岩永正勝のレビュー一覧

  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    最高にハッピーな極上のユーモア小説。
    まさに今読みたいものど真ん中だった。
    自分の中で【英国フェア】を開催中なので、その繋がりで初ウッドハウス。

    1番面白かったのが『長説教大賞ハンデ戦』。教会の牧師さんをなんと〈競走馬〉に見立て、誰の説教が一番長いかをハンデまで付けて大真面目に賭ける。
    下調べで「この牧師は名馬だ!」と喜んだり、牧師の調子次第で賭けの倍率は大荒れに。
    何も知らない牧師のおじいちゃんたちには悪いけど、お坊ちゃんたちが大真面目に一喜一憂する姿は、おバカでくだらなくて愛おしい。
    学生時代の校長先生の朝礼を思い出すような遊び心が全開で、自分もあの頃に戻ったような気分で楽しかった。

    執事のジーヴズは、聡明でどんな無理難題も涼しい顔でパーフェクトに解決する天才。
    完璧な執事だけど、ただ従順なだけではないところも面白い。
    キャラクターもみんな好き。

    そして、クリスティの『ハロウィーン・パーティ』の冒頭「P・G・ウッドハウスに捧げる」というあの献辞。あの時は恥ずかしながら「誰だろう…」と思っていたけど、ここでまさか繋がるとは!

    気になって調べてみたら、2人はお互いの作品を愛する友人で長年文通するほどの交流があったとのこと。最高!2人の文通見てみたい。

    さらに、この作品にはポアロ好きには嬉しいサプライズまで!ここはテンションが上がった。
    ちなみに、作中に出てくる恐ろしい〈アガサ叔母さん〉もクリスティとの繋がりかと思って調べたら、こちらはウッドハウスの叔母さんがモデルだった。

    そして読み終わってから、文春文庫の傑作集のこれは2冊目だったことに気が付いた。
    読む順番を間違えた!
    でも、どこから読んでも面白いお気楽な作風なので気にせず戻ろう。

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    2026年09月02日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    ジーヴス頼りになりすぎる。一家に一ジーヴス。
    バーティとビンゴのキャラも最高。
    主人のファッションセンスを絶対受け入れないジーヴスと、威厳を保つべく無駄にちょっと抵抗してみるバーティが毎回冷戦状態になるのが何気に大好き。

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    2025年08月12日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    ずっとクスクスにやにやしながらあっという間に読み終わった。
    こういうユーモアのセンスが一番好き。品がある。

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    2025年08月12日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    「田舎の牧師長説教レース(ハンデ付き)」はもう発想が馬鹿で大好きすぎる。賭けるなよ笑。相変わらずふにゃふにゃのバーティもビンゴも面白いがそれを勢いで上回ってくる双子がお気に入り。元気が出てくる。モンテカルロで勝負師の血を滾らせるジーヴスのスピンオフが欲しいよ。

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    2022年10月15日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    なんか気晴らしになるような楽しい本ない!?って言われたらおすすめしたい。藤色靴下をめぐって冷戦状態でも、あっさり素直にジーヴスを褒めちゃうバーティと、なんだかんだ(扱いやすい)ご主人との暮らしを気に入ってるらしいジーヴスが面白い。バーティとビンゴってスポンジ・ボブみたいな挙動してそうだよね。

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    2022年10月05日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    ネタバレ

    大好きな一冊。
    旅行の時とかに持って行きたい。
    イギリス的ブラックユーモアも面白く、電車の中でにやけてしまうので注意が必要です。
    バーディを助けるジーヴズが意外と意地悪な方法だったり、バーディ的にはアウトかな!?な話も多かった。
    ビンゴが結婚してビックリした。

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    2019年11月17日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    ネタバレ

