イ・ミンギョンのレビュー一覧

  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    性差別・性暴力を受けたことがある人なら味わざるをえないこの社会、そしてのうのうと生きる人間に対する絶望感、疎外感。そんな気持ちを自分の内に閉じ込めていた人は、この本を読んだら、きっと、性差別・性暴力に対して、いい意味でイライラして殴りたくなるほどの力が湧いてくるのを感じるだろう。
    どうしたら次は戦えるか。というかそもそも、セクシストを相手にする必要なんてない。話す時間がもったいない。自分が大事。幸せに生きなければ。そう思わせてくれる本。一家に一冊。

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    2025年08月28日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    高校の時に読もうとしたときには、差別の構造も知らなかったし筆者の主張が強すぎる・偏っていると感じて途中で読むのをやめた。だが今回読んでいると納得する部分が多くて、そこに対する共感は女性差別だけでなく他の差別・抑圧の事例に触れたからなのか。
    女性差別だけでなく、様々な場合において適応できる会話法だと感じ、参考になる部分が多かった。
    人と話している中で、相手の意図がはっきり見えなくて、それにより知らないうちに自分の心が疲弊している場合がある。そういうことを防ぐための解決にもこの本は役立つ。
    自分が弱い立場にいる場合に他の人とどう話すか、という視点で書かれていて、もちろんその面で勉強になる部分も多か

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    2024年02月03日
  • 脱コルセット:到来した想像

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    長い間かかったが読み終わった。
    美の呪いが以下に女性差別と繋がりがあるかを、経験のレベルで書いてある本。

    理論としては書籍”美とミソジニー”から生まれた脱コルセット運動だけあって、そちらが詳しいが、こちらと合わせて読むことで実践がわかる。
    おすすめ。

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    2023年11月29日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    著者の書き方が優しくて胸が張り裂けそうな想いで読みました。女性やその他のマイノリティの属性がある方には共感できることが多いと思います。
    委員長は男、副委員長は女 と決められている時代に生まれたので、これは当たり前と思って生きて知らないうちに諦めていたんだなと気付きました。

    なんか失礼だけど指摘するほどでもないかとうんざりしていたことがハッキリする本です。たぶんこの文章をキツいと思う人はまだ時代に取り残されていますね……
    全ての女性のためにももう少しだけ強気で生きていこうかなと思います。優しい人だけ大事にしろよな!!!!!!!!!!!
    心が強くなりますし、お薦めですよ フェミニズム初心者は読む

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    2023年10月25日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニズムについて書かれた本で、わたしが最初に手にした一冊。出会えてよかった。
    傷付いては笑ってごまかしてきた日々に塗りこむ軟膏のようでもあり、ワクチンのようでもある。自分を守るための「ことば」たち。

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    2023年02月10日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    本書を読んだら、話が噛み合わない男友達との会話が、掲載されているセクシストとの会話例にそのまま当てはまり、ショックだった。
    ここに書かれているような返しを咄嗟にできなかったことは悔やまれるが、話を中断するという選択をとらざるを得なかった過去を自分の中で少し許せた気がした。

    女性差別的振る舞いを正す責任は、そもそも女性ではなく、真摯に学ぼうとしない男性本人にある。

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    2023年01月16日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    すべてを丁寧に、わかるように、わかってもらえるように、優しく、説明してあげる必要はない。
    相手に知ろうとする気がないからそもそも噛み合わないのだ。
    当たり前と言えば当たり前なことを気づかせてもらい、なんだかラクになった。

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    2023年01月09日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニストを自称する人でも、そうでない人でも、一読して欲しい。

    特に女性は、セクハラや痴漢について男性と会話する時の"噛み合っていない感覚"や"何となく不快に感じる"理由をこの本から見つけられると思う。

    説明が不十分だったからでも不出来だったからでもなく、そもそも相手に理解する気がなかったのかもしれない。
    そう思えるだけど救われる過去の自分が沢山いた。

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    2022年08月12日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    まず、議論することはしてもしなくても良い、私が説明したくないと思ったらしなくても良いと書いてあって、楽になった。理解できない人には一生理解できないのだから、私がわざわざ説明してあげることもないか、と思った。攻撃された時に返せるような言葉をいくつかもっておきたいとも思う。
    本当に私たちには言葉が必要だ。言葉があるのに何で建設的に議論ができないんだろう。

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    2022年07月26日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    「82年生まれ、キム・ジヨン」と併せて読んで、これからもずっと大切にしたい本。

