野原耳子のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
運命ってなんだろうか
男子高校生のオメガバース。運命の番に振り回されるお話。ベータからアルファに変異する特異体質や、アルファの序列が身体に顕著に現れる世界観。
ベータだと診断されていたのに好ましいオメガに会った途端、無意識にマーキングしてしまうという呪いのような体質がある事に驚いた。先輩カップルはある意味被害者なのだが、それにしても先輩アルファのクズっぷりは酷かった。この世界のアルファは、かなり独占欲と支配欲が強い。父親もそう。これはオメガがとても可哀想。 -
ネタバレ 購入済み
ふわ〜、よかったぁ〜。
好戦的な遊牧民から送られた男の花嫁と、穏やかな定住民族の族長の三男の結婚譚。
始まりは不穏。友好関係の証として結ばれようとしたはずの婚姻が、実は相手を攻略する為のものだった事が分かり、穏やかなはずの一族が怒りたつ。男の花嫁を連れてきた遊牧民は、彼を嘲笑して置き去りにする。
花嫁のカヤが覚悟を決めて馴染もうとする過程が、健気で切ない。
花婿のユーティも、穏やかでフワフワしている様に見えて、実は頑固で強靭な精神を持っている事が徐々にわかってくる。
カヤを酷い目にあわせた奴らが罰を受けた時、やっと呪縛が解けたのだと安堵した。
番外編の単話が複数あって、主人公たちのその後が読めたのはよかった。 -
ネタバレ 購入済み
世界感がしっかりしてる
最初に、本当にリアルなバッキバキの戦争描写に驚きました(笑)BL小説でしたよね、これ???ってつい思ってしまうほど(笑)
なので血が吹き出たり肉片が~とか突き刺す薙ぎ払う…その辺の描写がダメな人は読まない事をお勧めします💦小説なのでよりリアルに想像してしまいます(笑)
でも個人的には世界感がしっかりしてるので揺るがなくて良いです。下手にBLに流れるのではなく世界観を生かしたお話なので話の中にも入り込めます。入り込みすぎるとしんどいかもしれないけど💦戦争、戦闘描写満載なので。
私は個人的に最初の頃の主人公葛之宮にはモヤモヤしたものを感じてました。読み進めていくうちに大分印象が変わりましたが。まだ -
ネタバレ 購入済み
遊牧民系の世界観?が良き
おっとりマイペースだけど妻が絡むと最恐夫攻め
悲しい過去を持つ男前な弓名人受け
あらすじの通り、村を脅かす火種として無理やり嫁入りさせられた受け。
最初は野良猫どころか野生の獣バリに毛を逆立てていたけれど、攻めのおっとりした調子に心を許していき、お互いの過去を知るうちにかけがえのない存在となっていく。
戦闘シーンでは受けを思うあまり攻めがサイコパス?に開眼したりして血生臭い描写もあるが、割とサクッと本編は終了。
その後の短編がいくつか入っているので、周りから認められて溺愛イチャラブしている様子などを楽しめて読後感も良い。
非常に読みやすく、飽きずにサクサク読める。
重すぎず長すぎずのちょう -
ネタバレ 購入済み
よかった!
ユーティがカヤを助けるために戦うシーン、カヤが自分の部族と決別するシーンはなど、泣きながら読みました。二人の心情の変化も自然で無理がなく、あっという間に読み終えてしまいました。そして終わっちゃうのが寂しい…もっと読みたかった~おすすめです。ぜひ!
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Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
凄かった。
雄一郎が何故「女神」として選ばれたのか。
それは「神」の【選択】だったという事。
そしてノアとテメレアの雄一郎への想い。
その想いにようやく素直に応えられるようになった雄一郎。
お金の為にだけ闘う男が愛を得て強く優しい「女神」にと。
物語としてしっかりとしていてしかもちゃんとHも濃く良かったです。
先生のH好きです。
短編集がありノアとテメレアと雄一郎の子供達、そして驚きの話がありここは受け入れられる人、ダメな人と別れそうな気がしますが私は良かったと思いました。
そしてラストの話は物語の〆として最高でした。
壮大な最高のシリーズものでした。 -
Posted by ブクログ
傭兵として働く37歳の雄一郎はゲリラ戦中手榴弾の爆撃に吹き飛ばされ意識を失い、気が付くと見知らぬ世界にいて「女神」と呼ばれ…。
異世界へ飛ばされいきなり「女神」と言われ闘わなければならない雄一郎。
いきなり「女神」と言われその役目がこれまたありえない内容で、体格もよくおっさんで口も悪いし大丈夫なのかと思ってましたが、テメレアはもとよりノアが次第に惹かれていくのが面白かった。
おっさんが受けも中々だけれど攻めが2人というのも凄いなと。
金の為に、と雄一郎が割り切ってしまうのには所々出てくる過去が原因しているのが気になります。
果たしてノアは立派な王になれるのか。
雄一郎は無事役目を果たせるの -
匿名
購入済み何回もリピートしてる
年上受が好きで検索していて購入。
異世界転移、3P、男性妊娠ネタはどれもあまり読まないのですが、ストーリーがしっかりしていて文章もすばらしく、読み進むと世界観を受け入れていけるようになっていて、一気に全巻購入して読みました。
そのあともリピート読みしています。
過去に捉われ葛藤する主人公が、無償の愛をそそがれてどうなっていくのか、ぜひ読んでほしいです。
戦闘シーンが多いのも好みですが、苦手な方は気をつけた方がよいのかも。
ベッドシーンは濃厚で、かつ、♡喘ぎなどがないので、甘すぎる喘ぎが苦手な私にはとてもよかったです(笑)。 -
ネタバレ 購入済み
おっさんにどんどん色気を感じる
登場人物、美少年(攻)、中性的な大人(攻)、がちむち傭兵(受)。
、、、いやいやいやいや、無理無理、無理!!
年齢も外見も一穴ニ棒も性癖的に無理要素が多すぎ!!絶対許容できない!ときめかない!
と、不安いっぱいでしたが、全然大丈夫でした。
惹かれ合う描写がちょこちょこ入ってきて、なんかうまい感じに「ふーん、なんか執着し始めてるのね」と納得し始め、
一穴ニ棒も、それぞれ3人に人としての痛みや重い背景があるのでなんか許せる。恋愛が主なテーマの物語なら絶対、一穴一棒主義だが。