    頭の弱いお人好しのバーティーと、完全無欠な執事のジーヴズのコンビシリーズ、第二弾。

    バーティーを取り巻くメンツは第一弾の「才智縦横の巻」で出てきた顔ぶれと同じで、バーティーの子ども時代からの友人のビンゴ・リトルは女性を見れば誰であってもとりあえず惚れるというのは相変わらず。バーティ―の従兄弟の双子、クロードとユースタスのダメ人間ぶりと鬱陶しさも相変わらず。
    全ての登場人物が強烈な個性を発揮しつつ、基本的には彼らの行動の全てがバーティーにとって不幸と災いの種にしかならない、というのがこの作品の面白いところ。優柔不断で頼みを断れず、されるがままに流されるバーティーをすんでのところで救い出し、問題を解決してしまうジーヴズの手腕がこの作品でも楽しめる。

    しかし、イギリス人は賭け事が好きなんだなぁ、というのがこの作品からはつくづく見て取れる。登場人物のほぼ全員が、ギャンブルで散財するか苦境に陥るか、あるいはギャンブルに金をつぎ込むために誰に軍資金をせびろうか、ということしか考えてない気がする。前作でもギャンブルはストーリーの大きな構成要素の一つであり、問題解決役のジーヴズですら、小さな(でも確実に勝てると分かっている)賭けに手を出している。時代を問わず、イギリスの一つの文化のようなものなのだろう。

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    2018年07月07日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    徹底的なお気楽さに救われた。
    このジーヴスの世界観を読んでいる間は、現実の嫌なことや不安なことを思い出さないですむ。

    悪意のある人間は出てこない。
    人間関係のドロドロも、悲しい出来事も不安になる心配もない。
    どんなにバーティが泥沼にはまっても、最後は執事のジーヴスが絶対に何とかしてくれる。

    ものすごく恵まれた現実味のないユートピア。だからこそ、現実逃避するようにこの世界に引きこもりたくなる。
    「おバカだなぁ」と笑っているうちに、いつの間にか気持ちが軽くなる。

    エピソードそのものは、個人的には『第2弾 大胆不敵の巻』の方が面白かったけど、この本の解説には興味深い話があった。

    第二次世界大戦中、ドイツ軍に捕らえられたウッドハウスが、自分の無事を知らせたい一心で敵国のラジオ放送に出演したことで英国で激しく批判された。その際にジョージ・オーウェルなどがウッドハウスを擁護したという。

    まさかこんなところでオーウェルとつながるとは!
    『一九八四年』のあのオーウェルとウッドハウスに、こんな接点があったことが意外で、とても興味深かった。
    もっと知りたくなって思わずググったら、作品だけでは見えてこなかった、二人の人物像を知ってますます興味が湧いた。

    解説からもウッドハウス自身は主人公バーティのような余裕のある生活を送っていたわけではなく、むしろ苦労の多い人生だったことがわかる。
    それでも作品はどんな時代の読者も笑わせ、明るい気持ちにしてくれる。
    国境や時代を越えて今も世界中で愛されているのも、きっと私と同じようにこの作品に救われてきた人がたくさんいるからなんだろうな。

    昨日はクリスティとの接点に驚いて、今日はジョージ・オーウェル。
    これまで読んできた作品の作者たちが思わぬところで繋がっていて、こういう思いがけない繋がりに出会えたことも嬉しかった。

    なぜだかわからないけど、英国の古典にとても惹かれる。

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    2026年09月03日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    イギリスの作家「P・G・ウッドハウス」のユーモアミステリ小説集『ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻(原題:The Casebook of Jeeves Ⅱ)』を読みました。

    『ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻』に続き、「P・G・ウッドハウス」作品です。

    -----story-------------
    「ジーヴズ」、おまえの知恵を貸してくれ

    時は20世紀初頭。
    ロンドンのマンションの一室に、執事「ジーヴズ」は今朝も流れるように紅茶を携えやってくる。
    村の牧師の長説教レースから実らぬ恋の相談まで、ご主人バーティの難題をややいじわるな脳細胞が華麗に解決(?)。
    「バーティ」たちが通うドローンズ(のらくら)倶楽部の愉快な面々も少し顔をのぞかせる、ユーモア小説傑作選第2弾!
    -----------------------

