あらすじ
後漢末、霊帝の時代。宦官達は帝を恣(ほしいまま)に操り、天下は麻の如く乱れていた。疲弊した民衆の一部は黄巾賊となって全国に蜂起。大軍を率いて首都洛陽に入った董卓が軍政の覇権を握ると、忽ち暴政の嵐が吹く。「乱世がくるぞ」若き曹操は身ぶるいしながら思った。この“乱世の英雄”曹操を中心に群雄たちが繰り広げる壮大な歴史ロマン「三好三国志」全五巻。
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Posted by ブクログ
演義をベースにしていながら正史も織り交ぜた、いいとこ取りの三国志。曹操を主役としているため魏がお好きな方にお勧め。読みやすい文章であるため最初に読む三国志としてお勧め。作者独自の解釈が盛り込まれているため他の三国志に飽きた方にお勧め。つまりどんな三国志ファンの方にもお勧めの小説です。
Posted by ブクログ
比較的演義よりで書かれていると思う。陳宮の義弟という設定でオリジナルの鄭欽という人物が出てくる。陳宮が曹操から離反して呂布についたあとも、彼は曹操陣営に残る。彼は性格が悪い上に、義兄が曹操を裏切ったことから、諸将に評判が悪いが、曹操陣営、また乱世を冷静に見つめるという人物でこれを読んで非常に気に入った。陳宮に関しても死後まで印象的に描かれている。曹操好きにはよろしいかと。
Posted by ブクログ
曹操主役ということで読み始めてみたものの、主役なのは最初だけ。巻が進むにつれ、普通の演義話に。一人ひとりの個性もそれほどなく、印象もさして残らない。普通の三国志+@を楽しみたい人はどうぞ。