レイモンドチャンドラーのレビュー一覧

  • 長いお別れ

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    当方、レイモンドチャンドラー、マーロウのシリーズを読むのは初めてです。

    かの有名なプリンのマーロウ。ずっと気になっていましたがこの物語があることは知りませんでした。
    丁度そのころ、上司とバーに行った時、マティーニを飲んで、キザなセリフを言われ(何かは忘れた)レイモンドチャンドラーの本を紹介された。

    事前情報なしで読みました。ハードボイルドと言われるように、服装、情景、一つ一つの行動の表現方法が独特。
    読みにくいと言われればそうだし、想像力を掻き立てられると言えばそうかも。
    評価は⭐︎3ですが、マーロウの性格がよくわかる作品でした。

    また美味しいプリンをよろしくお願いします

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    2024年09月05日
  • 長いお別れ

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    そういえば読んでいない、……と思う名作シリーズ。

    言わずと知れたハードボイルド!
    かたゆで卵!

    想像していたよりも読みやすく、想像していたよりも推理小説していた。

    独特の文体で、しかも一癖ある描写が妙。
    それにしても描写がちとウザイかな。一人一人の服装なんかは特に興味ないので、最初はおもしろく読めていてもだんだん冗長に感じて来る。

    セリフ回しなどもストレートなものはなく、それが気に入る人は心酔するだろうし、気に入らなければくどいだけに感じるだろう。

    入り込めれば、まあ、おもしろく読めた。


    な~がいあ~い~だ~♪
    ま~たせて(読まずに)ご~めんね~♪

    なぜか読み始めるときはKiroroの「長い間」を口ずさんでいたわ(笑)

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    2024年05月07日
  • フィリップ・マーロウの教える生き方

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    おおっ!これは! というのは意外に少なかった。残念。
    でも、こうして気の利いたラインばかりをまとめて読むと、チャンドラーは村上春樹氏の原点なんだなぁ、というのがよくわかりますね。かなりそのまんまというか、春樹氏はコピーと言ってもいいんじゃないかと思うくらいに似ているというか。

    そうか、村上春樹氏も自分だけの力でハルキ・ムラカミになったのではないのだな、と思った。

    しかし、
    「こっちはくたくたなんだ。君が差し出してくれたものについては感謝している。私なんかがいただくには立派過ぎるものだ」
    なーんて好意を持っている男から言われた日には・・・
    普通に「すいません、疲れ過ぎていて、お役には立てません」とダサく断ってくれた方がよほど優しいと思うわ!

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    2024年02月24日
  • 湖中の女

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    裏で糸を引く意味だと考えても、「湖中の女」が確かに中心人物だと言えると思った。

    また、マーロウの「私」視点で書かれてはいるが、地の文からマーロウが考えていることがわかるわけではなく、マーロウが見たものやしたことしかわからないし、そのほかに書かれていることもマーロウとその相手の会話文であるため、読者にわかることはマーロウの隣でマーロウの言動を眺めている場合と同じである。マーロウが気づかないことには読者も気づけないし、マーロウにしかわからないことは読者が知ることはできない。

    主観というのは、自分にだけ都合が良いものだということがよくわかる物語である。客観とは、それこそマーロウの顧客がマーロウから得られるものでしかないこともよくわかるいきさつだった。

    だが、読者がマーロウについて想像できることはあった。たとえば、「私」は、部屋が長い時間ずっと静かなことを「時が足音を忍ばせ」と表現し、実際にその後の場面で、自分と他人の足音に敏感なことがわかるため、探偵という職業に必要な繊細さを確かに持っていそうだと思える。また、時が足音を忍ばせた直後には、時間の経過を「三十分とタバコが三、四本たってから」と表していることから、「待つ」ことが日常のよくあるできごとであり、たとえ「待たされる」という望まない状況だったとしても、時計を見るのはだいたい30分間隔くらいという、気持ちに余裕がありそうな性格なのかもしれないとも思える。やはり探偵に向いている主人公だと思った。

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    2024年02月24日
  • プレイバック

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    19冊目『プレイバック』(レイモンド・チャンドラー 著、村上春樹 訳、2018年9月、早川書房)
    私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編小説としては7作目であり、チャンドラーの遺作でもある。村上春樹が翻訳するマーロウシリーズとしてはこれが6作目。
    「優しくなければ…」のセリフで有名な作品ではあるが、内容そのものの評価は芳しくないらしい。
    なぜそこで?と首を傾げたくなるベッドシーンがあるのだが、その理由は翻訳者のあとがきを読む事で理解する事が出来た。

    〈優しくなれないようなら、生きるに値しない〉

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    2024年02月19日
  • 水底【みなそこ】の女