    ユーモア小説作家「P・G・ウッドハウス」の代表作である「ジーヴズ」シリーズの傑作選です… ぐうたらでダメ男の若旦那「バーティー」と、とんち男の召使い「ジーヴズ」が活躍する小説集の第2弾、、、

    牧師の説教は誰がいちばん長いのか? 村の賭事から実らぬ恋の相談まで、執事「ジーヴズ」の脳細胞が優雅に解決… 前作に続き痛快ストーリーが愉しめました。

     ■トゥイング騒動記
      (原題:The Great Sermon Handicap/The Purity of Turf/
           The Metropolitan Touch,1922)
      ・その一 長説教大賞ハンデ戦
      ・その二 レースは神聖にして
      ・その三 都会的センス
     ■クロードとユースタスの出航遅延
      (原題:The Delayed Exit of Claude and Eustace,1922)
     ■ビンゴと今度の娘
      (原題:Bingo and the Little Woman/All's Well,1922)
      ・その一 ビンゴと今度の娘
      ・その二 終わりよければ
     ■ジーヴズと白鳥の湖
      (原題:Jeeves and the Impending Doom,1926)
     ■ジーヴズと降誕祭気分
      (原題:eeves and the Yule-Tide Spirit,1927)
     ■文庫版特別収録 ビンゴはすべて事もなし
      (原題:All's Well with Bingo,1937)
     ■収録作品解題
     ■訳者付言 岩永正勝,小山太一

    前作からの続きの連作短篇という感じで、主要な登場人物は変わっていないので安心して愉しめる一冊でしたね… 本作は「ビンゴ」とギャンブルを組み合わせたネタが多かったですねぇ、、、

    「ジーヴズ」のトラブル解決法は、相変わらずキレッキレですが、「バーティー」は、頭が狂っているとか、おつむが弱いとか… そう信じ込ませることで解決させることが、一度ならず、二度、三度とあって、「バーティー」にとっては、哀しい結末が多かったですね。

    それに対して、恋多き男でギャンブル好き、お金のことを含め、自己管理能力がゼロに近い「ビンゴ」の方は無事に結婚できて… しかも、お相手は前作で名前だけ登場した作家の「ロージー・M・バンクス」ですからねぇ、、、

    さらに、妻から禁じられていたにも関わらず、モンテ・カルロでカジノに挑戦… すっからかんになったと思いきや、その後、ルーレットで大儲け、しかも、妻がカジノで負けちゃったことからお咎めなしという幸運さ。

    人生、わからないものですね… 深く考えることなく、愉しませてもらいました。


    以下、主な登場人物です。

    「バーティー・ウースター」
     暇を持て余す伯爵位継承予定者。
     ジーヴスは彼にとって一種の先導者であり、哲学者であり、友人である。
     思慮は浅いが、親族や友人のためにためらいなく一肌脱ぐなど、情誼に厚い気持ちのよい人物。

    「ジーヴス」
     バーティーに仕える従者。
     あらゆることに精通しており、主人のバーティーのみならず、その親族や友人たちをその頭脳で助けてきた。
     保守的で、バーティーが買ってくる前衛的なファッションには大抵強硬な態度で反対する。
     ロージー・M・バンクスのファン。

    「ビンゴ・リトル(リチャード・リトル)」
     小中高大学まで一緒に通った、バーティーの幼なじみ。
     何かにつけてバーティーに「お前は俺の友達だろう?」と頼み事をする。
     伯父からの潤沢な小遣いで陽気に暮らしている。春になると誰かしらに恋をするうえ、猛烈に惚れっぽい。

