三好徹のレビュー一覧

  • 特捜検事 新編集版

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    人間ドラマと謎解きミステリのバランス感覚が素晴らしい
    短篇の短さで謎解きミステリの妙味と人間の業を描ききっている
    淡白な筆致も作品にマッチしていて読み心地がよい
    面白いものを読みました

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    2025年09月17日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

    これが一番

    まだ読んでる途中だけど、面白い!! いろいろ試したゲバラ本のなかで一番オススメ

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    2014年04月11日
  • 青雲を行く(上)

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    幕末、人斬り半次郎の異名を馳せた薩摩藩士・中村半次郎―後の桐野利秋を描いた作品です。
    鹿児島出身の俳優・榎木孝明さん企画の映画『半次郎』がこの秋公開されるということで、大好きなこの作品を再読してみました。

    巻末解説に書かれているように、中村半次郎というと池波正太郎さんの『人斬り半次郎』の
    「性粗暴、豪剣を頼りに出世栄達を望み、賊将となって以後はその傲慢さゆえに西郷に嫌われた男」
    というイメージが定着していましたが、この作品では正反対。
    島津久光の側近で反西郷・反桐野であった市来四郎の日記を引用すると
    「廉潔豪胆・・・最も仁慈心あり。・・・実務上すこぶる思慮深遠、有識者に勝れり。
     困難に甘ん

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    2010年10月15日
  • 興亡三国志 一

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    演義をベースにしていながら正史も織り交ぜた、いいとこ取りの三国志。曹操を主役としているため魏がお好きな方にお勧め。読みやすい文章であるため最初に読む三国志としてお勧め。作者独自の解釈が盛り込まれているため他の三国志に飽きた方にお勧め。つまりどんな三国志ファンの方にもお勧めの小説です。

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    2009年10月04日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    何かを為すためには、並外れた狂人的な努力とロマンティシズムが必要なのだとも思った。正直、ゲバラの理想の世界は自己満足によるものか、貧しい人を救うために行なっているのか、わからない。その両方かもしれない。

    ただ、ゲバラの自分の理想を求めるために、困難で難しい道を選ぶ思想は20代のうちは必要である。

    しかし、全てを闇雲に突き進んで行っては、ゲバラのような最期を迎えかねない。

    経済的な成功と理想の実現は、過程においては似た努力かもしれないが、理想の実現(自分のやりたいこと)が資本を得ることにつながるわけではないことを学んだ。

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    2024年02月09日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    キューバ危機。リアルタイムには知らないが、キューバを巡って米ソが緊張状態となり、あわや第三次世界大戦に発展かと思われたことと、カストロ、チェ・ゲバラの名前だけは知っていた。本書を読むと、超大国に抑圧された民衆のために身を挺したチェの生き様に感動する。それは日本人のメンタリティに近いからかも知れない。キューバの共産主義は、抑圧され続けた民衆を開放する政治信条として納得できるし、革命直後のカストロ体制に悪いイメージは持てなかった。コンゴ、ボリビアでの革命闘争の失敗と、チェの死が本当に痛ましかった。

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    2021年12月11日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    チェは、エリートとして生きる道を二度も捨て、最も虐げられている人々に連帯し、命と魂を燃やした。
    日本で安穏とし、世界中で今なお虐げられている人々がたくさんいるのに、それを知りながら、自分の皮相な社会的成功を志している自分がひどく情けないものであることを思い知った。彼と連帯し、今なすべきことを考えねばならぬ。
    今こそ、チェについて振り返るべきだ

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    2021年07月04日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    本日、三好徹さんが亡くなったと報道があった。享年90歳。
    これを読んだらのは大学4年を間もなく終えようという時だった。卒業旅行で訪れたフランスのハイパーブランド本店内は日本の女子大生で溢れかえり、日本の未来はこれでいいのかと苦悶したものだった。
    エルネストの行動力、知識は私に勇気を与えてくれた。三好さんを通じて、エルネストが目指した「誰かのために」精神を教えてくれた。

    あれから10年が経ち、自分はあの時理想としていた姿にはなれていないけど、今からでも遅くはないと改めて発奮させる意味でも読んでみようと思う。

    是非若い方に読んでもらいたい一冊。

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    2021年04月06日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    ジャーナリズムの力の大きさ.
    虚像自身は虚像だけど,その影響は計り知れない.
    自分も表現に過ぎない物をバカにする節があるが,現実はそれで大きく動くことを認識しなければいけない.

    革命の地道な成果は1を2にして,2を3にすることではない.
    1が10に,10が100に.100が1000になるもの(その代償として0になるリスクを負いながら)
    地道に積み重ねるとが何をもたらすか起こるかを教えている.

