森山光太郎のレビュー一覧

  • 隷王戦記1 フルースィーヤの血盟
     とても面白く読めたし、飽きることなく引き込まれた。登場人物の多さも、それほど気にならない。
     高く評価しながらも評価が3にとどまっているのは、ざっくり言ってしまえば、中盤の展開の平凡さに由来する。月並みであるというよりは、お膳立てされた設定にそって、見えているレールの上をずっと進んでいく感じ。盛り...続きを読む
  • 王都の死神と光を秘めた少女 イスカンダル王国物語2
    反乱騎士と謗られていた男装の少女が試験で勝利し少しずつ周囲の目も変わったか…というときに現れる王家を狙う刺客。それがかつての幼馴染?で才をもつものであるタツミ・アンジュと。 狙いもわからず、しかしアリシアは決意して覚醒する。それもタツミの狙い通り。アリシアは王家から信頼を得て、兄は憂いなく蜂起でき...続きを読む
  • 王立士官学校の秘密の少女 イスカンダル王国物語
    かつて内乱で戦果を上げた少女が剣も握れなくなり、男装の少女として育成機関?「黒の門」へ。表紙は綺麗なイラストで目を引くが、内容はしっかり戦記ぽい。内容と表紙と帯の「落ちこぼれ生徒の正体はスーパーガール」がなんかどういう客層を狙ってるのかよくわからないが…。まだまだ序章、才能を持つ辺境騎士の兄と王家機...続きを読む
  • 王立士官学校の秘密の少女 イスカンダル王国物語
    読み応えはある。
    ただ、主人公の物語前半のトラウマで覚醒するまでがあまりにも長いのと、そのトラウマの理由が読者側からわからないのがイライラしてしまう感は否めない。
    盛り上がってきたところで1巻終了、というのももやもや。
    2巻まで出てから読んだ方がいいかもしれない。
  • 隷王戦記2 カイクバードの裁定

    詰め込み過ぎ

    もうホント「詰め込み過ぎ」の一言に尽きる。
    アルスラーン戦記のオマージュは分かる、でも本家の1/100も魅力ないですわ。
    ※本家も第二部は相当グダグダでしたが、それにも到達してない。

    壮大な物語にしたい気持ちが先走り過ぎた結果、人名だか国名だか分からないレベルで単語がポンポン駆け抜けてゆき...続きを読む