【感想・ネタバレ】なぜ最近の若者は突然辞めるのかのレビュー

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Posted by ブクログ

良かった。的確。

プチ褒め。量より質。
感想というアウトプットを求めること。
叱るときは、叱るからの褒め。ツンデレで言わないとダメ。
フォーマットを求めたがる。

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2020年06月27日

Posted by ブクログ

最近、自分の勤めている会社でも、辞める若者が多いように思うので、読んでみました。
なかなか示唆に富んだ本です。

以前、ある人が、「日本の就職は、就職ではなく、就社だ」と言っていました。
つまり、日本での就職は、何らかの「職」に就く、というよりは、「会社に勤める」ことを意味しています。
この点が変わりつつあり、最近の若者は、「就社」ではなく、「就職」という意識を持っているようなのです。
その方が結果として、勤めている会社への貢献度が高くなり、結果として、社会への貢献度も高くなり、自身の満足度や自己成長につながる、という考えのようです。

そう言われてみると、自分なんかは、むしろそういう若者の考え方の方がしっくりくるので、すごく納得できました。

ちなみに、この本、若者の退職も、大きなテーマではありますが、実は、若者の生態の理解に、もっと重点を置いています。
そして、その点が、この本の特長といえると思います。
ですので、若者との接し方に困っている方にオススメです。

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2019年11月09日

Posted by ブクログ

 両者の考え方の違いがよくわかってとても面白かった。どちらかというと私は若者の考え方に共感することが多かったが、教えを請う新人の立場が多いせいだろう。教える側に回ると上司側の思考に共感するのだろうか。終身雇用時代の昭和の働き方を変える努力はもちろん上司側が取り組まなければいけないが、片方だけが寄り添うのではなく、双方が互いを理解しようと歩み寄る姿勢も大事と感じる。

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2024年05月20日

Posted by ブクログ

若者側として

やっぱり、納得いくものもあったし、これは自分では無いなと感じるものもあった
世代が育ってきた環境によって大体同じような考えが生まれてしまうことに納得がいった

他の人と一緒はなんだか嫌だが、結局は若者思考に陥っており世間の理不尽さなどを許せないでいるのはブレないなと思った

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2023年09月04日

Posted by ブクログ

今時の若者は、、という普段何気なく話題に上がってくる若者の考え方や時代背景について理解を深めることができた。
納得感、共感度の高い1冊!

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2023年04月11日

Posted by ブクログ

☆3.85
現職を辞めたい訳ではないが、若者当事者である自分の気持ちを言語化して客観的に見れたら面白いかなと思い購入しましたが、中々面白かったです。
私は割と郷に入っては郷に従えと思っているので特に不満は無いが、昭和の考え方を未だに持ち合わせているおじさんには叩きつけたい一冊ではあると感じました。

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2023年01月06日

Posted by ブクログ

いわゆる若者と、いわゆる大人を対立して書いた本。ざっくりと二項対立させているだけなので、それぞれがどんな人なのかと言う定義付けがされていない。

両者はこんなにも立場が違うのかと思う。自分はどちらかと言うと若者、だけれども若者完全理解できるわけではない。

終身雇用のマネージメントは、本来のマネージメントは別物。

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2022年07月12日

Posted by ブクログ

「勉強をする意味なんてない」「どうしてそんな面倒なことをしなければならないのか」「どうでもいい」「やる気が出ない」ーーーーー

令和4年1月現在、私は、自分より10歳年下の子供たち35名を生徒にもつ、とある田舎の高校教諭である。
自分もつい最近まで彼らと同じような心境でいたはずなのに、いざその気持ちを理解しようと試みると、汲み取ることができない。自分の思うような行動をしてくれず、腹が立ち、感情的な指導になる。
そんな負の連鎖を断ち切りたく、本書を手に取った。子供たちの心情とその背景を理解したい一心であった。

結論から言うと、今を生きる若者と、たくさんの経験を積んできた年配者は、違う。考え方も、生きる目的もはっきりと違う。ただしそれは、生きてきた時代が大きく異なるためであり、それにより価値観が異なるのは、至極当然なことなのである。