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    読むのにかなり時間がかかってしまった。面白くないわけではないのだが、どうも先に花しっを進めていくエネルギーが弱い感じがした。次々の新しい展開が開けてくる感じは悪くないのだが、何事にも感情移入がしづらく、そういう意味では淡々と事件を追いかけている感じは悪くないのだが、ちょっと淡々としすぎている気がする。
    前半は特に登場人物や風景が魅力的で、そのあたりはとても気持ちよく読めた。ただ、小説のメインプロットがありふれたもので、落ちが何となく読めてしまうし、そんなプロットをさも意外なように扱っている謎解き部分が、なんだか一番しらけて感じた。ただそんな中にも魅力的な登場人物は顕在で、犯人が正体を現してからの展開はなかなか良い感じだった。
    今まで読んだマーロウものの中では、一番心に触れるものが少なかった。残念。ついでに言うと、どうもタイトルになじめない。

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    2024年02月17日
  • 長いお別れ

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    何かを隠すということは本当に難しいものだと思った。人を殺したこと、殺した人を知っていること、自分が殺したのではないこと、自殺したこと、自殺しなかったこと、すべてが苦労に苦労を重ねられて隠されようとしていたが、どこかしらから誰かしらに見つかっている。
    だが、単に悪いことはできないねという話ではなかったと思う。まず、何か「悪い」ことなのかがはっきりしないと思う。イギリスで会ったことか、結婚したことか、行方不明になったことか、忘れられなかったことか、金を持っていることか、道徳がわからないことか、首を突っ込んだことか、首を突っ込まなかったことか、いったい何が誰が悪い「から」こうなったのだろうと考えてみて、結局は社会が悪いからだとしてしまえば済むようには思うが、「社会」ではそれぞれがそれぞれの考えで生きているのだから、つまりは「長いお別れ」をすることになってしまったのは仕方がなかったことだ、どうしようもなかったのだとしか結論づけられないことになってしまうように思う。
    しかし、本当にどうしようもなかったのかと考えてみると、いやほかの方法はあったのではないかとか、一言あれば違ったのではなど、他人目線でなら思えはする。
    社会の中で、すべてを正直にして生きることはできないはずである。名前を言わないでおくとか、気持ちをごまかすとかはぐらかすとか、その時の一瞬のうちに当たり前に行なっていることである。なら、「ほかの方法」も「一言」も、あったかもしれないがなかったのがその時の「正解」であり、そうでなければまた別の何かが起こっていたかもしれない。
    「金にならないこと」を考えてばかりで、そのおかげで隠された何かに気づく主人公マーロウも、こういうことを考えたりもしたのではないかと思っている。

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    2024年02月16日
  • フィリップ・マーロウの教える生き方

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    巨匠チャンドラーが生んだ私立探偵フィリップ・マーロウの至言をテーマ別にチョイス。村上春樹の翻訳で贈る珠玉の名言集が文庫化。

    そもそも単行本で出ていたことを知らなかった。
    村上訳はまだ読んでいないが、いずれ。

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    2022年11月20日
  • プレイバック

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    「レイモンド・チャンドラー」の長篇ミステリー作品『プレイバック(原題:Playback)』を読みました。

    『チャンドラー短編全集3 待っている』、『さらば愛しき女よ』に続き「レイモンド・チャンドラー」作品です。

    -----story-------------
    女の尾行を依頼された「マーロウ」は、ロサンジェルス駅に着いた列車の中にその女の姿を見つけた。
    だが、駅構内で派手な服装の男と言葉を交すや女の態度は一変した。
    明らかに女は脅迫されているらしい。
    男は影のように女について回った… そして二人を追う「マーロウ」を待つ一つの死とは?

    正統派ハードボイルドの伝統を築いた「レイモンド・チャンドラー」が、名作『長いお別れ』ののち、4年の沈黙を破って発表した問題の遺作。
    -----------------------

    「レイモンド・チャンドラー」の私立探偵「フィリップ・マーロウ」を主人公とする長編シリーズ全7作品のうちの最終作品(1958年発表)… 「レイモンド・チャンドラー」にとって遺作となった作品で、これまでのシリーズとは異なる「マーロウ」の行動等があって、謎を秘めた作品とも呼ばれているようです、、、

    また、作中で「マーロウ」が語る、

    「しっかりしていなかったら、生きていられない。
     やさしくなれなかったら、生きている資格がない」

    "If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
     If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive."

