前野マドカのレビュー一覧
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ネタバレ家族が幸せになるためのヒントが書かれているが、個人が幸せになるためのヒントにつながっていると思った。
行動指針
①不運な出来事や困難に出くわしても、成長できる機会だと捉える。
5年前に乳がんが見つかって手術をしたまどかさん。そのとらえ方がすごい!通常は、落ち込んでしまうと思うのに、悪くなる前に自分で発見できた、予定よりも早く手術ができたと本当にラッキーだったととらえている。また、放射線治療も経験したが、これも少し成長できたかなととらえているのだ。本当に、幸せになれるかどうかは、物事のとらえ方次第なのだと痛感する。
②言葉を発する前に、言ったら相手がどう思うかを想像する
③信じると決める。そう -
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従業員エンゲージメントの高さに定評のあるポーラ。
同社の社長著作のエンゲージメントハウトゥ本。
「幸せ」の切り口から、マネジャー層がどのように部下をマネジメントし、成果を残していくべきかを記した一冊。
要約すると、「チームメンバーの心理的安全性をいかにして高めていくか」について書かれているのですが、それが手触りの良い言葉選びと、実践しやすい具体的なハウトゥ、そしてリアルな体験談と共に書かれているので、とてもイメージしやすく、また即実践にら繋げられる良書だと思います。
以下、私なりの要約。
◼︎『幸福度』の高さが何に影響するのか?
パフォーマンスだけでなくメンタルヘルスも改善する。
部署や -
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ネタバレ・やってみよう因子
・ありがとう因子
・何とかなる因子
・ありのまま因子
馴染みない言葉であったが、ひとはこれらを満たすことで幸福を感じる。自分も自分以外のひとにとっても幸せと感じる評価ツールだ。ひとが幸せと感じる瞬間はさまざまなものがあり、チームの幸福度を上げることが目標の私にとっては、ありがたいツールだ。定期的に自分と自分達の幸福度をチェックし、自分の目標がずれてないかを確認しようと思う。
幸せのチームづくり7ヶ条は、耳の痛いものから、これやってみようと思うものなど様々あった。個人的にはジャッジしない・正解を求めないことは難しく感じる。今までの経験が活かせなくなっていく、新しいものを取り入 -
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前野隆司さん、前野マドカさんご夫妻の共著による、日本人向けの2022年現在のおける「ウェルビーイング」に関する知見をなるべく平易かつ網羅的に紹介したもの。
ウェルビーイングの必要性を説く言説が激増している昨今、
本書では、世界各国におけるウェルビーイング研究のうち信頼性の高いものを冷静にピックアップしながら歴史的経緯もなぞりつつ解説されているので、
状況整理にかなり役立てることができる。
前野隆司教授の研究と取り組みが最後に紹介しているのを宣伝的と見る向きもあるかもしれないが、活動に対する熱意を思えば極めて自然なことのように感じる。
逆説的な言い方になるけれども、
ウェルビーイングという概 -
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聞き慣れない言葉を知りたくて手に取りました。
ウェルビーイングとは心と体と社会のよい状態のこと。そして、「目的の追求」と「強みの明確化」をすると人は幸せになるとのこと。
確かに、やらされ仕事はつまらないし、強みを明確化すると「やってみよう」「なんとかなる」「ありのままに」という幸せ因子も発揮しやすくなる。これだけは負けないとポジティブになれるし、チャレンジ精神にもつながる。なるほど!と思いました。
また、エンゲージメントは「社員には会社を気に入って働いてほしい」という企業目線の考え方に対し、ウェルビーイングは「そもそも人間は幸せに生きるべき」という人類目線だと学びました。 -
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ウェルビーイング
著:前野 隆司 、 前野 マドカ
身体的、精神的、社会的に良好な状態を、広い意味で健康という。つまり、狭い意味での心身の健康だけでなく、心の豊かな状態である幸福と、社会の良好な状態をつくる福祉を合わせた、心と体と社会のよい状態が「ウェルビーイング」である。
やる気、思いやりやチャレンジ精神、あるいは理念や夢に賛同する心など、やりがいやつながり、利他性などにも関係する状態をウェルビーイング、よい心の状態という。
本書の構成は以下の6章から成る。
①ウェルビーイングとは何か
②社会とウェルビーイング
③ウェルビーイングの研究
④経営とウェルビーイング
⑤地域・家庭とウェルビ -
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幸せを研究している著者によりウェルビーイングをテーマにした案内書のような内容。
前半はウェルビーイング研究の過去からの今に至る経緯と現在のトレンド説明に終始。
第3章くらいから具体例も交え、現在進行中の事例展開もあり興味を持って読めた。個人の働き方、組織のあり方含め、人々がより良く生きる為の方法はまだまだあるのだと感じたし、その為には自分から行動をしていくしかないのだと感じた。
「幸福学」というと少しスピリチュアルな雰囲気もあるが、心とはもともと科学的に解明されていない事も多く、そういうニュアンスになってしまうのは仕方ないが、可能な限り科学的見地からも検証され、世の中への浸透度が高まれば