初めに、若者たちはスピーディで変化の速い時代を生きている。疑問があればすぐに調べ答えを見つける。今の教育が「思考力・判断力・表現力」を高めさせようとしているように、知識はあくまでベースで、それらをどう活用するかが彼らにとって本質なのである。
対し年配者は、答えを与えられない時代を生きてきた。その中で自らがゼロから考えて、時には周囲と連携を図りながら、逞しく生きてきたのである。
このようにそもそもの前提が異なるのだから、特に仕事の場面で歪みが生じるのは当然のことであろう。
さらに若者たちは会社というコミュニティに重きを置いていない。SNS時代を生きる彼らにとって、様々な就労スタイルがあり、自分らしく生きることが素晴らしいというのが常識なのである。年配者との歪みが積み重なり、限界が来ると退職に結びつきかねないだろう。

そんなすれ違いの中でどう若者たちと関わっていくか。私が強く納得したのは大きく2点ある。

1つは、若者たちの欲求が何かを理解するということだ。マズローの欲求5段階説によると、ヒトの欲求は5段階に別れており、一つづつ満たされ上位欲求に達する。もっとも下位に位置するのが生理欲求、順に安全欲求、社会欲求、承認欲求、自己実現欲求である。このうち現代人は十分な資源に恵まれているため生理欲求と安全欲求は初めから達成されている。したがって若者たちはその分社会欲求(すなわち、どこかに所属していたいという欲求)と承認欲求(誰かに認められたい)が肥大しているのである。このことを理解していないと、「こいつら、外見ばっかり気にしてめんどくせえ」になりかねない。

2つ目は、上記のことを理解した上で、一般的なマネジメントセオリーに結びつけることが、若者と和解していくために必要ということである。
それは①信頼関係を築く、②心理的安全の提供、③内発的動機付けを図る、という手法である。
この3つを達成するためには、まず指導者自身が素を曝け出し、安心感を与え、また本人が築けていないような長所を見つけ出すことが必要である。それにより若者は、自分の力を十二分に発揮し、かつ向上心を持って活動できるようになる。
先人の知恵や教訓を与えるだけではダメなのだ。

繰り返しになるが、若者と年配者は違う。だからこそその違いを分かち合おうとしないことには解決の糸口は見えない。
これから先の社会はさらに変動し続けることと思うが、年齢に関係なく、変化に対応していくことができる人間に育てていきたいと強く感じる。

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2022年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・本書の「若者」と「オトナ」の定義が曖昧。私はどちらに入るのか解らず読み進め、読み終わった。

・オトナがよかれと思って言ったりやったりしていることが、若者たちには「やってらんねー」になってしまう、この不幸な現状。
・3つほど「よかれと思うオトナ」VS「それが不満な若者」になってしまっている典型的なケース
 ―「メール送付のリマインド問題」
  ・大事なことはメールで済ませないで口頭で連絡がほしい。メール多すぎて埋もれるから。
   → 申し訳ありませんといいつつ、納得していない表情。
    (仕事のメールなんだから見落とすなよ。逆に俺が見落としたら怒るやん)
 ―「やる気アップのインセンティブ問題」
  ・2年目の子が売上トップだったので、朝礼で前に来てもらって、全員で祝福してもらった。
   → 讃えられている子は居心地が悪そう。
    (自分だけ意識高い風に見られるし、先輩に気を使うし、いい子ちゃんに思われちゃう…)
 ―「仕事なんでもテンプレ化問題」
  ・若者はすぐ答えを欲しがる。自分たちの頃は先輩のやり方を見て盗んだ。考えない子になっちゃう。
   → 答えがあるなら、それを参考にした方が無駄がなくて良い。
    (ただ、逆にマニュアル通りであれば、自分がわざわざやる必要もない)