    「モティマー・リトル(ビトルシャム卿)」
     ビンゴの伯父。「脚すっきりしなやかリトルの湿布薬」で蓄財し、先頃引退したばかり。
     作中ではビンゴ・リトルと区別するために「老リトル」と表記されるが、後に結婚し、国王から貴族に列せられ、ビトルシャム卿となる。

    「アガサ・グレッグソン」
     バーティーの叔母。バーティーが子どもの頃から彼を低能呼ばわりし、人生を空費していると指摘し続けている。
     バーティーが最も恐れる人物。身長179cm。

    「ロージー・M・バンクス」
     巷で話題のロマンス小説の作者。
     ビンゴが伯父についた嘘のせいで、ビトルシャム卿はバーティーをバンクスだと思い込んでいた。

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    2023年03月13日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    イギリスの作家「P・G・ウッドハウス」のユーモアミステリ小説集『ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻(原題:The Casebook of Jeeves)』を読みました。

    少し軽めの内容の作品を読みたくなったんですよね。

    -----story-------------
    「機略と手際」、これが紳士に仕える私のモットーです

    20世紀初頭のロンドン。
    気はいいが少しおつむのゆるい金持ち青年「バーティ」には、厄介事が盛りだくさん。
    親友ビンゴには浮かれた恋の片棒を担がされ、「アガサ叔母」は次々面倒な縁談を持ってくる。
    だが「バーティ」には嫌みなほど優秀な執事がついていた。
    どんな難帯もそつなく解決する彼の名は、「ジーヴズ」。
    世界的ユーモア小説の傑作選。
    -----------------------

    ユーモア小説作家「P・G・ウッドハウス」の代表作である「ジーヴズ」シリーズの傑作選です… ぐうたらでダメ男の若旦那「バーティー」と、とんち男の召使い「ジーヴズ」、、、

    世界的に有名なこの名コンビと、オマヌケな「ビンゴ」やお節介屋の「アガサ叔母さん」たちが繰り広げる抱腹絶倒の人間喜劇… 天才執事「ジーヴズ」が、様々な事件やトラブルを解決していく痛快ストーリーが愉しめました。

     ■ジーヴズの初仕事(原題:Jeeves Takes Charage,1916)
     ■ジーブズの春(原題:Jeeves in Springtime,1921)
      ・その一 ジーヴズ、知恵を絞る
      ・その二 婚礼の鐘が鳴る
     ■ロヴィルの怪事件(原題:Aunt Agatha Her Mind/Pearls Mean Tears,1922)
      ・その一 アガサ叔母の直言
      ・その二 真珠は涙か
     ■ジーヴズとグロソップ一家
     (原題:The Pride of Wooster is Wounded/The Hero's Reward/
          Introducing Claude and Eustace/Sir Roderick Comes to Lunch,1922)
      ・その一 ウースター一族の名誉の問題
      ・その二 勇士の報酬
      ・その三 クロードとユースタスの登場
      ・その四 サー・ロデリックとの昼食  
     ■ジーヴズと駆け出し俳優(原題:Jeeves and Champ Cyril,1918)
      ・その一 紹介状
      ・その二 エレベーター・ボーイの瞠目すべき装い
     ■同志ビンゴ(原題:Comrade Bingo/Bingo Has a Bad Goodwood,1922)
      ・その一 同志ビンゴ
      ・その二 ビンゴ、グッドウッドで敗退
     ■バーティ君の変心(原題:Bertie Changes His Mind,1922)
     ■『ジーヴスの事件簿』刊行によせて トニー・リング
     ■P・G・ウッドハウス小伝 小山太一

    舞台は20世紀初頭のロンドン… 気立てはいいがおつむがゆるく、服装のセンスも微妙にマズい「バーティ」のもとには、次々と面倒ごとが舞い込んでくる、、、

    「ジーヴズ」が彼の屋敷に到着した日も、「バーティ」は、ちょっとばかり堅苦しい婚約者たっての頼みで、叔父が書いた回顧録の原稿を盗み出さなくてはならなくなった。

    叔父は回顧録の出版を熱望しているし「バーティ」は財政を叔父に頼っている… ところが婚約者は、自堕落で破廉恥な回顧録が出版されてしまったら、「バーティ」とは結婚しないと言い出した、、、

