松もくばのレビュー一覧
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興味の対象に集中すると、色々な事が疎かになってしまうエリアーヌ。
ナイジェルが「避けられてるんじゃ…」と誤解してしまう程に…。
バカ王子クロードの心が離れていった昔を思い出し、ナイジェルで二の舞を演じる可能性に躊躇するエリアーヌ。
そんなところに氷の公爵・ヴィンセントが登場。
無愛想で口下手で、当初はエリアーヌも誤解してしまう程だったけど、最終的には気遣って言われた言葉だと理解出来て好かったね。
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ところで一方のベルカイム王国。王侯貴族らは城の地下牢に幽閉され、国としては終焉間近だけど、周辺国や聖女にも危害が…? -
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長らく無視されてたベルカイム、物語の中では短い時間だったのでしょうか?
そして、バカ王子しか権力者が見えない構図も少し判りました。
国王陛下もお馬鹿で、隠し部屋に籠もっていたんですね。
そして、魔族の国の橋頭堡に成り下がり…。
一方その頃、エリアーヌは精霊の村を再訪し、精霊たちに料理を振舞うのですが、この聖女、転生者では無いんですよね…?
何とも謎な設定な気が…。
精霊の森の水でポーションを作ったり、聖水を作ったり、エリアーヌは活き活きですが、ナイジェルが一寸心配…。
フィリップから預かった宝物の剣、何かを引き込む…? -
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「もう王国を離れた身ですし」ってエリアーヌ、まぁ致し方なしですかね…。
ナイジェルのプロポーズも受容れ、ベルカイム王国の事など知ったこっちゃありませんね。
そんなところへ突如行き倒れで現れた少年は、精霊王を名乗るフィリップ。
瘴気に穢されてしまった精霊の森を救って欲しいと言われ…、何ともトントン拍子で話は進みリンチギハムと精霊たちとの協力関係が生まれる歴史的瞬間に立ち会う事に。
さて、クロードやレティシアの事はどうでも良いけど、民草が困窮するのはエリアーヌも望まぬ訳で、今巻何も無かったけど次巻で動きがある…!? -
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エリアーヌが「共に往きたい」と言う想いを、彼女が傷付く事を恐れて承服できないナイジェル。
そんな彼を諭すドグラス、永きを生きる種の言う事は伊達ではありませんね。
ナイジェルに女神の加護を与えたエリアーヌ、受け手に少しでも邪悪な心があれば苦痛となるだけのその行為、アルベルトの呪いも解かれ一件落着、二人ともお見事でした。
さて、解呪され行き場を失った禍々しいソレは、レティシアの身体に押寄せた様で、人を呪わば穴二つ…。
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上級魔族が攻め込んできたベルカイム王国、なかなか滅びませんけど、真面な国王や宰相らは居ないのか… -
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ナイジェルと一緒に街中デートのエリアーヌ、ちょっとしたトラブルはありましたが、それ以上に問題は呪いのアイテムが街中の商店に相当流通していた事。
その源流はベルカイムの偽聖女レティシアらしく…。
1巻で名前だけ出てきたSS級冒険者アルベルト、ここで初めての顔出し登場でしょうか…。
でも、初登場の途端に傀儡にされるなんて…。
タイトルで『~この国はもう終わりです』となってるのに、バカ王子も偽聖女も結構しぶといですね。
まぁ、ベルカイム王国の事自体を、真の聖女エリアーヌが既に眼中になかった(失念していた)んでしょうけど… -
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ベルカイムがどうなったのか、そんなの知ったこっちゃないですね
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リンチギハムでの暮らしも落ち着いてきたエリアーヌ、そんな彼女の前に何の先触れもなく現れたのは、留学先から帰国したばかりのナイジェルの妹、第一王女セシリー。
そして次いで現れたのは、人に擬態したドラゴン。エリアーヌに会えて満足かと思いきや、巣からの距離が遠くなって念話が困難と言われると、リンチギハムに居座る方向で…。
その上「恋のドラゴン」になると言いだして…。
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クロードは偽聖女レティシアの呪いに完全に囚われた様で、真面な国王や宰相らは居ないのか -
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ベルカイムのバカ王子クロード、真の聖女エリアーヌを国外追放した途端にドラゴンが来襲したのに原因に思い至らない、そのバカさ加減は呆れるばかり…。
と思っていたら、偽聖女レティシアも一応結界とか張れたんですね。
真の聖女には及ぶべくもないみたいですが…。
上質な真の結界より、偽聖女が張った結界の方が凡人にも感知しやすく、まんまと王子を騙すなんてね。
その上、偽聖女は魔力と言うよりも、フェンリルのラルフが掛けられた様な呪いっぽいのは、隣国リンチギハムとの政争に係わっている?
魔族来襲とか、真面な国王や宰相らは居ないのか -
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無料だったので、お試しで読んでみたら、思いの外に面白かった。
悪役令嬢・聖女・追放モノの、或る種のテンプレート通りの作品だが、頭の悪いのに偉ぶってるキャラは居ても極少数を除いて嫌みが無いからなのか、多くのキャラの本音が読者にダダ漏れだからなのか、汚い心を持ったキャラはそのままなれど、作品全体の空気感はゆったり安心して読む事が出来ました。
コミック2巻以降以外にラノベ版もあるみたいで、続きがかなり気になり読みたい本リストに加えました。