・「イマドキの若いやつは…」の最古の事例は約5000年前の古代エジプトの壁画に象形文字で記されている。
・古代ギリシアの哲学者プラトンも「最近の若者は、目上の者を尊敬せず、親に反抗、法律無視、妄想にふけって道徳心のかけらもない」と嘆いている
・オトナが「イマドキの若いやつは…」というのは、時代についていけないことを無意識に察している。

・戦後最大の世代間ギャップは「ゆとり世代(1987年~2003年生まれ)」と「ポスト団塊ジュニア(1975年~1981年生まれ)」の間。
 2021年現在、ゆとり世代は18~34歳、ポスト団塊ジュニア世代は40歳~46歳。

・SNS上で生きてきたゆとり世代を理解する為に、SNSに対する彼らの感覚を理解する必要がある。
 ―フェイスブックは名刺や履歴書。若者たちはめったに更新しない。
 ―ツイッターは便利な情報収集ツール。つぶやく側も役立つ価値の有る情報を意識する。
  逆に役立たたない情報は裏アカでつぶやく。複数のアカウント・キャラを使い分ける。
 ―インスタグラムは承認欲求を満たすためのツールっぽい。基本的には24時間で自動的に消える「ストーリーズ」にアップする。
  その場のノリ感。

・上記のなんとなく共有されている使い方を逸脱したときに、仲間はずれになるリスクが発生する。
 ルール/マナーを守っているか、お互いに監視しあっている。SNS村社会。

・インスタグラム。思い切って買ったブランド物の洋服があったとする。見て欲しいと思った時、服を着た自撮りをドーンとアップしたりはしない。
 みんなで撮ったパーティの写真に写り込ませたり、服をさり気なく着用しつつペットを抱いた写真を投稿したりする。
 そこに、「その服新しく買ったの?かわいい!」などとリプライが返ってこようものなら、小さくガッツポーズ。
 (気付いてもらうのを茉。)

・自己表現は限りなく曖昧に。「このパスタ、普通に美味しくない?」「ナシよりのアリ」「わかりみが深い」
 はっきりと断定するには勇気がいる。発言の主体性を薄くする心理が働く。
 否定された時の自己防衛の為だけであって、自分の本音はしっかり持っている。

・若者たちは「キャラ的に」とよく口にする。誰がどのような性格であるかを、強く意識している。
 ツイッターのアカウントは3つ、インスタのアカウントは2つなどが当たり前。アカウントごとにキャラ付けがある。
 目立ちたいけど、目立ちすぎるのはリスク。

・職場で独り言のように「あー、最悪」とか「もうヤバい、しんどい」に対して、上司や同僚が「どうしたの?」と声をかけて
 「なんでも無いです。大丈夫です。」と帰ってきたときは、ほぼ大丈夫ではない。
 「すごく大変な仕事お願いしちゃったけど、すごく頑張ってるよね」。共感からの承認、コレが最大の薬。

・若者が望んでいるのは、先輩や上司ではなく、仲間。師匠や弟子ではなく、ひとつの仕事を協力して成し遂げる仲間。
 若者たちはマウンティングに敏感。「自分のほうが上」と知識をひけらかしたり、一方的に話す人にアレルギー反応を示す。

・若者に理不尽な上司とは?と聞いてみたところ、指示がコロコロ変わる上司や、簡単に前言を覆す上司という意見が多数。

・若者:タテ社会が苦手で、常に周りから見える自分を気にしていて、超合理的
 対応は、①まず関係性を作る、②共感を育み、心理的安全を提供する、③内発的動機に着火する、という王道のプロセス

・名前を呼ぶことは承認欲求を満たすことにつながるので、会議などであえて名前を呼ぶとか
 可能であればあだ名を付けるとかが効果的。

・若者が「自分がここにいていいんだ」と感じられる居場所づくりが重要だが、一歩進んだ「何を言っても否定せずに受け止めてくれる」居場所づくりも大事。

・ジョハリの窓。「秘密の窓」と「盲点の窓」が信頼関係を築くのに必要。
 ―秘密の窓:隠している自己をさらけ出す。自分の半生(失敗談中心)を語るとか。
 ―盲点の窓:自分は気づいていないけれど、他人に見えている自分。をうまく刺激する。