    「なにが差別かはあなたが決める」

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    2022年06月13日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    女性専用車両や東北大学女性教員採用促進は男性差別!という言説に対し、そもそもそういう謎な思考の持ち主と、私では視点が違いすぎるので、会話できないな?と思っていましたが、この本があればいけるかも!これはセクシストが失礼・不勉強・差別構造を温存したくてコメントしてきた場合に特化した、かなり実践的な本です。
    ま、でもこれもこの本にあるように、セクシストを説得する義務もないので、相手が”無関心でいられる立場を悪用したい”場合以外は、無視しておこう…

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    2022年05月02日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニズム。
    過激な言葉を使っているフェミニストを少し怖いな、と思っていた。
    この本を読むのもずっと躊躇っていた。
    けれど、今が読むタイミングだなと思って読み始めたら、なぜ過激に見えるのか、いや過激に見えるのは自分がフェミニズムについて何も知らなかったからなのだと思った。
    自分は女性だけれど、自分の中にも潜在的にあった女性嫌悪。気付かされたとき、自分でも意識しないまま行動してしまったこと、なんとなく感じていた違和感。燃えるような感情になった。
    もっとはやく知っていたら、あんな行動しなくてすんだのに。自分ばかりが悪いと思っていたけれど、実はそうではなかったのでは?

    一度読んだだけでは理解が追

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    2022年03月14日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    私が受けた差別は、私が差別かどうか決めるしその大小を決めるのも私。決してあなたが決めていいものでは無い。

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    2022年03月05日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    ネタバレ

    タイトルに反して、自分を尊重しない・理解する気がない相手との対話は打ち切ってもなんの問題もない、というのがメインの内容。

    「理解」とはするものであり、現状において権力を持つ側が弱者に差別について説明させて理解させてもらうという態度であるのは思い違い。

    ミラーリングにだけ関心を持ち怒り出す女性嫌悪者たちは日本でも多い。
    権力構造上、男性嫌悪ミラーリングは女性嫌悪のパロディとしての力しか持たない(誰の命も脅かさない)のだが、解像度が低いせいで低レベルのやり方にしか反応できない。

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    2022年01月10日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニズムを説明する本ではなく、性差別に傷ついてきた女性に護身術を伝える本です。

    よって、性差別を受けたことがない男性はピンとこなかったり、内容にイラつくと思います。それこそが、加害者である権力者側にいる証拠です。お前たちのせいで我々は傷ついてる!と言われたら、心穏やかではいられないですよね。

    私はつい、そんな男性にも女性差別の現状がわかるように受け入れやすいように、更には気分を害さないように言葉を選んで心を配って説明しようとしてしまいます。

    しかし著者は、わかってもらう必要はない。説明する義務はない。相手が教えてほしいと言ってきた時だけ相手してやればよい。と断言しています。

    もう、

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    2021年11月07日
  • 失われた賃金を求めて

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    自分の中で蓋をしていた記憶、なんとなく女性だから諦めた憧れの職業、その「なんとなく」をもう一度掘り起こして自分がいるべきだった場所、得られるはずだった賃金、名誉について考えられた。
    本当に読んで良かったと思う一冊。

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    2021年05月02日
  • 失われた賃金を求めて

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    「82年生まれ、キム・ジヨン」からの流れで読んだ。引き続き少なからずショックを受けた。女性たちが日常の中でこんなにも多くの形で打ちのめされながら、それでも何もなかったかのように生きているのかと。事実や例がこれでもかというほど突きつけられて、俺たちは本当に見えていなかったんだなと思い知らされる。

    ここで単に「女性すごい」「女性えらい」「女性の皆さんごめんなさい」と言って済ませてはいけないんだろうとも思う。もちろんそういう気持ちが端緒になることはある。でもそれだけではきっと足りないよなあ。

    メタ的な視点になるけど、本書を読んでいて引っかかったのは治安のコストに関する記述だった。女性が一人暮らし

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    2025年05月01日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    実践編は痛快だけど、コレ実践したら男性とは断絶してしまうね。でもこれくらい言わないと気づかないのかもね。

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    2025年03月29日
  • 脱コルセット:到来した想像

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    難しかったけど終盤にかけてわかってきた気がする。「みんな誰でも美しい」ではなくて、美しさの基準や枠組みを一旦下ろして、着飾らない人間として生きること。規範的女性性について自分で自分をジャッジしないこと。数年後に再読したい本。

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    2024年11月10日
  • 失われた賃金を求めて

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    毎ページにライン引きたいくらい重要ワードばっかでそれそれ!が止まらない。紛れもない現実で悔しいことばっかだけど「生き別れなった賃金と再会するため」に考えるのをやめない。

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    2024年10月22日