P・F・ドラッカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
The Ecological Vision の邦訳であるが、各章のつながりが不自然で、目次を原著と突き合わせてみると、残念ながら、31章のうちの13章の抜粋版だった。
冒頭でドラッカーが述べているように、未完の本に含める予定だった一つの部品としてみるほうが正しいのかもしれない。
貴重なドラッカの遺品の1つとしてみることもできる。
Ⅰ部、Ⅱ部の、アメリカに関する記載の部分に、参考となるものが多かった。気になったのは以下
・アメリカの象徴的な人物は、アブラハム・リンカーンである。
・アメリカに特有の理念と制度は、政治の領域にある。今日のアメリカは最も歴史のある徹底した世俗的国家である。(アメリカ -
Posted by ブクログ
●読むキッカケ
・なんとなくドラッガーの様な読み応えのある本を読みたくなったから
・未来予測系の話を読みたくなったから
●サマリー
・プロフェッショナル社会におけるセルフマネジメントの項目に、
共感や学びを得ることが出来た。
●ネクストアクション
●メモ
・強みを知るためには、何かを始める際に、自分が発揮できる価値を書き留めておき、
一定期間後に実際にどうだったかを検証することをオススメしている。
仮説を立てて、その検証を行うことをすることが、
0ベースで捉えるよりもいいものとして薦めているのだろう。
・強みと同じくらい、人には得意不得意な仕事の仕方が在るらしい。
ドキュメンテーション -
Posted by ブクログ
ドラッカーの本をたくさん読んでいるわけでもないので、生意気なことは言えない立場だけど、正直、この本はつまらなかった。この本は「明日を支配するもの」として読むのではなく「21世紀のマネジメント革命」という原題のままでよかったのではないか?
明日と言っても書かれたのは1999年。経済を初めあらゆることのグローバル化、先進国・特に日本でも少子化など、経済活動上の重要なターニングポイントについては書かれているが、すでにこの本が書かれて以降、我々は、2001年9・11の同時多発テロもテレビで見てしまったし、2008年9月のリーマンショックも経験してしまったし、2011年3・11の未曾有の大震災も経験し -
Posted by ブクログ
▽やや大げさに言うならば、今後一〇年もすれば、個人を組織のニーズに適応させる手段としての「マネジメント開発」への関心は急速に薄れ、逆に、組織を個人のニーズや意欲、潜在的能力に適応させる手段としての「組織開発」への関心が、はるかに高まってくるはずである。
▽知識労働にはそのような前提はあてはまらない。たしかに、唯一最善の方法というものは存在するかもしれない。しかしそれは、仕事の物理的特性、ましてや知的特性によって決まるものではなく、個々の人間によって決まるものである。気質によって決まるものである。
▽今後マネジメントに関して最も重要な意味をもつ変化は、社会の意欲や価値観のあり方までが、経営者