染谷和巳のレビュー一覧
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ネタバレ一般的な会社では、誰でもがまず主任クラスになれる。このとき、ひとつの決心をすることがかなり大切だ。今まで仲間だった身近な人たちが、その日を境に、もう仲間ではなくなるということだ。もっといえば、昨日までの同僚に「今日からあなたは私の部下です」と宣言する覚悟を持つことだ。
優秀なじょうしというのは、昇格した翌日から部下との間にいくらかの距離を取れる人である。
「長」の肩書をもらったら「この人が上司だ」と思われるような態度、行動をとらないと、仲良し迎合の関係が続いてしまう。
報告することが部下の義務なら、報告させることは上司の義務である。
成果を挙げてこない部下に笑顔で接する、不思議な上司。そんな態度では、いつまでたっても仕事ができる部下は育たない。
人を育てる。本気で育てようと思ったら、「嫌われたり、憎まれる」ことを覚悟すること。
部下に仕事を教えずに自分だけが必死に働く上司は会社から見れば有能といえない。
「この部下を育てる」と決めたら、たとえ部下が嫌がろうと反発しようと諦めずに教育する。わかるまで、できるまで繰り返し教え込む。できたときは「よくやった」と褒め、さらなる仕事、さらなる難事に挑戦させる。
「仕事は上司の命令によって実行され、部下の報告によって完了する」
人の上に立つ人は、一層の努力が必要である。
不必要に威張る必要などない。命令の出し方は、どんな形でもかまわない。お願いでも依頼でも説得でも強制でも、形がどうであれ命令なのだ。
もし、火急の案件や熟考しても答えが出せないときは、「考えておこう」などと先延ばしにせず、その場で目をつぶって決定してしまうほうがいい。 -
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この本は、私に新しい価値観を与えてくれた本です
今の私の課題は『人に対する影響力』です。
人に関する書籍として、社長の鬼の目を勉強させて頂きました
自分では体験できないような経験知があますことなく書かれていて、新しい世界を見たような感覚になりました
視点のレベルが違う。私がいかに未熟であるかを教えてくれる本です
自分Point
?『鬼』こそ、優れた統率者
鬼とは、信念を持って言うべきことを言い、なすべきことをなす人である。
信念とは“会社のため”“社員のため”“部門のため”をベースとする意思である。
?厳しく叱る
相手の良くしてやろう、直してやろうと真剣に考える人は、一時的に相手を傷つけても厳しく叱る。
厳しく叱ることを否定してはいけない。
?先見性を養う3つの方法
1.歴史に学ぶ
2.囲碁で大局観を養う
3.推理推測の習慣をつける
?器
器は能力人柄で成り立つ。片方だけでは器にならない。
つまり、器は人間の総合力である。
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■上司
A.鬼の指導者とは、できそうもないことに部下を挑戦させ、部下がそれを為し遂げれば、心の底からほめるような指導者である。そのような指導者が、強い人を育てることができる。
B.組織の長に統率力がないと、組織は機能しない。統率力のある人は、部下に命令や強制と感じさせずに、命令や強制を行うことができる。そのカギは、部下の理解、納得、信頼、尊敬を得ること。これがあれば、人は喜んで動く。
C.結束や団結を軽視して自由や個性を尊重していると、組織は機能しなくなる。組織に所属する以上は、組織人としての思考や行動を優先させねばならない。そして、1 つの意思のもとに結束しなければならない。 -
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この本の出会いは薦められて買った本で
自分の尊敬する戦友某不動産のナンバー1営業マン※世間一般で言う1000万円プレイヤーです→の方にすすめられました!すごく尊敬しています。
勢いで「鬼」シリーズ第1弾を買って、そのまた勢いで第2弾まで買ってしまいまして、そのレビューになります。
最初の☆評価は「3」だったのですが、この本を読んで著者「染谷さん」がどんな方かっちょっとわかったので「4」つけちゃいました。
なぜ、「4」をつけたかというと…
はっきり言って同じような内容を書いているのですが
流としては某会社さんの体験談+自分のコメント@これはイイとかこれはこうするべきだ的な事を綴っているのがほとんどです、第1弾も第2弾も同じ流れです、「4」にした要因は文脈自体はなんかてんでまとまってないような気がしますが「熱意」と「生き様」と「修羅場を乗り越えてきたんだな的な」感じが伝わってきました。
社会的実績出てなけりゃそもそも
ベストセラーになるわけがないのですが…それにしてもすごく熱弁されるような方なのかな?というのが伝わり、読み終えた後は心地良さと達成感がありもっと組織と前向きに取り組む姿勢を教えられました※もちろん自分の意見と相違する部分もありましたが…
第2弾はどちらかといえば、リーダー長(部長さん、役員さん、社長さん、会長さん)向けになるのかな?!一般社員さんもリーダーの資質を見極める目を養うにはいい本だと思いました。
しがない、パンピーの意見でした。 -
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ネタバレ*「上司になったら、和気藹々の仲間意識を捨てる」ここを理解せずに曖昧にしている人は結果を出すリーダーにはなれない!
