【感想・ネタバレ】歴史を動かした「決戦」の世界史のレビュー

あらすじ

軍事面から歴史を新たに捉え直す入門書です。古代から現代までの歴史において重要な意味を持つ「決戦」を取り上げ、戦争が生じた背景から、戦略・戦術、そして戦後の影響までを解説していきます。個々の戦闘勝敗には、戦術はもちろん兵器や兵站、軍事機構、そして地形や気象など、様々な要素が関わってきます。本書ではそうした戦闘の中で生じた選択肢と指揮官の決断に注目し、戦争の歴史的本質に迫ります。古代エジプトのメギッドの戦いから、現代のスターリングラード、湾岸戦争まで、「殲滅と攪乱」「技術革新」「火砲の登場」「軍事機構の近代化」「総力戦」をサブテーマに読み解いていきます。本書で戦争や軍事面から歴史を眺めてみると、時代の特徴や変化を明敏に読み取れるという利点も感じることができるでしょう。歴史を「再発見」できる軍事史入門とも言える一冊です。

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コンパクトにはまとまっているが

24の戦いを普通のサイズの本にしたため、当然なことにコンパクトにはまとまっているが一つ一つの戦いの内容.記述が薄くなってしまっている。戦術面.戦争技術面、戦略面、政治外交面 と今一つ焦点が絞りきれていない。しかし現在進行中のウクライナに関する話は流石に印象深かった。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

教養としての軍事史ということで読むには、丁度良い内容と思う。個人的には現代戦史の項は、映画やニュースで見たもの、今起こっていることの背景はこういうことか、これからあれに繋がっているんだと改めて知ることが出来た。もし、現代戦史の項に、これから続編が書かれるとなるなら、このところ返り咲いたトランプ大統領が、現在進行形の各紛争に言いたい放題で振る舞っていることの結果がどうなるか?とちょっと不気味な感じがした。

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2025年02月22日

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