平賀充記のレビュー一覧
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若者とのコミュニケーションのキーワード:上から目線ではないフラット目線、一人ひとりを意識した個人レベルの対応、レスポンスの重要性、そして、一般的なマネジメントセオリー:①まず関係性を作る、②共感を育み心理的安全を提供する、③内発的動機に点火する。最近の若者は、マズローの要求5段階の①生理欲求、②安全欲求はすでに満たされていて、③社会欲求から始まるという説明になるほどと思う。後半のちゃぶ台返しが重い言葉。ダメなら辞められても仕方ない、「テンプレがほしい」と言われても「ここで与えてはいけない」と判断するならそれが正解、若者を辞めさせないために働いているわけではない。
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最近、自分の勤めている会社でも、辞める若者が多いように思うので、読んでみました。
なかなか示唆に富んだ本です。
以前、ある人が、「日本の就職は、就職ではなく、就社だ」と言っていました。
つまり、日本での就職は、何らかの「職」に就く、というよりは、「会社に勤める」ことを意味しています。
この点が変わりつつあり、最近の若者は、「就社」ではなく、「就職」という意識を持っているようなのです。
その方が結果として、勤めている会社への貢献度が高くなり、結果として、社会への貢献度も高くなり、自身の満足度や自己成長につながる、という考えのようです。
そう言われてみると、自分なんかは、むしろそう -
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「勉強をする意味なんてない」「どうしてそんな面倒なことをしなければならないのか」「どうでもいい」「やる気が出ない」ーーーーー
令和4年1月現在、私は、自分より10歳年下の子供たち35名を生徒にもつ、とある田舎の高校教諭である。
自分もつい最近まで彼らと同じような心境でいたはずなのに、いざその気持ちを理解しようと試みると、汲み取ることができない。自分の思うような行動をしてくれず、腹が立ち、感情的な指導になる。
そんな負の連鎖を断ち切りたく、本書を手に取った。子供たちの心情とその背景を理解したい一心であった。
結論から言うと、今を生きる若者と、たくさんの経験を積んできた年配者は、違う。考え方も -
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ネタバレ・本書の「若者」と「オトナ」の定義が曖昧。私はどちらに入るのか解らず読み進め、読み終わった。
・オトナがよかれと思って言ったりやったりしていることが、若者たちには「やってらんねー」になってしまう、この不幸な現状。
・3つほど「よかれと思うオトナ」VS「それが不満な若者」になってしまっている典型的なケース
―「メール送付のリマインド問題」
・大事なことはメールで済ませないで口頭で連絡がほしい。メール多すぎて埋もれるから。
→ 申し訳ありませんといいつつ、納得していない表情。
(仕事のメールなんだから見落とすなよ。逆に俺が見落としたら怒るやん)
―「やる気アップのインセンテ -
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★本書のメッセージ
これからは、やること1つ1つに意味・目的をしっかり共有することが大事右肩上がりの時代に通用していたマネジメントは通用しない。
★読んだきっかけ
自分自身が「突然辞める」若者になりそうだったので
★本の概要
現代の若者が、就職までにどのような価値観の中で生きているのかが、丁寧に述べられれている。あまり、タイトルに沿った内容ではなく、「現代の若者が仕事に求める価値観とは」という内容
★本の面白かった点、学びになった点
■自分の志向性がわりとこの本のフレームで説明できてしまう点。この本では、現在の若者の心の特性を5つの様式で説明している。そのうちの2つがかなり当てはまる
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