*「あいつ!昨日までは仲間だったのに上司ズラしやがって」と陰口を叩かれる人ほど有能であり、上司としての自覚がある人だ。
*部下に対して命令できる人物か、できない人物か。会社は上司の管理能力をしっかり見ている。「長」の肩書をもらったら「この人が上司だ」だと思われるような態度、行動をとらないと、仲良し迎合の関係が続いてしまう。
*成果を挙げてこない部下に笑顔で接する、不思議な上司。そんな態度では、いつまでたっても仕事ができる部下は育たない。部下が「自分には不可能だ」と思うことをやらせてはじめて、部下は成長するのだ!えこひいきできるのが、プロフェッショナルな管理者。それで嫌気がさして辞める部下が出ても、気に病むことはない。
*上司が厳しくすれば、辞める部下も出てくる。だが、頑張る人も出てくる。つまり・・・、厳しくしなければ、できる部下はさっさと辞めていき、できない人ばかりが残るような弱い会社になってしまう。人を育てる。本気で育てようと思ったら、「嫌われたり、憎まれる」ことを覚悟すること。ここは精神的にきついところだが、逃げてはいけない!
いい上司、やさしい上司、女子社員から可愛いといわれるような上司ーそういう仏の上司ほど、実は人を成長させず、会社の利益にも貢献しない。
*部下に仕事を教えずに自分だけが必死に働く上司は会社から見れば有能といえない!上だけ見ている「よきに計らえ」型上司が増えれば、会社は成り立たなくなってしまう。
*1頭のライオンに率いられた百頭の羊の群れは、一頭の羊に率いられた百頭のライオンの群れに勝つ。
*学生気分やサラリーマン意識は会社にとって邪魔でしかない!サラリーマン意識の強い社員は「労働を売って、その対価を得る」という考え方をする。言われたことはするが、言われないことはしない。規定時間以上に仕事をするのは損だと思っていて、楽な仕事を取りたがり、きつい仕事や難しい仕事は避ける。自分の物は大事にするが、会社の物は粗末に扱う。困難に直面すると、マイナス思考で逃げようとする。今の熾烈な競争社会においては、「船頭多くして船山へ上る」的な会社が業績を落とし、その一方で社長自らが強烈なリーダーシップを発揮している会社が優良企業として輝きをはなっている。
*管理者も、平社員も、経営者も、常日ごろから「勝つためには何が必要か」を考え抜いてほしい。そして自分の心から❝甘え❞を追い出してほしい。そうして手にした強さこそ、下り坂の経済の中では武器になる。
*部下がイヤな顔を見せても有無を言わせない。そういう覚悟がなければ人の上に立つ資格はない!
*きつい仕事をものともしない精神を持とう!
