橘つばさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幻想的な表紙のイラストとは相反して、内容はリアルでとても重苦しい。
両親が離婚して苦しむ少女と、震災で家族を失ったことで声が出なくなってしまった少年の話。
高校生なのにろくに青春らしいこともやれず介護に負われる日々の少女が、同じ境遇のクラスメイトと仲良くなる話。
『変わってる』とか『よくわかんない』と言われてしまうことに恐怖を覚え、学校に馴染めず不登校になった少女の話。
どれも胸を揺さぶられたり共感できる話で、最後は希望がみえるような終わり方になっていてよかった。
身近にあるけど、でも普段は目を向けないようなことが題材にされてるから、この機会にそういうことを考えるきっかけになったと感じる。興味 -
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Posted by ブクログ
いつの間にかこんなにシリーズが増えていたとは。
読書が苦手という人、学校で「朝の○分間読書」がある人、恋をしている人、10代。
そんな人にオススメだ。
もちろんどれにも当てはまらない人にも。
10代を思い出して、胸がときめく。
ま、残念ながら女子校で、先輩を見てときめくこともなかったし、学校があまり好きではなかったので、妄想も多分に含まれるが。
「自慢の彼氏」は、やっちまったな(笑)と意地悪な気持ちが満たされる。
ざ ま あ
的なね。
そんな気持ちを恥ずかしくなんて思わないでよい。
綺麗な心ばかりではないことを自覚するか、現実世界では「いい人」で居続けられるのだ。
「ゲームの行方」秀逸!