    チェにとって革命とは人としての不正を絶対に見過ごさないこと、それを命を賭してまで行動に示すことと読み取った。その敵がたまたま南米の人々に極貧を強いるアメリカの帝国主義であっただけのことだろう。
    もはや

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    2021年01月30日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    チェ・ゲバラの生き方に感銘。今でも愛されている理由がよく分かる。キューバに旅行に行く前に読みたかった。

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    2018年08月14日
  • 特捜検事 新編集版

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    ずいぶん古い言い回しだな〜と思ったら80年代のだった。
    携帯、スマホ、DNA検査もなく、タバコを自由に吸える。ちょっと雑だけどなんかいいなあって思える世界。

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    2018年07月07日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    キューバ革命の英雄チェ・ゲバラ。名前のみ耳にして詳しいことはほとんど知らなかったので、その生涯についての本を読んでみたいとは思っていた。本書は元々は1971年刊行のものが底本となったもの。

    ゲバラが特筆される人物であるのは、キューバ革命で大成功し、その中で権力を握るものの、再びコンゴ
    ボリビアのゲリラ戦に身を投じた点だ。

    また、カストロ政権下におけるキューバの貧困をみると、かの革命が果たして成功であったと呼べるものなのか考えさせる。しかしながら、革命後のキューバ経済についての言及は少ない。工業相であったチェ・ゲバラ。勉強家で私利私欲のない様子は強調されているが、果たしてその職責を全うできた

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    2015年09月06日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    チェ・ゲバラという人物がどういう人だったのかがよくわかる一冊。資本主義者とか共産主義者とかにこだわらない生き方で、結果的に”共産主義的”な生き方だったチェ・ゲバラの人生は日本の教育では前面に出て来ないが、非常に勉強になった。

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    2015年05月04日
  • 興亡三国志 一

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    「三国志演義」よりの作品。
    しかし、完全に演義というわけでもないあたりが面白いです。
    とても読みやすく、すらすら読めました。

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    2009年10月04日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    ゲバラという人のことを少しは知れたのかなと思う。 思想、信念をもとにきちっと行動に移す革命家というのはわかるが、実際は戦闘おたくだったのかもしれん。。。

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    2022年09月04日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    モーターサイクルダイアリーズを読んでゲバラの生涯を知りたいと思い購入しました。
    経済的に恵まれた家庭に生まれ、大学で医学を学んだ彼は望めばいくらでも安定した生活を送れたはずなのに、革命という非常に困難な道を選んだ。
    帝国主義に収奪されている貧しい人々を放っておけないという強い意志が、彼を動かしていたのがよくわかった。
    平和な現代日本に暮らしている自分には想像できない事が多いですが、彼の信念に少しでも寄り添いたいと思いました。

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    2022年05月09日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    恥ずかしながらチェ・ゲバラ、カストロ、キューバ革命についてほとんど知らなかったのだが、大枠はこの本で理解できた。極端にゲバラを英雄視していない点が良い。今後、モーターサイクル・ダイアリーズを読むのが楽しみ。

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    2020年12月30日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    かなり淡々とした書きぶりで、どんどん読みたくなる感じではないが、彼の一生が、アルゼンチン〜ボリビアまで細かく書かれており、チェゲバラがどんな人物か知るのには良書だと思う。

    私がホームステイしているパレスチナ難民家庭のパパは、チェゲバラが大好き。
    よくチェゲバラは海外で目にするため、なぜ彼がそんなに支持されているのか知りたいと思い、本書を手に取った。

    彼がなぜ英雄視されるのか、なぜ隊を率いたカストロよりも人気なのか、読むとよくわかった。

    チェゲバラは自国のためだけでなく、全世界の苦しんでいる人のために戦った。
    アルゼンチン人なのに、キューバ、コンゴ、ボリビアなど、様々な人々のために命を捧げ

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    2018年01月04日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    ネタバレ

     映画『エルネスト』を観て、改めてチェ・ゲバラについて復習。

     他の映画(『モーターサイクル・ダイアリー』『チェ 28歳の革命/チェ 39歳 別れの手紙』)で見聞きしてるけど、文章でチェの半生を辿るのは初めかな? 「チェのさすらい (ラモンブックプロジェクト No. 1)」(Ram'on Chao著)は、もっと詩的な内容だったし。

     広島を訪問した時に我々日本人に向けて発した「きみたち日本人は、アメリカにこれほど残虐な目にあわされて、腹が立たないのか」は映画『エルネスト』でも描かれていたし、”ロシナンテの肋骨を感”じる話は有名で、カストロや子供たちに宛てた手紙は、『チェ 39歳

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    2017年10月27日
  • チェ・ゲバラ伝 増補版

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    「革命」という言葉からよく連想されるチェ・ゲバラ。
    葉巻とベレー帽の出で立ちから、カッコいい人である印象は強い。
    チェに対する僕の知識は「アルゼンチン人でキューバ革命をした人」くらいのもので、もう少し知りたいよな〜という動機で読み始めた。

    本文庫は元々1971年に刊行された「チェ・ゲバラ伝」の増補版で、著者の三好徹さんが現地に取材したり、集めた資料を読んだりして得た情報をまとめた内容だ。

    子供時代からボリビアで命を落とすまで、彼の闘いの軌跡をたどっているけど...

    正直、長いです。
    チェを崇拝している人やラテン・アメリカの地理、歴史の知識がないと、チンプンカンプンで挫折してしまうと思う。

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    2015年11月09日