体がもたない?それが命にかかわるような仕事ならば転職すればいい。
「ノルマがきつい」ーそれが誰も達成できていないような極端な数字なら弱音を吐く気持ちもわかる。しかし、仲間の多くが達成しているなら、それは自分の努力不足、能力不足なのだ。ラクして寝ていれば、かえって病気になる。逆に鍛えれば鍛えるほど、人は強くなる。強くなれば、できなかったことでもできるようになることを知ってほしい。
*下が認めるボスになれ!「会社が定めた組織運営上の人」のままでは、上司とはいえない。「私は上司だ。一般の社員とは違う」という自覚は、大事である。この自覚がない人は部下と同じ気持ちでいるので、命令によって部下を動かすことができない。命令される側と命令する側ーこれこそが、部下と上司を大きく分ける、組織で大切な側面である。部下ができたときーそれまでの下の立場のときと一番違う点は、「命令する権限」を与えられたということである。たとえ部下が一人であっても、命令をする側に立つことは、それまでとは天地の開きがある。ところが多くの人は、「権限を付与された」という重要性、その権限の「重さ」に気づかない。「仕事は上司の命令によって実行され、部下の報告によって完了する」ーこれこそは、組織の鉄則である。軍隊を創造していほしい。上官が「あそこが敵の重要拠点なので、これから攻撃する」と命じても、部下がイヤな顔をして動くのをためらうような軍隊では、勝てる戦も勝てないだろう。では、頭ごなしに命令すればいいのか。じつは、それでいいのだ。しかし、命令する側にそれだけの力量がなければダメだ。親分子分の関係、師弟の関係、主君と家来の関係といったように上下の力の差がハッキリしていないと、命令は十分な威力を発揮しない。だから、人の上に立つ人は、一層の努力が必要である。役職手当の数倍の努力を要する。
*部下に人気がある上司になる必要など一切なし!
上司が部下に甘くなる3つの原因。
第1因・思いやり過剰
第2因・自分に甘い
第3因・自由・平等の民主的意識
*部下と一緒になって会社の悪口を言ったときから上司は上司でなくなる!やさしい上司は、自分のほうから部下のところに降りていき、友だちのようになれなれしい態度で接する。一緒に飲み食いして、家庭での恥をもさらけ出して打ち解ける。部下との人間関係は極めて良好である。だが親密になったがゆえに、注意すべきことが注意できなくなる。厳しい命令を、厳しいまま出せなくなる。部下の指導、育成、統率、管理という、上司の役割が果たせなくなる。部下の仲間になってはいけない。指導、育成、統率、管理という上司本来の仕事が困難になってしまう。そして、決して自社をあしざまに言ってはいけない。部下と一緒に自分の会社の悪口を言ったその瞬間から、上司は上司でなくなる。
*Ⅰ規律違反は即、処罰する。
Ⅱどんな些細な規律違反も見逃さない。
Ⅲ一旦下した罰は、途中で緩和したり、撤回してはならない。
規律の緩みは会社の生死にかかわる!
*非常になりきれる「鬼」の心を持たなければ、トップに立つ統率者にはなれない。統率とは、人の心をつかんで人を引っ張て行く能力である。「統率」の原動力は統率者の人間の器の広さ、深さ、大きさにある。これが欠けていれば、下の者は必ず逃げていく。ただ多くの指導者が、このことばかりに気を使い、いつもニコニコをやさしい顔でいる。基本をうやむやにしてしまうやさしさは、上に立つリーダーには有害である。
*「はい」という返事が小さい部下は、上からの指示命令をしっかり受け止めることができていないと思ったほうがいい。なぜ不完全な、不満足な挨拶を許してはならないのか。組織において、仕事は上から下へ命令というかたちで与えられる。呼ばれたときの「はい」という返事、席を立ち上司の前に来たときの「はい」(私は参りました)という返事、命令を聞いた時の「はい」(よくわかりました)という返事。こうした返事が完璧にできる人は、「指示命令を受ける精神的態度」が確立されている。一方、これができていない人は命令を受ける姿勢がなっていない。
