【感想・ネタバレ】お役所バッシングはやめられないのレビュー

あらすじ

お役所バッシングとは、一種の依存性薬物である。政治家や公務員を激しく叩いているうちに「正義の自分」に高揚感・陶酔感を持ってしまうのだ。しかし、過度の批判が政策を歪め、少しずつ日本社会を蝕んでいることに気づいているだろうか?何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」である。近年の耐震強度偽造問題にしてもそうだ。これは個人保護の目的で行われた法改正が、逆に企業の経済活動を縛ることになってしまった典型例であり、政治家に法改正を決断させたのはマスメディアに扇動された世論に他ならないのだ。本書では、元文科省キャリアがお役所バッシングの功罪を論じつつ、建設的なお役所バッシングの方法を提案する。今こそ感情に任せた批判は卒業し、想像力とバランス感覚を兼ね備えた「バッシングリテラシー」を身につけるべき。是々非々の変革とは、愚直で泥臭いイバラの道。政治改革が叫ばれる今、国民の意識を根本から変える一冊。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

○175結局大事な事は、現場の工夫として許してもいい、柔軟なルール運用の範囲を決める「正義感のバランス感覚」ではないでしょうか
★あんまり細かい事を指摘され続けると萎縮するんだよね。
○162「絶対的な権力は絶対的に腐敗する」
★歴史は繰返される。自民党も然りなんだろうな。
○168ルールに厳格であることを貫けば前例主義や事なかれ主義に傾倒することになりますし、柔軟な対応を心がければルールからの逸脱につながりかねないというトレードオフがあるからです。
★バランス、バランス

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2009年10月14日

Posted by ブクログ

これは、書名に惹かれました。どうもお役所の仕事に懐疑的なんですよね、物心付いたときから。そういう意味ではこれまで仕事してくる中で相変わらずなところですね。

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2010年03月11日

Posted by ブクログ

公務員の友達が多く、共感したいと思い手に取った。
バッシングがなぜ起こるのか、生産性のあるバッシングとは?というところが、行動経済学に通じる部分も多く参考になった。
バッシングリテラシーという言葉が登場し、建設的な議論の重要性を感じた。ただの感情に任せた理論のないバッシングはただのオナニーでしかない。そして、それをする大人のなんと多いことか。

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2013年04月16日

Posted by ブクログ

さあみんなも建設的なお役所バッシングをしよう!という本。

何かを変えさせるには、継続的な圧力が必要だが、いわゆるバッシングというのは瞬間最大風速が高くて持続性と密度が弱いため、のど元過ぎれば…という気持ちにしかさせない。行動を変えさせるためには監視側も相応のコストをパワーをかけないと人も組織も変わりませんよ、という内容でした。

正しいが、結局のところは国家戦略をきめる政治の問題が大きいというのはある。

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2012年06月05日

Posted by ブクログ

著者は元公務員、文部省のキャリアーだったが退職して人材コンサルタントをやっている。
著者はよく行われる公務員バッシングの問題点と健全なバッシングについて、論じているが、内容はいささか物足りない。

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2012年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
お役所バッシングとは、一種の依存性薬物である。
政治家や公務員を激しく叩いているうちに「正義の自分」に高揚感・陶酔感を持ってしまうのだ。
しかし、過度の批判が政策を歪め、少しずつ日本社会を蝕んでいることに気づいているだろうか?
本書では、元文科省キャリアが、建設的なお役所バッシングの方法を提案する。
「叩き過ぎ」も「叩き足りない」のもダメ。
感情に任せた批判は卒業し、バッシングリテラシーを身につけるべき、と説く。
政治改革が叫ばれる今、国民の意識を根本から変える一冊。

[ 目次 ]
序章 お役所バッシングは終わらない
第1章 こんなバッシングが役所の政策を歪めている
第2章 公務員へのバッシングも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
第3章 私たちはなぜ公務員ばかりバッシングするのか―知られていないだけで、民間だってひどいですよ
第4章 建設的なお役所バッシングへの道―バッシングリテラシーを身につける国民の意識改革
第5章 是々非々の改革とは、愚直で泥臭いイバラの道
終章 社会における「公平さ」を求めて

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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2011年04月23日

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