あらすじ
「降るか、滅びるか」――東方世界を血で染めた覇者エルジャムカは草原の民三十万余へ選択を迫った。次期族長アルディエルは民を護るため降り、剣士カイエンは想い人の神子フランを救うため抗うも敗れ去る。流れ着いた世界の中央、砂漠の都バアルベクで軍人奴隷となったカイエンはやがて、神授の力を行使する英雄たちと、彼らを擁する強大な諸国間の戦乱に身を投じていく……。壮大なる大河ファンタジー戦記、全3巻開幕
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Posted by ブクログ
とっても面白い。また、読みやすく、キャラクターも魅力的で最後までスラスラと読むことができた。
沢山の地名が出てくるが、舞台となる大陸の地図が巻頭に載っているので各都市の位置関係を確認しながら読める。
この本を読んでいる時点ではすでに完結しているが、全三巻の中でカイエン、マイ、フラン、エルジャムカがどんな運命をたどっていくのか、読むのが楽しみ。
Posted by ブクログ
とても面白かった!!
話の展開が急すぎてページを進める手が止まらなかったです笑
たくさんの地名や人名が出てくるけど最初に丁寧にまとめられていて読みやすい!
主人公の魅力に惹かれました
悲劇から始まる物語にあたって、どの様に立ち上がっていくかは、物語の数ほどバリエーションがあると実感することができました。自分は表装に引かれて電子書籍を購入させて頂きましたが、3巻をしっかり集める事が確定したほどのめり込む事が出来ました。是非カイエンとマイの悲願が叶う様に、応援します。またフランなどの重要なキャラクターの行く先を見届けのが楽しみです。
Posted by ブクログ
面白かったです。
中東や中央アジア?を模した世界観は個人的には魅力に感じていないため、作品に入り込んでいくのに時間がかかりましたが、一度入り込んだらあっという間に読み切っちゃいました。
振り返ってみると、やや描写が薄いのかなと思いました。
人物も淡々としたものになっており感情移入があまりできてなかったです。
また、町やその地域の服装、気候や合戦の推移などもやはり描写が薄く、知らない世界と接するワクワク感、ストーリが展開するハラハラドキドキ感が物足りなかったです。
それでも面白いと感じているのは、世界観の広さを感じたからかもしれません。
中東、中央アジア?に加えてヨーロッパを模した?地域も作中に関わっています。また、1巻で主人公が立ち回ることになる中東においても、多くの勢力が存在していることがうまく描写されてます。これらがあって、今後ストーリーがどう展開していくのだろうかとワクワクしていることで面白さを感じているのだと思います。
ということで、
・2巻を読むのが楽しみ
・だけど、描写が物足りない
ということで、星4としました。
Posted by ブクログ
血湧き肉躍るとはこの事でしょう。
久しぶりに読んだ正統派軍記ファンタジーは面白かった。
これから、彼らの生き方がどのように交差していくのか、ワクワクしています。
Posted by ブクログ
とても面白く読めたし、飽きることなく引き込まれた。登場人物の多さも、それほど気にならない。
高く評価しながらも評価が3にとどまっているのは、ざっくり言ってしまえば、中盤の展開の平凡さに由来する。月並みであるというよりは、お膳立てされた設定にそって、見えているレールの上をずっと進んでいく感じ。盛り上がる展開はあるし、前述のように楽しく読めるが、どういう展開になるのか大まかな部分は示唆され続けているために、やや間延びしているように感じてしまう。もう少し波乱があっても良い気がした。
また、「背教者」「守護者」の能力については、あえてかも知れないが、もう少し詳しい記述が欲しいところ。好き好きだろうけど。
とは言えまだ一巻目。明らかに史実をモチーフにしている部分や、インスパイアされているものなどもあって、中々ワクワクすることは間違いない。続きに期待。