*社員には経営者の言葉を教えることから始めなければならない。サラリーマン意識とは、「会社と契約を交わした時間である定時まではガマンして働くが、その時間以外は会社も仕事も関係ない。私のプライベートな時間だから干渉しないでくれ」である。つまりは、終業時刻になると仕事を放り出して帰ってしまう人の意識である。また労働者意識とは、「働きたくはないが生活は保障してくれ」であり、なるべく楽をして、たくさんのお金を要求する人の意識である。
*礼儀をわきまえない人は失格。社内の挨拶だって、お金として返ってくるのだ!挨拶がないということは、あなたと関係を持ちたくないという意思表示である。朝、スーっと入ってきて席についた社員に、あなたは言うべきことがあっても、すぐに口をきく気にはなれない。それは、その社員が「会社もあなたも、私には関りがありません」と拒絶しているように感じるからである。
*部下の挨拶を待つな!自分のほうから進んで挨拶する上司になれ!!部下のお辞儀に横柄にうなずくのは正しくない。挨拶は人間対人間、心と心がお互いを認めるための儀式である。これがないと、警戒心を取り除き、自然に心を開いて付き合えるようになるまで、長い時間と精神的疲労がお互いにかかってしまう。ゆえに、上司のほうから先に挨拶することが正しい。
*挨拶はまず、かたちが大事。それを続ければ心がこもってくる。礼は虚礼でいい。挨拶はかたちでいい。礼は心がこもっていないと意味がないというが、心は外見に表れる。心の中で挨拶しているつもりでも、相手に伝わらなければ失礼になる。かたちがしっかりできれば、心がこもる。まず、歩きながらの挨拶をやめさせよ。まっすぐ立って、きちんと頭を下げて、はっきりと大きな声で「おはようございます」と言って、お辞儀をさせる。
*叱るだけでは人は動かない。
叱るグループ、ほめるグループ、何も言わないグループ、適度に叱り適度にほめるグループー仕事の成果を比べると、一番ダメなのは上司が何も言わないグループ。次にダメなのが叱ってばかりのグループ。その次がほめてばかりいるグループ。最も高い成果を挙げたのは、適度に叱り適度にほめたグループだった。
*部下からの報告を受ける際の3つの心得
①報告を受ける人は、まず第一に冷静でなければならない。
②先入観を持ってはならない。
③「ご苦労さま」とか「あとは私に任せろ」などと、その場でなんらかの見返りを形で示さねばならない。
*部下の反発を吹き飛ばす行動力を持て!
行動力は肉体の力ではない。頭脳の力である。上からの命令を実現するためにどうすればいいか、を考える力である。判断し、決断し、先頭に立って問題を解決する。つまり、問題解決のために、最良の手段・方法を取ることができる上司が「行動力のあるリーダー」として評価される。
上司の行動力を養う7ヶ条
①失敗を恐れずにその場でただちに決定する。
②常にはっきりと、過不足ない具体的な命令を出す。
③部下の反発を恐れずに、ためらわず注意する。
④上層部の顔色を見て、意見をクルクル変えてはいけない。
⑤規律や職場慣習を緩めてはならない。
⑥部下が「社長に言ってください」と言ったら、自分が上司として崖っぷちに立っていると覚悟して反撃せよ。
⑦その場しのぎをやめる。うわべを取り繕わない。汚れ役から逃げない。
*会社の優劣は、そこの社員を見ればわかる。トップと社員が同じ言葉で考え、同じものを見て美しいと感じ、同じ理念で動いている。真、善、美の価値観を共有している。そういう組織の社員は、汚れた仕事を厭わない。進んで重いものを持つ。人が嫌がる仕事をする。困難な仕事でも、「私がやりましょう」と手を挙げる。
そして汗を流す。仕事の工夫をする。改善案を出す。仕事関連の勉強をする。経営やビジネスの勉強をする。会社の同僚、上司、後輩とのコミュニケーションをはかる。夜遅くなっても、その日の仕事はその日のうちに片付けるーそんな社員ばかりの会社が、大きく発展しないわけがない!
