犬塚理人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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選任された裁判員が裁判官と共に
審理に参加する裁判員制度。
裁判と向き合う裁判員の心の葛藤と
関係者の思惑が絡み合った事件の真実に
迫る物語。
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以下、あらすじ。
姉妹二人が殺害された事件の裁判で裁判員に
なった二宮は、裁判後同じ裁判員だった
八木麻衣子と偶然再会し付き合うことになる。
麻衣子は裁判中一貫して被告人よりだったが、
判決を確定する最後の場で判断を無罪から
有罪に変化させていた。
二宮は麻衣子の様子に当時から違和感を持って
いたが、二人の関係が悪くなるのを恐れて
理由を問うことは出来なかった。
裁判の最中から被告人は無実ではないかと
疑念を抱いていた麻衣子。
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Posted by ブクログ
ネタバレ*
安楽死、尊厳死がテーマ。
スイスでは自殺幇助が黙認されているが、
日本では安楽死は認められていない。
日本とスイスでは国民性も異なるが、
死生観はそれ以上に各々ので異なる。
当然のように生を大切にするけれど、
それは、死も同じように大事に扱うこと
なのかもしれない。
医師の視点から語られると同時に、
死へ向かう人の想いの中で何を尊重すべきか、
考えさせられた物語。
ミステリーとしては、えっ!?と驚くラストと
再度の価値観への問いかけに物思いに耽る感が
心地よい余韻でした。
以下、お話の内容となりますので、
読もうかと検討中の方は見ない方が楽しめます。
すいません。
安楽死