あらすじ
「降るか、滅びるか」――東方世界を血で染めた覇者エルジャムカは草原の民三十万余へ選択を迫った。次期族長アルディエルは民を護るため降り、剣士カイエンは想い人の神子フランを救うため抗うも敗れ去る。流れ着いた世界の中央、砂漠の都バアルベクで軍人奴隷となったカイエンはやがて、神授の力を行使する英雄たちと、彼らを擁する強大な諸国間の戦乱に身を投じていく……。壮大なる大河ファンタジー戦記、全3巻開幕
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
主人公の魅力に惹かれました
悲劇から始まる物語にあたって、どの様に立ち上がっていくかは、物語の数ほどバリエーションがあると実感することができました。自分は表装に引かれて電子書籍を購入させて頂きましたが、3巻をしっかり集める事が確定したほどのめり込む事が出来ました。是非カイエンとマイの悲願が叶う様に、応援します。またフランなどの重要なキャラクターの行く先を見届けのが楽しみです。
Posted by ブクログ
血湧き肉躍るとはこの事でしょう。
久しぶりに読んだ正統派軍記ファンタジーは面白かった。
これから、彼らの生き方がどのように交差していくのか、ワクワクしています。
Posted by ブクログ
とても面白く読めたし、飽きることなく引き込まれた。登場人物の多さも、それほど気にならない。
高く評価しながらも評価が3にとどまっているのは、ざっくり言ってしまえば、中盤の展開の平凡さに由来する。月並みであるというよりは、お膳立てされた設定にそって、見えているレールの上をずっと進んでいく感じ。盛り上がる展開はあるし、前述のように楽しく読めるが、どういう展開になるのか大まかな部分は示唆され続けているために、やや間延びしているように感じてしまう。もう少し波乱があっても良い気がした。
また、「背教者」「守護者」の能力については、あえてかも知れないが、もう少し詳しい記述が欲しいところ。好き好きだろうけど。
とは言えまだ一巻目。明らかに史実をモチーフにしている部分や、インスパイアされているものなどもあって、中々ワクワクすることは間違いない。続きに期待。