あらすじ
「転職」「採用」その前に! だれも書かなかった業界のウソ・ホント。通勤電車やインターネットの広告で目につく「転職」の文字。景気回復の追い風もあり、世は求人難・転職ブームの時代だ。そこで始まる<人材コンサルタント>とのお付き合い。しかしその実態には謎も多いのではないだろうか。本書では、求職者と求人企業を仲介し転職を支援する<人材紹介会社>の内実と賢い利用方法を紹介・伝授する。公務員から人材コンサルタントへの転職を果たした著者自らが明かす、業界のホンネとタテマエとは。“3年で辞める”若者やキャリアアップをめざすビジネスマン、定年後の仕事を探す団塊世代も、優秀な人材を求める企業も、人材業界で働きたい人々も、必読の情報満載! 初の業界うちあけ話。
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Posted by ブクログ
タイトルは過激だけど、決して人材コンサルを批判する本ではない。国家公務員から人材紹介業に身を転じた著者が「人材紹介業とはどんなモノなのか」を初心者に分かりやすく説明し、人材紹介業の未来について提言している。
人材紹介業というのは、肉体的にも精神的にもかなりハードな仕事らしい。「人のために何かしたい」だけではやっていけない業界なんだと感じた。
Posted by ブクログ
春からの新しい仕事のためにリサーチ。報酬の仕組みや業務の裏表、大切なことなどを人材コンサルタント、求人企業、求職者それぞれの観点から述べているので、とても参考になった。
Posted by ブクログ
実はよくコンタクトを受け、コンサルタントの話を聞きに行っているのですが、コンサルタントによって情報提供の仕方が微妙に異なる理由がよくわかりました。
人材紹介会社を使うことに抵抗が全くないので、意外に世の中に知られていないという事実には驚きました。
また、著者が同じ年で同じ大学卒業ということも^^;
この本にも書かれている通り、人材紹介会社は応募先企業との間に入ってもらい、微妙な交渉やスケジュール調整をしてくれるのは大変助かります。
面接の練習をしてくれたところはないな。。
履歴書を直してくれたところはあり、とても助かりました。
また、ストーカーのようにしつこい営業をかけてきて辟易したところもあります。
この本を読めば、どんなコンサルタントが自分に向いているのかが分かるようになります。
今まで数多くのコンサルタントに会ってきましたが、あとあと付き合いを続けたいと思った人は少ないな。。
いろいろな人材紹介会社とコンタクトを取ってきましたが、やはり信頼できると思ったところに絞り込もうと思います。
その他。
大手は一人ひとりの相談を受けている暇がないので、情報提供一辺倒になりがち。→そのとおり。
中小の人材紹介会社は、業界に特化しているところが多く、また、ケアも丁寧である→一般的にそのとおり。
自分より相当若く、ほかに仕事の経験のないコンサルタントはやはり頼りなさげに感じることがありますね。。
あとは、外国人のコンサルタントが多いのは、やはり転職市場は外資系のマーケットだからでしょうか?
そういえば、その部分に触れられていませんでした。
Posted by ブクログ
転職活動をする前の人なら、一度は読んでおいて損はないと思います。それ程、業界事情、人材コンサルタントの見極めが重要だと本書で思わされました。
読んでた時期が時期なだけに、どこぞの転職ノウハウ本と同等、若しくはそれ以上なくらいの良書だったと今でも思います。
Posted by ブクログ
題名の「人材コンサルタント」というのは、人材紹介会社のエージェントのこと。転職するときにいろいろな情報収集の助けになるところから、実際の転職活動の際に事務的な代行をしてくれたり、とこれまで数回の転職をするなかでお世話になった人たち。ただ、彼らの情報をどの程度「正しい」と信じるかについては、少々疑問を感じてもいる。そういった経緯から本書に関心を持ったので購入してみた。読んだ感想としては、人材紹介業の実際について認識が整理されたことと、人材紹介サービスを受ける側の心構えについて再考できたという点がよかったと思う。人材紹介会社のサービスを受けて転職しようと考えている人には十分参考になると思う。結局のところ、決して独りよがりな要望にならないよう、他者の意見をしっかり受け止めて、自分自身が何をしたいか?ということをちゃんと整理することが大切なんだな、という感じか。
Posted by ブクログ
タイトルは過激だが、中身はしっかりしている。人材ビジネス、特に人材紹介業界の仕組みと問題点、そして展望について詳しく書かれた良書だと思う。業界を志望している人、サービスを利用しようと考えている人は読んで損はない一冊。
Posted by ブクログ
文部省のキャリア官僚から人材エージェントに転職したという異色の経歴を持つ著者が人材業界の姿を赤裸々に語る一冊。転職を検討している人も、転職しようとしている人にも非常に役立つ知識が多いわけで。読めば読むほどこの仕事はしたくないな、とか思ったりしてしまうが、やっている人たちはその人達なりの信念を持ってやっていると思うので…それはそれでいいんでしょうね。僕はもう騙されないで大丈夫!と言い切りたいです。
Posted by ブクログ
人材業界の暴露本と思い、購入したのは著者の意図通り。
してやられたーという感じでしたが、やはり人材業界向けの本のように思いました。
今までの業務の思考整理と今後の課題を整理するためには、人材業界に籍を置く人は必読の本。
Posted by ブクログ
この業界に関わる者として、読まないわけにはいかなかった。
わずか2年の業界経験で、非常に的確な業界説明がなされている。
誹謗中傷ではなく、一貫してビジネス構造に着眼した記述がなされているのが特徴だ。
書いてあることは、その通り!
で、どうするかだ。
人のキャリア開発に関わるどこに、「ビジネス」ニーズが存在するかが非常に重要。
絶対に収益活動から逃げ出してはいけない。
ビジネスの中に、マーケットニーズの中に、理念を実現するビジネスモデルを見いだせる会社こそが、次世代の社会を牽引していく力をもつ。