伊藤敏のレビュー一覧

  • 地図で学ぶ 世界史「再入門」

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    歴史を学ぶ上で「人の移動」という視点を知ることが出来ただけでこの本を読んだ価値がありました。

    では何故人の移動が起こるのか?

    例えば気候変動にの為、蛮族(片方から見た場合)が食糧を奪いにきて移動してきたと考えると納得出来る。

    川北先生の「砂糖の世界史」は砂糖という観点から歴史を見る面白さに気づかせてくれた。

    色々な本を読んで「今まで自分の中になかった」視点、観点に気づかせてくれる本と出会えたのは感謝です。

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    2025年03月29日
  • 地図で学ぶ 世界史「再入門」

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     この著者は予備校の世界史の講師なのであるが、この人の描く世界地図にはシビレました。世界史というのはいくら学んでもその時代の世界全体がどのようになっているのか分かりづらくそれぞれの国の歴史になりがちだ。特に我々日本人は常に日本国という地域が固定している島国にいるため、地理的に国が常に変動している姿がなかなか頭に入ってこないのだ。この著者にかかればどんな時代のどんな世界史的な動きを端的に地図に描いてくれる。こんな講師から世界史を学ぶことができる予備校生を羨ましいと思う。

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    2025年03月29日
  • 地図で学ぶ 世界史「再入門」

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    2025.03.20
    東大や京大受験を考える高一高二のみなさんにオススメできる一冊。
    時間に余裕のあるときに、丁寧に地図帳も側において読めば効果倍増。世界史の「動き」が地図を通して見えてくるから。また、索引もついており、「使える」しためになる一冊。
    自分が受験生のときに出会いたかった。素晴らしいです。若くても歳をとっても歴史の意味を考える一助になります。

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    2025年03月20日
  • 歴史の本質をつかむ「世界史」の読み方

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    分かりやすい。スラスラ読める。ただの通史ではない。だから第1部の通史はあくまでも第2部以降のための前説である。第2部、3部が他の著書と大きく異なる点であり、魅力である。年代や人物名がほとんど登場せず、エピソードや人物ドラマに頼らない。かといって全く退屈せず、最後まで興味深く読み通せるのが本書である。

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    2024年05月06日
  • 歴史の本質をつかむ「世界史」の読み方

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    世界史を勉強するなら、まずこの本を読むべきでしょう。
    中身は、大きく3部で構成されています。
    第Ⅰ部では、時代を、古代、中世、近世、近代の4つの区分に分け、それぞれの時代での出来事の概略が書かれています。ここで、世界史の骨格を掴むことができます。
    第Ⅱ部では、各時代が何なのかが解説されています。例えば、中世はヨーロッパのみの時代区分であり、それはキリスト教と地方分権がキーワードとなると書かれています。「何それ?」という疑問に対して丁寧な説明がなされています。
    第Ⅲ部では、各時代区分での重要な事柄についての解説があります。例えば、古代では帝国主義がキーワードとなるのですが、そこでは「帝国がなにを

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    2023年05月03日
  • 地図で学ぶ 世界史「再入門」

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    ネタバレ

    世界史の学び直しに。
    地図からという点に惹かれて手に取った本

    メモ
    ・神聖ローマ帝国はドイツフランスイタリアにまたがるエリア
    ・フランス革命が各地に波及
    ・水資源の豊かな地域に人口が集中し、文明形成が促された
    ・城壁の有無がむらと都市の違い
    ・領域国家 都市国家連合
     王に任命された官僚が政治を行う仕組みが領域国家
    ・王国はほぼ単一民族、帝国は他民族国家
     帝国ではほぼ必ず交通網の整備が行われる
    ・史上最初の世界帝国とされるのがアッシリア帝国
    ・帝国と国際商業の繁栄は、相互依存が強まることで国家の衰亡にも結びつくように
    ・近年におけるヨーロッパとはローマ・カトリック圏とほぼ同義
    ・近代は科学

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    2025年08月29日
  • 地図で学ぶ 世界史「再入門」

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    ネタバレ

    『新もういちど読む山川世界史』を読みながら、「同時代性や空間的広がりの分かる年代ごとの地図が欲しい」と思うことが何度もあり、地図を自作しようかと悩んでいたところで書店に置かれている本書を見つけ、パラパラとめくってすぐに購入を決めた。

    読む前から分かる本書の特徴はなんと言っても図の多さ。100枚を超える地図や模式図が載っている。歴史の原動力を交易だとして、人と物の移動を軸に地図を使って歴史を見ていく本書の考えも独特で面白かった。
    ただ、他書に比べて扱っている地域や内容が大きく偏っているので(;中国史はかなり省かれ、東〜東南アジアは近代以降の植民地化されてからしか触れられない。インド史もまるっき

