井上佳三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
伊豆MaaSの後に読んでみた。その中で否定されていた「日本版MaaS」という言葉。バス・鉄道などの公共交通が多様な事業と共に展開されてきたこと、交通をなんの協力関係もない多くの民間企業が担ってきたことがその所以だという。それは伊豆MaaSの中でまさに著者が感じた今後の可能性であり、直面した困難だ。
さらには、ポジティブリスト方式に基づく日本の法令なども日本版MaaSの実現を困難にする(なぜ日本がポジティブリスト方式なのかはまた別の機会に学びたい)。その中で、「健康、地域活性化、生活の満足度」に力点を置いた日本版MaaSを実現するためには、民間企業だけでなく都道府県等までを巻き込んだ努力が欠かせ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ
Chapter1モビリティ革命「MaaS」の正体
Chapter2 なぜMaaSのコンセプトは生まれたのか?
フィンランド アプリ「ウィム」
公共交通の補助金を見直し、MaaSに投資
あらゆる交通手段を組み合わせていかに提供するか
Chapter3 日本におけるMaaSのインパクト
MaaSとまちづくりの連携が意識されているのが未来投資戦略2018の特徴
ファスト風土 ロードサイドに広がる均一な光景
車前提の社会→高齢化で対策が求められる
クルマがなくても困らないまちに
都市部としては、公共交通の使い勝手を高めるためにMaaS導入が必要
Ma -
Posted by ブクログ
ネタバレスマートシティについての最新の知見に触れたいと思い読んでみた。
長々と書いてあるが、通底しているものは共通していて、これまでの交通システムがそれぞれでICT化してきたものが、全体としてつながって、決済機能もついて、さらに観光など別の領域ともつながっていく世界がこれからやってくるんだ、というお話だったかと思う。
そうなると、前提として多様な交通サービスが存在することが必要となり、車とタクシー、バスぐらいしかない地方部ではなかなか難しいんじゃないと思うところで、実際におそらくは都会部に比べるとMaaSというレベルにはなかなかならないようだが、オンデマンドタクシーなども使えばうまく機能するかもしれな -
Posted by ブクログ
前作ではMaaSの基本的な概念や各国各社の幅広い取り組みを紹介している良著でした。でその続編にあたる本著はMaaSのネクストステップとして、Deep MaaSとBeyond MaaSという2つの切り口を紹介している。
Deep MaaSは既存の交通手段(鉄道、バス、タクシーなど)の進化について深掘りしていて、Beyond MaaSはモビリティと他の業界とのシナジーについて説いている。
正直、Deep MaaSパートは全く深掘りされてないように思えたけども、タイトルからもわかる通り、メインテーマはBeyond MaaSである。
日本の公共交通機関は他国と比べて極めてサービス品質は高いし、マイカ -
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