作品一覧

  • 戦ぎらいの無敗大名
    4.7
    1巻1,980円 (税込)
    戦国筑後の盟主・柳川の蒲池家。嫡男の鎮漣はその気弱な性質から姫若と揶揄されて育った。永禄元年(一五五八)毛利元就の豊前侵攻により北部九州は乱れ、大友家からの離反者が続出。だが、佐嘉の龍造寺が毛利と画策した「大友包囲網」は大友に仕える鎮漣の活躍によって崩れた。結果、大友・龍造寺・島津の勢力争いはあたかも大陸の三国時代かのように拮抗し、裏切りも横行するなか、領主・鎮漣の戦いはひたすらに柳川の民を守るためにあり。殺戮増やすまじ。弱肉強食の時代に一筋の光を放つ名君の、知られざる感動の一生。
  • 草莽【そうもう】の臣【しん】
    5.0
    1巻2,530円 (税込)
    益田一族がいなければ、日本は四度滅びていただろう@@白村江の戦い、元寇、秀吉の朝鮮出兵、そして幕末の開国と、外敵から日本を護るため、歴史の裏側で尽力した山陰・益田家の、四つの時代の人々を描く連作集。政治、諜報、戦記、そして文明への志の物語。
  • 隷王戦記1 フルースィーヤの血盟
    4.4
    1~3巻968~1,364円 (税込)
    「降るか、滅びるか」――東方世界を血で染めた覇者エルジャムカは草原の民三十万余へ選択を迫った。次期族長アルディエルは民を護るため降り、剣士カイエンは想い人の神子フランを救うため抗うも敗れ去る。流れ着いた世界の中央、砂漠の都バアルベクで軍人奴隷となったカイエンはやがて、神授の力を行使する英雄たちと、彼らを擁する強大な諸国間の戦乱に身を投じていく……。壮大なる大河ファンタジー戦記、全3巻開幕
  • 弟切抄 ―鎌倉幕府草創記―
    3.3
    1巻1,892円 (税込)
    約700年にわたる武士政権の礎を築いた源氏の血脈。だが平家を討ってなお、争いのない世を構築するためには、まだ流さねばならぬ血があった──大変革を支えた源範頼の人生を描く!!
  • 王立士官学校の秘密の少女 イスカンダル王国物語
    2.8
    1~2巻715円 (税込)
    王立士官学校≪黒の門≫。全土から集まる優秀な生徒たちの中に華奢な美少年が一人。イェレミアス・リーヴライン──真の名はアリシアという。その正体は少女だった。 アリシアは入学早々、有力子弟の一派に目を付けられてしまう。立身出世が約束される学園生活。正体を隠しつつ無事卒業しなくてはならない。 だが彼女にも心強い仲間が。常に寄り添う従者ジークハルトに、腕の立つ少年ユスフ。そして彼女自身にも秘めた才能があって? 陰謀渦巻く壮大な学園ストーリー開幕!
  • 卑弥呼とよばれた少女
    3.0
    1巻1,600円 (税込)
    王家の血を継ぐ15歳の少女、翡翠命は卑弥呼となることを決意する。「唯一を望む者(御真木)」と「唯一を望まねばならぬ者(翡翠命)」、そして「唯一である者(曹叡)」の欲望と信念が交差し、新たな時代の幕開けを描く。
  • 火神子 天孫に抗いし者
    5.0
    1巻1,500円 (税込)
    15歳の少女、翡翠命は王家の血が流れている自分の命を狙う天孫を名乗る御真木の存在を知り、隠れ里を逃げ出す。西へと向かう彼女が目にしたのはもがき苦しむ人々の姿だった──。20代の若き才能が新しい「卑弥呼」を描き切る。
  • 漆黒の狼と白亜の姫騎士 英雄讃歌1
    4.0
    1巻693円 (税込)
    端整な顔立ちに幼さを残す少年──エゼアル・スラヴァード。フェガリ皇国に彗星のごとく現れた将校は、内に恐るべき戦の才を秘めていた。 隣国、アウルム王国にも時同じくして、一人の少女が出現する。神将と名高い元帥の秘蔵っ子ルーナ・ミセリア。 後世、革新の年と呼ばれる大陸暦547年。宿命を背負う少年と少女が出会う時、戦乱の世は大きく動き出す。数多の勇将、知将が交錯する大陸の覇権の行方は? 読み出したら止まらない! 傑作ヒロイックファンタジー登場!

ユーザーレビュー

  • 戦ぎらいの無敗大名

    Posted by ブクログ

    これは面白かった!!
    久しぶりのもう一回読みたいと思えた本でした。

    作者の「隷王戦記」は途中で断念してしまったので、ちょっと・・・と思ってましたが、いやいや期待以上。

    戦国筑後の盟主・柳川の蒲池家。嫡男の鎮漣(しげなみ)姫若などと揶揄されていたが、民のため、妻にみそめられたいがために強くなる。結果、本質が見える人には強く、頭がよく、義にもあつい、素晴らしい男。

    0
    2025年11月28日
  • 戦ぎらいの無敗大名

    Posted by ブクログ

    戦国時代の小説と言えば、勝った負けたの話ばかり。
    こんな戦が苦手な大名の話は初めて読んだ。
    苦手だからこそ、勝ち負けではなく被害を最小限に食い止めようとする。それが結局は、勝利につながる。奥が深い時代小説だった。

    0
    2025年10月04日
  • 草莽【そうもう】の臣【しん】

    Posted by ブクログ

    壮大なフィクションだと思うが、今の時代の我々へのメッセージが詰まっている。

    戦争の悲惨さ、一度起きた戦争は中々終わらない、
    泰平を求めるために、戦争を起こさないために徹底的に戦うことを描き切っている。
    そして、人間の愚かさ、歴史を忘れてしまうことや、衆愚に陥りやすい人の心も抉りだす。
    無知を排し、分かりやすさに流されずに如何に情勢を現実を見るのが大切というのは、SPY×FAMILYの15巻のメッセージにもつながる。

    そして、お役目に徹する覚悟を兼久から学び、狂歌の本で江戸時代が役割に基づいて人のアイデンティティがあったという話と自分の中で一致して、そういう生き方もあるのかと思う。
    立場の異

    0
    2025年04月17日
  • 隷王戦記1 フルースィーヤの血盟

    Posted by ブクログ

    とっても面白い。また、読みやすく、キャラクターも魅力的で最後までスラスラと読むことができた。
    沢山の地名が出てくるが、舞台となる大陸の地図が巻頭に載っているので各都市の位置関係を確認しながら読める。
    この本を読んでいる時点ではすでに完結しているが、全三巻の中でカイエン、マイ、フラン、エルジャムカがどんな運命をたどっていくのか、読むのが楽しみ。

    0
    2023年06月11日
  • 隷王戦記2 カイクバードの裁定

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2巻も安定の面白さ!
    タメルランの行方がすごく気になってたんだけど、出てきて嬉しい!!
    お気に入りキャラはファイエル侯です!茜色の髪の毛をファイエル侯、美しすぎる…
    3巻も楽しみに読んでみます!

    0
    2022年06月09日

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