・目標を与えるのではなく、目標を共有する。自分が役に立っていることを感じてもらう。
 ただ、10割言われたとおりにしろはNG。8割テンプレ・2割余白がベスト。
 若者は無駄なやり直しが大嫌い。答えを示しつつ工夫する余地も与える。

・SNS村社会の若者には「守破離」の感覚が備わっている。
 守:最初は型にハマろうとする。自撮りが流行すれば、自分も自撮りする。
 破:型にハマると次はちょっとだけ独自の使い方を開発する。
 離:独自の使い方がハマってブームになると、自分がコミュニティを立ち上げる。
 つまり、最初はベースの型を欲しがる。言うとおりにしろと命令されたいわけではない。

・ワークライフバランスは人それぞれ。今の時代でも、生活の殆どを職場に捧げたいという若者もいるし
 残業は絶対したくないという若者もいる。
 現在は複業チックで、休日や夜間に仕事をして「とても大事なこと」ができなくなってしまう会社はまっぴら
 という人もいる。

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2021年07月08日

Posted by ブクログ

どちらかというと若者に属する私は上司が抱えている悩みを知ることができた。
若者からすると、当然でしょと思うことが書かれていて、それは年上からすると違和感があることなのかと思った
20200105

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2020年01月05日

Posted by ブクログ

★本書のメッセージ
これからは、やること1つ1つに意味・目的をしっかり共有することが大事右肩上がりの時代に通用していたマネジメントは通用しない。

★読んだきっかけ
自分自身が「突然辞める」若者になりそうだったので

★本の概要
現代の若者が、就職までにどのような価値観の中で生きているのかが、丁寧に述べられれている。あまり、タイトルに沿った内容ではなく、「現代の若者が仕事に求める価値観とは」という内容

★本の面白かった点、学びになった点
■自分の志向性がわりとこの本のフレームで説明できてしまう点。この本では、現在の若者の心の特性を5つの様式で説明している。そのうちの2つがかなり当てはまる
*5つーヨコ社会、過剰忖度、イミ漬け、相対的自意識、時間価値
→これらが今の若者の行動を占める価値観となっていることを示す
→実際に、私はこの中での「イミ漬け」「時間価値」に相当な価値を置いており、そのために転職をしたくなっているのだと思う
*「イミ漬け」...自分の中で、この企業を成長させていきたいと思えないと、動けない
・特に、私は、会社にとっての目的だけでなく、顧客にとっての意味ある、意義ある行いでないと、動きづらいのだろう
*「石の上で3年も費やすムダ」..."何事もつづけることで道が開けると信じて、「石の上にも3年」を地で行っていた時代もありましたが、今の若者は3年も時間を無駄にできません。せいぜい3分です"には、ちょとっと笑った
*自分は、ヨコ意識に基づいて、目立ちたくないと思っているのかもしれない、というよりは、どこまでも好き勝手にやっていきたい、という思いがあるから、という気がする
p166「若者はお客様のためになら頑張れる」という記述、そのまま私に当てはまる。高い値段でオプションをつけて顧客に売りつけるよりも、値引きして客に貢献したいと、確かに思う
→目先のオプション金額ではなく「顧客にとって何がいいことなのか」を尊重して語ることが大切

●本のイマイチな点、気になった点
*若者が突然辞める理由は、別に若者の価値観が変容しているというよりは、転職ビジネスが産業化したことで、転職先が容易に見つかるようになった背景が強い、ということ
→もちろん、今の若者の価値観が変容しているために、職場における「違うな」とお思う頻度が増え、それが退職につながっている、という背景はあるが
*参考文献や図書をもうちょっと示してほしい。「どうやら最近は~なようです」とだけ言い切るのではなく。

●学んだことをどうアクションに生かすか
・同年代と仕事、分析するときに本著内容を思い浮かべ、整理する
・後輩へのフィードバックするときに意識する

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2020年05月18日

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