シェリー・ケーガンのレビュー一覧

  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    「生」と「死」について道徳性や合理性などの観点からもアプローチして多角的な視点から哲学的に論じている。答えは自分で見つけないといけないか。
    「死とはどういうことか」と「自殺とは?自殺は本当にいけないことなのか?」というセクションが印象深く、「そういう考え方もあるのか」と考えさせられた。
    翻訳本なので言い回しが日本の図書と異なるので読みづらさはあるかも。。
    ボリュームがあるが何回も読んで理解を深めたい本です!

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    2024年11月18日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    難易度高いテーマを、感情的な面を抑えつつ論理的に死を説明したもので、死を考えなおすことで、どう生きるべきかをあらためて考えさせられる。700ページぐらいあるので時間があるときでないとなかなか手が出ませんが、翻訳文もわかりやすく、内容も論理的だったのであまり苦にはなずに読めました。

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    2024年11月10日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    死に対する考え方が覆された。
    今までは死といえば全く未知の世界で曖昧模糊とした輪郭に漠然と恐怖を感じていたが、地球引いては宇宙での歴史を考えたら自分が生きている時間なんてほんの一瞬にすぎない。
    生まれる前と死んだ後の無の状態こそがデフォルト。

    誰もが経験する死に自分も直面した時、恐怖や後悔がなるべくないように今のうちからやれることはやっておきたいと思った。

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    2024年08月29日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    この本を読むまでは自分の死について全く考えてしませんでした。
    死ぬ事に対して死は悪なのか、、、
    死なないまま生きるのが幸せなのか、、、
    不老不死で生きていくのが幸せなのか、、、
    様々な角度から死について考え
    学ぶことができました。

    死は必ず誰にでも平等に訪れます。
    その時には笑って人生に悔いの無いよう
    死を受け入れ最期を迎えたいです。

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    2024年08月19日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    序盤の「宗教的に考えません」って所でもう心を掴まれてたんだけど、形而上学的な考察が長くてって言うか終始それなんだけど中弛みがありはした。
    ただ、やはり、死の考察はそれぞれがやるべきだけど「宗教がこういうからこう思う」で済ませる人を否定も出来ないなと改めて思った。

    結局、この本の言ってる事を踏まえた上で抽象化すると、身近に例えると「人=細胞」かな。システムではあるんだけど、それを悪性や良性に分けたり、殺す意味や細胞の適齢を伸ばす意味、生まれ変わりとしての代謝、自浄作用などを自分の体内で起こってる事なんだけど俯瞰で見るとこういう言い方にもなるのかなとも思いながら。

    ただ、私の死に対する恐怖は単

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    2023年05月19日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    死とは何か、死はなぜ悪いのか、人生の価値をいかにして測定するか、といった死にまつわる諸論点の哲学的説明を試みる本。

    機会費用的な考えを応用した剥奪説に対してエピクロスやエピクロスの再解釈、ルクレーティウスをぶつけ、さらに反論を加えたあたりはなかなかエレガントだったように思う。

    また著者の主張の本流ではないかもしれないが、カート・ヴォネガットの著作の一節から引用した考え方が素敵だった。
    死に向き合おうとするときの適切な反応は、生への感謝であるという。起き上がることを許された我々「幸運な泥」たちは、多大なる幸福に浴している。

    一つの論点に網羅的な可能性を提示し平易な言葉で十分な検討を加えてく

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    2023年03月26日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    死とうまく向き合えば成功するかも

    成功するには具体的な目標を立て、イメージしろとはよく言われている。
    そして、7つの習慣では自分が弔事を読んでもらうイメージを持てと書いてあった。
    人生の最終目標は死ぬことである。ということは死をイメージしておけば人生は成功するのかもしれない。死については怖いイメージしかなく、ある本には怖いのは情報が少ないからだと書いてあった。
    この本を読んで、死に対する怖さの原因、死のイメージを変えてうまく向き合って利用の2点を学ぶことができた。

    ・死んだところで、世界は大して何も変わらない
    ・死んだあとは無になる。夢見ずに寝てるのと同じ。いつも経験してるし怖いことなんて

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    2023年01月12日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    「死」とは何か?この深遠なる謎に対して、まったく未知の、あるいはこれまで抱いていた概念がガラリと変わるような、そんな知識を授かることを期待していましたが、その期待は外れました。著者はドラスティックに断言します。「人は機械である」と。機械は壊れてしまえばもうおしまい。つまり、魂など存在せず「死」は一巻の終わりであり、その後は無であると。私も、もとよりこの考えでしたが、それでは救いがない。どこかで永遠不滅の魂というものが存在することに期待を寄せていました。けれども、本書を通じて、そもそも「死」を深遠なる謎などと見なすことが不適切である、と考え直しました。そこには「死」に面と向き合うことを避ける心理

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    2022年12月24日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    初めこの本を取った時手っ取り早く死ぬことについて考えたかったのだが、本書ではまず魂の有無について、人格についてを論じていくため、好奇心がついてこずなかなか読み進めるのが大変だった。ただ有名な哲学者の意見を引用し、それについて批評していく形式については他の哲学の勉強にもなりわかりやすかった。私が本書を読んで至った結論は私たちは死んだら無になるだけなので、それまでに懸命に生きれば良いのだろう。死ぬことについて恐れず今生きていることを感謝して生きたい。