    さて、どうする? 苦悩の末に「バーティ」は行動を起こすが、主人の服装に関してはいささか差し出がましい口をきく「ジーヴズ」の明晰な頭脳は、それをはるかに上回る解決策を弾き出していた(『ジーヴズの初仕事』)。

    「バーティ」に降りかかる災難は、これだけでは終わらない… 親友の「ビンゴ」はいつだって恋の渦中にいるし、「アガサ叔母」は逃げ出したくなるような縁談ばかり持ってくる。

    どの作品も面白かったのですが、イチバン印象に残ったのは『ジーブズの春』ですね。

    好天に恵まれた春の午後、バーティーの恋多き幼なじみ「ビンゴ」にまたしても想いを寄せる女の子が現れた… 相手はロンドン・ピカデリーのしみったれたパン食堂のウェイトレス「メイベル」、、、

    伯父「ミスター・リトル」からの援助で生活している「ビンゴ」は、いかにも「ミスター・リトル」が反対しそうな彼女との結婚が上手く行くよう、「ジーヴス」に手を貸して欲しいと頼む… 「ジーヴス」のアドバイス通り、巷で流行っている「ロージー・M・バンクス」のロマンス小説を読み聞かせることで「ミスター・リトル」の警戒心を解いた「ビンゴ」は、「メイベル」との結婚を了承を得るため、「ロージー・M・バンクス」の正体は「バーティー」だと大嘘を付いていた。

    この計画は成功し、「ビンゴ」は「ミスター・リトル」から「メイベル」との結婚について許しを得るが、価値観の変わった「ミスター・リトル」は自宅で雇っている料理人で「ジーヴス」が婚約していた「ミス・ワトソン」と結婚しようとしてしまう… まさか、「ジーヴス」がここまで計算していたとは、、、

    恐れ入ったし、ちょっとブラックなオチでしたね。


    以下、主な登場人物です。

    「バーティー・ウースター」
     暇を持て余す伯爵位継承予定者。
     ジーヴスは彼にとって一種の先導者であり、哲学者であり、友人である。
     思慮は浅いが、親族や友人のためにためらいなく一肌脱ぐなど、情誼に厚い気持ちのよい人物。

    「ジーヴス」
     バーティーに仕える従者。
     あらゆることに精通しており、主人のバーティーのみならず、その親族や友人たちをその頭脳で助けてきた。
     保守的で、バーティーが買ってくる前衛的なファッションには大抵強硬な態度で反対する。
     ロージー・M・バンクスのファン。

    「ビンゴ・リトル(リチャード・リトル)」
     小中高大学まで一緒に通った、バーティーの幼なじみ。
     何かにつけてバーティーに「お前は俺の友達だろう?」と頼み事をする。
     伯父からの潤沢な小遣いで陽気に暮らしている。春になると誰かしらに恋をするうえ、猛烈に惚れっぽい。

    「モティマー・リトル(ビトルシャム卿)」
     ビンゴの伯父。「脚すっきりしなやかリトルの湿布薬」で蓄財し、先頃引退したばかり。
     作中ではビンゴ・リトルと区別するために「老リトル」と表記されるが、後に結婚し、国王から貴族に列せられ、ビトルシャム卿となる。

    「アガサ・グレッグソン」
     バーティーの叔母。バーティーが子どもの頃から彼を低能呼ばわりし、人生を空費していると指摘し続けている。
     バーティーが最も恐れる人物。身長179cm。

    「ロージー・M・バンクス」
     巷で話題のロマンス小説の作者。
     ビンゴが伯父についた嘘のせいで、ビトルシャム卿はバーティーをバンクスだと思い込んでいた。