*会社という組織の10の真実
①会社にはビジョンと経営理念がある。
②会社は全体が一つの意思に統一された時、強い力を発揮する。
③会社は利益を分配する。
④会社はおのれの生存と名誉(=信用)を第一とする。
⑤会社は仕事ができる人を優遇し、できない人を冷遇する。
⑥会社は命令報告のルールで動く軍隊と同種の組織である。
⑦会社の中には人の上下関係がある。
⑧会社は意欲のある人、会社に対する忠誠心がある人を歓迎する。
⑨会社は運命共同体である。
⑩会社は人間教育の場である。 -
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★本書のメッセージ
ビジネスは闘争。戦う組織を鍛えあげるには、上司が鬼となるしかない
★読んだきっかけ
厳しい仕事とは何か、厳しい組織とは何か考えたくて
★本の概要
鬼上司でなければ、人は動かせない...。社員の教育ができており、会社と社員が一体となって、一つの方向性に向かって動ける組織を作らなければ、人は動けない。
★本の面白かった点、学びになった点
筆者の主張自体は、理解できる。ビジネスで、戦う組織を作らなければ、優しい仏だけで済むはずがない。
ときには、部下にとって嫌なことや、厳しいことを言う必要が出てくるだろう。
甘やかして、一切の指摘をせずに、人が育つ、というのもあり得ない。
ただ、だからといって「全ての企業のすべての上司が鬼になるべし」ということでもないだろう。月並みな感想になるが、ケースバイケースだよね。
鬼になることで、より強くなる組織や個人もいれば、遠回しにオブラートに根回しをしながらフィードバックをしないと、話を全く聞いてくれない人が、いたっておかしくはない。
企業、事業部、組織、上司のキャラ、部下との関係性によるよね。
だから、一概には言えない。ただ、一種のマネジメントの手法として、読んで参考にはなる。それぐらい。
●本のイマイチな点、気になった点
*具体的なノウハウやフレームの提示はない。終始「もっと厳しく接さなければならない。なぜなら~だからだ。」という主張が続く。話の内容として理解はできるが、実行可能な手法として、深いものが学べるわけではない。マネジメントにはそういう価値観もあるよな~~ってことが分かる、という印象
●学んだことをどうアクションに生かすか
*理不尽な上司や厳しい上司がいても「そういう考え方もあるよね」と解釈する
*部下の教育に迷うことや悩むことがあれば、ちょっと鬼に近づいてみる -
Posted by ブクログ
ネタバレ*意識とは知識・教養・感受性、そして価値観と思想だ。
一般に使われている意識という言葉の意味は、つぎのようなものである。
①知識・教養・感受性の程度。これがごく普通の意識の意味である。見聞きしたことをどう感じ、どう思うかが意識である。
②価値観。何を大事にしているかが価値観だが、その人が持っている価値観を意識という言葉で表現する。
③思想。どんな考え方をするか、その人の思想を意識と呼ぶことは多い。
*言葉の入れ替えによって社員の知識を豊かにする、理解力と表現力を伸ばす、これが意識変革の入り口である。
*社員意識からの脱皮の時
社員意識のまま固定化しつつある課長に言いたい。あなたは大人になり、会社に入り、仕事をして生計をたてるようになった。現在、あなたの人生の幸不幸を握っているのは会社である。会社に人生を左右されるのがいやだというなら、そこを離れればいい。離れて一人で何かをすればいい。離れる気がないなら、そして自分の人生を幸福な充実したものにするには、どうすればいいか考えよ。強い会社になってもらわなくてはこまる。社員に十分の待遇ができる会社でなくてはこまる。そのため、トップをはじめ有能な人材が揃っていること。自分もその人材の一人になること。いい商品、いい技術、いいお客を持つこと。社会から支持される会社になること。あなたはトップが何を考えているか、何をしようとしているか理解する。その考えに協調する。部門の目標達成に力を尽くす。自分の仕事能力を磨く。より高い成果をあげる努力をする。汚れた仕事をする。進んで重いをものを持つ。人がいやがる仕事をする。困難な仕事は「私がやりましょう」と手をあげる。汗を流す。仕事の工夫をする。改善案を提出する。仕事の関連分野の勉強をする。経営やビジネスについて勉強する。会社の同僚、上司、後輩とコミュニケーションをはかる。夜遅くなってもその日の仕事はその日のうちに仕上げる。会社のものを大事に使う。仲間の仕事に協力する。小さい不満にこだわるな。会社の欠点を許せ。上司におこられたら感謝せよ。厳しい試練に音をあげるな。忍耐強く仕事せよ。会社のためにと思って行動することが、結局自分の人生の幸福となって戻ってくる。すなわちあなたの心に、会社を肯定し仕事に全力を投入する気持ちが芽生えてきたなら、それが社員意識からの脱皮の時である。
