安藤泰至のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
安楽死を否定せずに、読んで欲しい。
2016年橋田壽賀子氏が、安楽死で死なせて欲しいという本を出した。
彼女の言い分と、不治の病で安楽死を希望する人と同列に考えるべきではない。
橋田氏の意見は、あくまで稚拙な彼女の意見で深い考えではない。
幇助自殺ではなく、殺人を希望しているからだ。
今、ヨーロッパで安楽死を認めている国は、ナチスが用いた安楽死、ラテン語のEuthanasiaではなく、Assisted sucideという用語を使う。
彼女の言い分は、ナチス優生学に通じる。
元から橋田氏が嫌いなのだが。
認知症になったら、老人だから、それが苦痛だ、
老人を否定する視点でしか考えられないのだが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第一巻は未読なのですが読後感から言うと第二巻の方が面白かったですね。
この巻はテーマに突っ込み切れていないというか議論が深まらないまま時間切れになった感じがありました。
ただ、考えるきっかけとしては論者の方々がみんなバラバラの意見というか立ち位置なので(バラバラ過ぎる?)いろんな角度から読者もまた考えることが出来るきっかけにはできるかと思います。
この先の議論を知りたいですよね。たぶんこれを読まれた方はみなさんそう思うのではないでしょうか。
しかしこの巻も池上さんのまとめ力(わかりやすい解説)と松岡さんの切れ味が半端ない印象でした。でも一番インパクトあったのは佐藤さんが「キリストはやって -
Posted by ブクログ
「安楽死や尊厳死に定義はない、人それぞれで違うように話している」という点について、何故そうならざるを得ないのか、そのうえでどう定義づけていくのが良いのか、を俯瞰的に説明している本。界隈の著名人の論理をインプットしていく前に、こういった全体感の話を入れておくと、フラットに考えられるので有益。
--------------------------------------
以下3つが大分類。1と2は今の日本では犯罪になる。※どこからが1か2か3かは曖昧。
・医者が直接やる(積極的安楽死、と言われやすい
・本人が選び本人がやるもしくはできない場合に幇助する
・積極的な延命をしない(尊厳死、と言われやす