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    2025年08月14日
  • 地図で学ぶ 世界史「再入門」

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    地図とともに世界史を解説されると、これほどまでに理解が深まるものかと驚かされる。イギリスにとってインドがなぜ重要であったのか、中東問題の根深さやロシアの南下政策の背景など、従来は曖昧だった疑問が、地図によって鮮明に浮かび上がってくる。本書のような一冊には、もっと早く出会っておきたかったと思わされる。

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    2025年06月06日
  • 地図で学ぶ 世界史「再入門」

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    文明のゆりかご、オリエントの歴史から始まり、現代のロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ紛争まで、各時代の大きな流れを地図を用いて解説。
    もちろん2000年以上の世界史を語るには紙面は少なすぎるが、大きな流れを掴むには丁度良いボリュームだろう。

    こうして世界の大きなトピックスを見てみると、やはり紛争の歴史だとつくづく感じた。
    かくも人間は好戦的なのか。
    人個人を見てみると、、心底悪人は少ないと思うのだが、一旦ナショナリズムと言う観念が心を支配すると、豹変するのだろう。

    歴史の本と言うより、そのような事を考えさせられた。

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    2025年04月12日
  • 地図で学ぶ 世界史「再入門」

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    最近はネットで本を取り寄せることが多くなりましたが、本屋さんで新刊を見て回ることも楽しみの一つです、歴史と地理の好きな私にとっては、ピッタリの本を見つけました。

    ここに書いてある情報や地図には、高校の時に習った教科書に書かれていることかもしれませんが、解説付きで世界中(特に欧州)の国境がどのように変化してきたのか、それはどんな事件が契機となったのかが理解できて楽しかったです。

    以下は気になったポイントです。

    ・青銅(銅・錫合金)は加工しやすく銅よりも硬く武器として需要が高い上に、青銅は出来立ては「眩い黄金色」をしていて儀式用具としても需要が高かった、錫は産地が少なく戦略的価値は今日の石油

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    2025年03月05日
  • 歴史の本質をつかむ「世界史」の読み方

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    代ゼミ講師である著者がわかりやすく世界史のコアイメージを書いたもの。
    第1部:通史
    第2部:時代区分の概説
    第3部:テクノロジーや思想が歴史に与える影響
    のようになっています。

    世界史に慣れていない人は、第3部から2、1部へと逆から読むといいです。

    世界史は、日本史と違って、エリアが広いし宗教別(キリスト教、イスラム教、仏教&儒教)に歴史が語られるので、捉えにくさがありますよね。

    本書は、それぞれの時代とエリアのコアイメージをつかもうとする良書だと思います。星がひとつ少ないのは、第3部を多くしてもらえるともっと楽しく読めたと思うので、その分です。

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    2023年07月02日
  • 歴史を動かした「決戦」の世界史

    購入済み

    コンパクトにはまとまっているが

    24の戦いを普通のサイズの本にしたため、当然なことにコンパクトにはまとまっているが一つ一つの戦いの内容.記述が薄くなってしまっている。戦術面.戦争技術面、戦略面、政治外交面 と今一つ焦点が絞りきれていない。しかし現在進行中のウクライナに関する話は流石に印象深かった。

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    2025年11月21日
  • 歴史を動かした「決戦」の世界史

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    教養としての軍事史ということで読むには、丁度良い内容と思う。個人的には現代戦史の項は、映画やニュースで見たもの、今起こっていることの背景はこういうことか、これからあれに繋がっているんだと改めて知ることが出来た。もし、現代戦史の項に、これから続編が書かれるとなるなら、このところ返り咲いたトランプ大統領が、現在進行形の各紛争に言いたい放題で振る舞っていることの結果がどうなるか?とちょっと不気味な感じがした。

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    2025年02月22日
  • 歴史の本質をつかむ「世界史」の読み方

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    もっと、用語や人名をなくして本質を語れないものだろうか。この手の本の中で、サピエンス全史の切れ味は、本当に最高だな、と思う。

    とはいえ、歴史を時代区分ごとにシステムとしてとらえようという試みは良いと思う。

    ただし、システムであるとするからには、
     バウンダリーがどこにあり、
     内と外の構成要素は何で、
     その間を出入りするものは何か
    といった明確なフレームワークで語る方が良い。
    そうでなければらシステムという軸をもちだす意味がない。

    システムといいつつ、変化でとらえようとしているのではないか。

    前後と変革のドライビングフォースが
    大事なのではないだろうか。

    古代
    分散から統一へ
     王

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    2024年10月03日