―知られていないだけで、民間だってひどいですよ
第4章 建設的なお役所バッシングへの道―バッシングリテラシーを身につける国民の意識改革
第5章 是々非々の改革とは、愚直で泥臭いイバラの道
終章 社会における「公平さ」を求めて
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
今の日本中の公務員が気にしているのではないでしょうか?
そんな一冊を読みました。
内容は基本的に「キャリアチェンジのすすめ」という一言で表せると思います。
民間に比べて実際のところどうなのかということを詳しく述べています。
もちろん収入面で言えばアップする人、ダウンする人様々ですが一概に転職を勧めているのではなく、もしする人は現実はこうなのだからよくみなさいよと安易な転職は
リスクが高いと言っています。
ですが、著者をはじめキャリアチェンジは民間のみのものではなく、公務員も官僚のみの特権ではないから公務員だってやりたいと思えばしていいんだよって言ってる様に思えます。
そんな人達を応援できるように社会がもっともっと受け皿を作っていけばいいと感じました。