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    2023年03月13日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    一編だけ読んだけど、ニヤニヤだ止まらない。(ちょっと行き過ぎた)バカバカしさも、イギリスをイギリスたらしめている特徴なんだと思いいたる。

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    2022年04月14日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    ネタバレ

    小さい頃読んでいた海外児童文学を読み返したくなりました
    海外っぽいなあっていうユーモアととか皮肉とか馬鹿らしい事件とか、すきです
    ジーヴスが意外と頑固ですぐ服装のことでバーディの冷えた関係になるのもにやにやしてしまいます

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    2022年04月03日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    ちょっと前に途中まで読んで放置してたやつ

    面白かった!どうしようもなく「おぼっちゃま」な主人公と、抜け目ないジーブスの日常がくだらなすぎてのんびり読んでられるところが好き!

    やっぱ海外の読みやすい作品好きかもなあ、
    イギリスではホームズシリーズと並んで有名らしいけど本当なのかな、初めて知った〜

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    2022年04月01日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    安定の面白さ。虫食い的に読んでいる。なかなか本屋さんにないのは気のせいかな。また見つけたら読んでみようと思う。

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    2022年02月02日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    イギリス版一休さんって感じ。

    短編集で読みやすかったです。

    お金持ちのお坊ちゃんが周囲に振り回されるドタバタ具合が面白い。

    間もなく新刊が出るようなのでそれも読みたいです。

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    2021年02月05日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    なんとも小気味いい。
    「さようでございます」
    言葉少なにサラリと解決、すました顔のジーヴズが目に浮かぶようである。
    次々問題を持ち込む頼りなげなご主人と、周囲の少々やっかいな人たち。この困ったチャンにも見えるこれらの人々が、また妙に愉快でかわいいのだ。
    イギリスの上流階級をスマートに笑い込める。

    ジーヴズ、我が家にも来てくれないかな。
    目次や各章扉のデザインもナイス!

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    2020年10月30日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

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    ネタバレ

    上皇后美智子様が「2、3冊待機しています」として、話題となった本。とても格式が高く、全ての話しが心地よく回収されていく。超金持ちの未婚青年バーティとその執事のジーブスの名コンビ。バーティが解決したい難問(彼の婚約、同志の恋、養子が欲しい等)をジーブスに突きつけ、ジーブスが顔色一つ変えず、2、3歩先回りして、スマートに難問を片づける。その際決まってバーティがジーブスに最大の賛辞を贈る。この本の面白さはバーティの持ち前のすっとぼけな性格をジーブスが軽く窘めていくという歯車が最高に合っているところだろう。

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    2020年08月11日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    上巻と較べて、ジーヴズの機転の利いたどんでん返し的な展開に欠けるストーリーが多いのが少し寂しい。とはいえ、主人公や他の人々、特にビンゴの活躍(?)は特別収録をも含んで、ニヤニヤハラハラものである。昔からギャンブル好きで働かないんですね。

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    2020年02月12日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    トゥイング騒動記
    クロードとエスターの出航遅延
    ビンゴと今度の娘
    ジーヴズと白鳥の湖
    ジーヴズと降誕祭気分
    ビンゴはすべて事もなし

    2作目にもなると段々ジーヴズのあまりの切れの良さが鼻につくが、バーティの人の善さで嫌味度が緩和される
    それにしても、あのビンゴが結婚かぁ バーディは結婚できるのか 
    やっぱ、最大の難関はジーヴズだな 
    果たしてジーヴズのお眼鏡にかなう娘がいるのか ん〜難しそうw

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    2019年04月11日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

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    そう 「 バーティの事件簿」 じゃなくて「ジーヴズの事件簿」だった。お気楽で憎めない、何と言っても拙いと思ったら素直に訂正できるバーティが好きなんだけどなぁ。
    先読みの出来るジーヴズも嫌いじゃないけどね

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    2019年01月11日