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    2022年02月28日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    講義調でやや冗長ながらも、死と徹底的に向き合う全750ページ超は、人生を再考する恰好の機会と視点を与えてくれる。
    死といかに向き合うべきかは、すなわちどう生きるべきかと同義であり、ゆえに死とうまく向き合うことは、うまく人生を生きるために欠かせないことなんだと改めて。剥奪説の考察など、なるほどと膝を打つ論考も随所に。

    "人生は、何もしないには長過ぎるが、何かをするには短すぎるーーあまり時間はない。人生は、二、三度のやり直しをするには十分に長いが、その機会はそれほど多くない。だから私たちは注意を払わなければならない。人生で何をするべきか、人生をどう満たすべきなのか、何を目指すべきなのか

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    2022年01月30日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    死の本質のついて

    死のついての合理的な分析、考察。

    テーマは、死の良し悪し、人生の価値、不死、死のタイミング、自殺など。

    死ぬことは一概に悪いとは言えないという筆者の主張を皮切りに、上記テーマについて数字や哲学者が発した言葉の引用も交えながら考察する。

    複雑で難解な点も多いが、我々が普段恐れながらもその存在や恐怖から目を背けている「死」の意味や価値に向き合い自ら考える上ではとても面白い内容である。

    本著は誰にでも訪れる死への解決策を示す実用書ではなく、死を恐れずに再考するための哲学書と言えるだろう。

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    2021年06月15日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    読み進めるには難しいだろうけど内容に興味があったのでずっと気になっていた本。オーディオブックになったのを機に講義を受けるつもりで購入して聴いた。読むよりすんなり頭に入ってきて「死」を哲学的に理解しやすかった。例えも分かりやすい。

    私たちが死に対してやんわり抱いているイメージは哲学的に見てもだいたい間違いないという感じ。私は魂や生まれ変わりを信じていないので著者の考えはわりと近かった。でも私が自殺大国・日本の生まれだからか、自殺の章はつい感情論に意見が流れそうになった。

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    2021年03月31日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    論理的に死について考えていたが、理解するのが難しい。死は絶対に生きてるものは迎えるので考えるにはいい機会だと思った。

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    2025年11月12日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    長かった。数行に収まる結論を証明するために、物凄いページを費やしてその根拠が書かれています(それくらい難しい議題という事ですが)。正に講義を受けているような感じです。読んでみる価値はありますが、たっぷりと時間をかけて読んだ割には、、、うーん、というのが感想です。

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    2025年10月27日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    他の方の感想にあるように私も難しいと感じてしまったので読みたい内容のところだけかいつまんで読みました。
    私は死というものに関して恐れていると言うよりは死んだ時どうなるのか気になるという好奇心の方が強い気がします。しかしながら人はいつか死ぬため、そこがゴールと捉え、日々の生活をどのように過ごすかを考えるべきだと思いこの本を読みました。その点で言うと私が知りたかった情報や治験も得られたので良かったです。
    もう少し年齢が上がり死というものに関してもう一度考えるきっかけをこの本で得れるとまた違った学びがあると思います。今は大事に本棚に入れておきます。いつか再び手に取る日まで。

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    2025年09月10日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    ページが多い上に難しかったので、半分ほどしか理解できていないと思う。特に第7講が難しかった。読んでみるのも良いと思うが、根気と時間が必要かもしれない。

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    2025年09月05日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    Audibleにて
    人類にとっての永遠の問題『死』について。
    きっと考え方、捉え方の問題。
    誰しもが同じ感覚では無いが、要するに死んだら何も無いということ。どう生きていくかで『死』の受け入れ方が変わってくる。
    正直、「なるほど〜」とはならない。途中から屁理屈に思えてきちゃったから、そのまま最後まで突き走って、終わりにしました。

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    2025年06月08日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    驚くほど期待はずれな一冊。というのもこれは日本版で縮小されているからであり、本来読みたい形而上学的な問いはほぼ省かれてしまっており、倫理の側面のみにスポットライトを当てているから。仕方ないことだけど、求めているものではなかった…!

    この縮尺版で至った答えは、死はなんら特別なことではなく当たり前であること。それを受け入れる心を養えるかどうかに、本当の豊かさはあるのではないかと考えられるようにはなっている。言葉だけであれば陳腐だが読み進めるにすれその言葉の真意を読み取れたとは到底思えないほど、やはり死は遠い

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    2025年01月10日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    誰もが知っているようでいて、突き詰めて考えるとわかっていないような、「死」をテーマに、イェール大学で長年行われているという哲学の講義をまとめた本です。宗教的な考えは一切排除して客観的に善か悪か、外堀を少しずつ埋めていくように一歩一歩これでもかとあらゆる可能性について検討して、結論へと向かっていく様は、途中なかなか進まないので読むのに苦労した箇所もありましたが、さすがの内容でした。この著作(講義)は大きく二部からなっていながら、日本語版では前半部分をザバッと削ってしまい後半の論理的なところだけを収録するという荒ごとをやってのけています(収録されなかった経緯については最初にページが割かれて説明があ

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    2025年01月04日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    ひたすらに「死」について考える本です。
    時々アメリカンな例えが出てくるのでクスッとしたり、これは何を言っているんだ?と咀嚼するのに時間がかかったりしましたがなんとか読み切れました。

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    2024年06月22日