*「休日カット、労働時間増」が必要である。低迷の時代に変わったのだから会社は体制とルールを変えなければならない。勝つ会社は、勝つための手段方法が実行できる。負ける会社はそれができない会社である。
*ではあなたの管理者としての意識はどうか。責任者としての自覚に欠けている。たとえは部門の成績が下がっても平然としている。部下がだらけていてもその姿勢を正そうとしない。部下を指導できない。たとえば挨拶しない部下を挨拶するように変えること一つできない。統率できない。たとえば何かをしようとしても部下の反発にあうとすぐ引っ込めてしまう。これが現状ではないか。なぜこうなのか。大事にしているものが自分の部門や仕事ではないからである。部下と同程度、あるいは部下より少しましな程度の意識しか持ち合わせていないからである。管理者は部下の親でも先生でもない。部下と比べて抜群の能力もない。優れた人格の持ち主でもないし、大きい権限を与えられていない。しかし管理者は部下を動かさなければならない。目標達成に向けて部下全員を規律に従わせ、高い意欲で仕事に立ち向かわせなければならない。人はどんな人の発言に耳を傾けるのか。能力や人格が抜群でなくても、自己の任務に真剣な人なら従う気になる。その人の心の現れである❝姿勢❞が前向きであれば、自然に頭を下げて従おうとするものだ。
*大競争時代とは会社が生き残りをかけて戦う時である。この時社員がばらばらでいれば負ける。社員が一つの意思のもとに一致団結していれば勝つ。これから社員になる内定者に求められるのは、礼儀やビジネスルールはもとより、会社の方針を理解し、共鳴し、その意志に従って行動する姿勢である。つまり「積極参加の会社人間」である。会社の方針やルールに従わない自分勝手人間や、「いつでもこんな会社辞めてやる」という冷たい目の利己的な人間は、会社にマイナスの存在である。もちろん、この研修会社の内定者研修がこうした社員を作ることを目指しているとは思わないが、大競争時代を迎えるにあたっては、向上心のある会社人間の育成こそ急務と謳ってほしいものである。
*「はい」という返事ができないということは、上の指示命令をしっかり受け止めることができないということである。仕事ができないことである。返事だけではない。おはようございます、行ってきます、ただいま、お先に失礼します、こうした挨拶がきちんとできる人は、仕事への意欲が高い。「おはようございます」という明るく大きい声は、「今日も元気でやって来ました、この組織に参加して自分の役割を一生懸命果たします」という意思表示である。こうした挨拶をしない人は、組織のメンバーとしての自覚が欠けており、仕事への意欲も小さい。
*統率とは人の心をつかんで人を引っ張っていくことである。イヤイヤ首に縄をつけて引っ張っても、牛馬同様、人もろくに動くものではない。したがって矛盾するようだが、統率者は下から支持される人間であることが要求される。下の人が喜んでついてくるためには、下の人が共感し、尊敬する心がなくてはならない。金の亡者が「さあ、かせいでこい!」とムチで追い立てても、誰も本気で動きはしない。「統率」の原点は指導者の人間の広さ、深さ、大きさなどにある。これが欠けていれば下の者は必ず逃げていく。ただ多くの指導者、このことばかりに気を遣い、いつもニコニコとやさしい顔でいる。基本をうやむやにしてしまうやさしい気持ちは、上に立つ者には有害である。仁慈の人玄徳が孔明に批判されたように、指導者としてはふやけてしまうのだ。目標を掲げたならその目標に真一文字に突き進む。弱音を吐く者を許さず、脱落する者は打ち捨てて、誘惑を振り切って先頭に立って進む。統率とは自分の考えどおりに行わせることである。そしてその考えを、下が理解してくれればなをよい。だが理解されなくても、反発が予想されても、やると決めたことはやるべきである。自分が作った規則規律を厳重に守らせること。自分が出した命令を厳重に行わせ守らせること。いつ、いかなる時も会社中心の意思を貫いていくこと。これが優れた統率者の基本姿勢である。
