井上佳三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作MaaSで100年に1度のモビリティ革命について非常にわかり易く描かれており、その第2弾・続編も読んでみた。
日本における「移動」と「都市」の未来、そのプレーヤーがどのような動きをしようとしているのか、具体的な企業とその事例が描かれている。
「DeepMaaS」「BeyondMaaS」2つの方向性から、大きな社会変化について挑戦している企業の実例がとても興味深い。
MaaSを起点とした社会の変化、様々な業界への波及、相乗効果に、敏感となり、日々の活動を行っていく必要性、時代から取り残されない、時代を先取りする事が今後のビジネスはとても大事である事を再認識した。 -
Posted by ブクログ
MaaS時代においては、公共交通機関の関係性は「競争」から「共創」へ変化していく。これまでは同一地域の競争関係の中で切磋琢磨しながら、互いのサービスを向上させてきた。いわゆる競争関係である。今後は、良い意味での緊張感のある状況で、共創関係をどのように構築するか、エコシステムをどのように構築するかがポイントになる。それは同一地域においても、遠く離れた地域でも同じような課題を抱えている事業者間や、同じシステムを活用できる場合には積極的に連携メリットを模索していけるといい。
(引用)Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ー移動と都市の未来ー、著者:日高洋祐・牧村和彦・井上岳一・井上 -
Posted by ブクログ
結局のところMaaSってなんなの?何をもってMaaSなの?ってのを説明できるようになりたいなと思って購入。
日本市場でMaaSの実現に向けて、プレイヤーとして活動するMaaS Tech Japan社長の日高氏と、その他3名による共著。(ただし、本著の中でMaaS Tech Japanについては触れていない点は好感)
MaaSはレベルが4段階ある。各交通手段が全く連携していないのがレベル0。Uberなどは新しいモビリティサービスではあるが、他と統合されているわけではないので、それだけでは電車やバスと変わらない、レベル0だ。
レベル1は、情報が統合されている段階。GoogleマップやNAVITI -
Posted by ブクログ
近年、IT技術が目覚ましい進化を遂げています。例えば、自動運転の開発や、AIを用いた技術など様々な技術が誕生しています。
その技術をつかって、新しい社会をつくる構想があります。それがMaaS(Mobility as a Service)です。MaaSとは、マイカーという魅力的な移動手段と同等か、それ以上に魅力的なモビリティサービスを提供し、持続可能な社会を構築していこうという全く新しい価値観やライフスタイルを創出していく概念です。
鉄道やバス、タクシーなど様々な交通手段を個人の好み・自由に選択できるようになるような取り組みです。それに加え、選択した経路をスマホで予約し、決済まで行うことがで -
Posted by ブクログ
ネタバレmaasに関する教科書的な一冊。現在の状況がよくまとまっており素晴らしい一冊。
<メモ>
・Maasのレベルと社会インパクト
レベル1 情報の統合 異なる交通サービスの情報が統合。マイカー以外の多様な選択肢の提供
レベル2 予約・支払いの統合 チケットレスキャッシュレスによるシームレスな移動の実現。移動の安心向上
レベル3 提供サービスの統合 定額制パッケージにより移動の価値観、コスト意識の変革。新たな移動需要の創出
レベル4 社会全体目標の統合 スマートシティの実現。都市全体の目的の整合、QOLの向上
・今後は川下のモビリティサービスが付加価値の源泉となる。Maasの導入はそれを地域経済に -
Posted by ブクログ
ネタバレ広告に推されて購入。
感想。よくわかりました。MaaSは面白い。本自体も面白い。
備忘録。
・フィンランドのMaasグローバル社によるWhim。これが最先端か。ヘルシンキ市内の鉄道・路面電車・バス・カーシェア・レンタカー・タクシーが一つのサービスとして統合され、一つのアプリでルート検索・予約・決済まででき、かつサブスクリプションモデルとなっている。既にヘルシンキの実行63万人に対し6万人程度が会員。
・MaaSのレベルの定義。レベル1は情報のみの統合、例えばナビタイム、ルート検索時に複数種類のモビリティの情報を提供。レベル2は予約と決済も統合、レベル3はサービスの統合(料金体系とか、シー -
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Posted by ブクログ
内容自体はわかりやすかった。けど情報が多すぎるというか、もう少し取捨選択していただいてよい。五月雨式に事例を出されても頭に入り切らなかった。
実際この書籍で描かれてる未来がちょうど今くらいで、あまり世の中進んでないと思った。ラストワンマイルまで完結するのが先か、ラストワンマイルが必要になるような地域が過疎化してそれが不要になるのが先か、、という感じ。でもルーラルMaaSってモデルがそれに該当するらしい。北欧って何かと先進的だなーと思った。サービス自体は自転車なりスクーターなり増えてきて、あとは本当にAPI整備して顧客側から1つのUIで実現できれば良いのになーと思う次第。で、そのAPI整備は大 -
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