*意識は行動に現れる。民主的という言葉に魅入られた幹部は、限りなく民主的な行動をとる。その行動は社長を失望させ、部下の軽蔑を買う。「意識が変われば行動が変わる」と言う。これは真実だが「形が心を作る」という格言もあるように、「行動を変えれば意識が変わる」もまた真実である。あなたが日常の行動を変えれば、あなたの意識が変わってくる。行動力は肉体の力ではない。頭脳の力である。上からの命令を実現するためにどうすればいいか考える。
現場の刻々と変化する局面で起きる問題をどうすればいいか考える。判断し、決断し、先頭に立って問題を解決する。つまり問題解決のために、その時その時、最良の手段・方法を取ることができる能力が行動力である。行動力がない人は、どうすればいいか考えられない。問題に対する最良の解決方法が出てこない。それが、決めるべきことを決めない、上の言いなりで自分の意見を持たない、どっちつかずのあいまいな発言をするなどの、煮え切らない態度となって表面に現れる。
*社長が社員に求めるのは強い生命力と人間味である。明るさ、あたたかみ、聡明、敏捷、活気、忍耐、根性などであるが、一言で言えば人を引き寄せる魅力である。魅力ある社員になりなさい。魅力ある社員になれば何でもできる。作る技術も新製品を開発するアイデアも、接客サービスも、クレーム処理も、一流になるのは軽いこと。主任も店長も経営幹部も難なく務まる。独立して社長になってもうまくいく。これが社長の考え方である。
*人に好影響を与える息を吐き続ける条件としては、
第一に肉体が丈夫で健康である。
第二に家庭が円満である。
第三に人のあら探しをしない
第四に人を信用して人に任せる
第五に仕事以外の趣味を持つ
第六に心のそこから何でも話せる友人を持つ
第七に冗談を言って笑う時を持つこと
といったことが挙げられる。社長以下会社の指導者層が、いい息を吐くことが大事である。それが社員の健全な呼吸を生む。悪い息をしている社員も、上司の吐いたきれいな空気を吸って感化されるからである。
*一般社員が持つべき経営者意識とは、つぎのようなものだと言われている。
①帰属意識。会社全体の中で自分が果たしている役割を十分に自覚する。部分ではなく全体の安定と向上を考える。業績低迷など問題が起きたら、先頭に立って真正面から問題解決に取り組む。会社に不満があっても批判しない。上に意見具申して聞き入れられなくても黙って耐える。社会に対して誇ることができる会社にしようと全力をそそぐ。
②原価意識。新しい顧客を開拓する。顧客第一主義を実践する。これによってより多い利益を出す。またむだを省く。もっと安くできないか、もっと経費を節約できないかを常に考える。製造や管理部員であっても自分がいくら利益を出しているか、いくら会社に損失を与えているかを把握して、行動の指針にする。
③商人意識。社員は農民でも職人でもない。商人である。商人は利益感覚が鋭敏である。儲けるために工夫改善しアイデアを出す。職場の問題点を見つけて「どうすればいいか」考え解決していく。いいと思ったことは即実行し、悪いと思ったことはすぐやめる行動力を持っている。
*第一に自分自身を変える。マイナスの意識をプラスに変える。「よし、私が会社を改革してみせる」と決意する。
第二に即行動する。自分が模範を示す。してみせて、行って聞かせて部下を動かす。
第三に敵をやっつける。会社の足を引っ張る不満分子は敵である。自分の陣地の中を敵が横行するのを許してはならない。
第四に同志をつくる。改革は一人ではできない。自分の考えを理解してもらう努力を惜しまない。
第五に社長の理解を得る。改革に真剣に取り組んでいるあなたをを拒否する社長はいないはずだ。しかし、社長とよく話して同意を得ておく必要はある。
第六に人を大事にする。社員に思いやりを持って接する。わからない人には根気よく何度でも説いて心と心をつないでいく。
第七に継続する。信念を貫く。家族の了解、協力を得て全精力をここに注ぐ。こうすればあなたは会社を立て直すことができる。中小企業で会社を改革するのはたやすいことだ。出世するのも簡単、社長になるのも簡単。あなたが❝意識❞を変えさえすればいいのだ。民主的意識を捨てて、侍意識を確立すればいいのだ。 -
ネタバレ 購入済み
鬼
鬼と言うから、ドンだけと言うから恐る恐る読破
何てことはない内容が次々と、書かれなるほど感漫才です。当たり前のことができない人が増えていて、そういうのがどういうわけか、人を管理することになっているのが、現実となっている以上、こういう発想でもしないかぎり人は着いてこないということなのです。現代の考え方の不可思議さには圧力でたいこうする。そういう、力強いものでもない限り周りを、変えていけないし、実行されることもない!言ってみれば当たり前の考え方なのだと、思えます。