    という印象的な科白が有名な作品でもありますね。


    「マーロウ」は弁護士「クラウド・アムニー」からの依頼を受け、ユニオン駅で特急から降りた女「エレナー・キング」を尾行する… 彼女は駅で男と話した後、海辺の町エスメラルダへ行きホテルに宿泊した、、、

    それを追ってホテルの隣室に泊まった「マーロウ」は、「エレナー」とユニオン駅で話していた男「ラリー・ミッチェル」の会話を盗み聞きし、「エレナー」が「ラリー」に恐喝されていることを知る… その後、「エレナー」は別なホテルに移るが、「マーロウ」は、別な私立探偵「ロス・ゴーブル」から尾行されたり、ヤクザ者「リチャード・ハヴェスト」に襲われたり、雇い主の「アムニー」と交渉したり、「アムニー」の秘書「ヘレン・ヴァーミリア」との関係を深めたりしつつ、「エレナー」との接触を試み、徐々に「エレナー」に近付いて行く。

    そして、ある夜、「エレナー」が「マーロウ」の部屋を訪れ、彼女の部屋のベランダに「ミッチェル」の射殺死体があると言って助けを求める… しかし、「マーロウ」が部屋を訪ねてみると「ミッチェル」の死体は消えていた、、、

    翌朝、ホテル側に確認すると、「ミッチェル」は夜中のうちに荷物をまとめて出発したという… しかし、「ミッチェル」の車に荷物を積みこんだと証言する車庫の夜警「セフィリノ・チャング」が死体となって発見されたことから、「マーロウ」は警察に事情を話し、協力体勢を取ることを決断する。

    そして「ミッチェル」の車が無人の砂漠で発見される… その頃、エスメラルダの警察署に、「エレナー」の舅で「キンゾルヴィング」と名乗る老人が現れ、「エレナー」と結婚していた息子が「エレナー」に殺されたとして起訴していたことが判明、、、

    無罪になったものの「エレナー」は、その土地を逃げ出し、どこか遠い土地で名前を変え、新しい人生を歩もうと西海岸へ逃げてきたのだった… 「マーロウ」は老人を追い返すとともに、「ミッチェル」が消えた謎を解き、真相を明らかにする。

    レストラン経営者「クラーク・ブランドン」が「エレナー」を愛してしまい、彼女を守るためにミッチェルを殺して運び出し、砂漠に車だけ残して、死体をヘリで運んで海に捨てた… というのが真相でしたが、「マーロウ」は「エレナー」の幸せのため、「ブランドン」の犯行に見逃し、エスメラルダを後にする、、、

    ロサンジェルスに戻った「マーロウ」に『長いお別れ』(未読ですが…)で登場した金持ちの未亡人「リンダ・ローリング」がパリから国際電話をかけてくる… 彼女の誘いを受け、「マーロウ」はパリへ飛ぶことにする というハッピーエンドっぽいエピソードで本作は締めくくられます。


    「レイモンド・チャンドラー」の遺作となった作品なので、これはこれで良かったのかな… という感じですが、、、

    古くからのファンには、ちょっと納得いかない展開とエンディングのようですね。



    以下、主な登場人物です。

    「フィリップ・マーロウ」
     私立探偵

    「クラウド・アムニー」
     弁護士

    「ヘレン・ヴァーミリア」
     アムニーの秘書

    「ベティ・メイフィールド(エレナー・キング)」
     謎の婦人

    「ヘンリー・キンゾルヴィング」
     メイフィールドの義父

    「クラーク・ブランドン」
     <ランチョ・デスカンサド>の経営者

    「ジャック」
     <ランチョ・デスカンサド>のフロント係

    「ルシル」
     <ランチョ・デスカンサド>の交換手

    「ラリー・ミッチェル」
     ブランドンの友人。恐喝屋

    「ロス・ゴーブル」
     カンサス・シティの私立探偵

    「ジョー・ハームズ」
     タクシーの運転手

    「ジャヴォーネン」
     <西風荘>の探偵兼副支配人

    「セフィリノ・チャング」
     <西風荘>の車庫の夜警

    「ヘンリー・クラレンドン」
     <西風荘>に滞在している老人

    「マーゴ・ウェスト」
     <西風荘>に滞在している婦人

    「リチャード・ハヴェスト」
     やくざ者

    「アレッサンドロ」
     エスメラルダ警察の部長

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    2022年10月10日
  • さらば愛しき女よ

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    「レイモンド・チャンドラー」の長篇ミステリー作品『さらば愛しき女よ(原題:Farewell, My Lovely)』を読みました。

    『チャンドラー短編全集3 待っている』に続き「レイモンド・チャンドラー」作品です。

    -----story-------------
    前科者「大鹿マロイ」は、出所したその足で以前別れた女を捜し始めたが、またもや殺人を犯してしまった。
    たまたま居合せた私立探偵「マーロウ」は、警察に調べられる。
    その後、「マーロウ」は、高価な首飾りをギャングから買い戻すための護衛を依頼されるが、自らの不手際で依頼人を死なせてしまう。
    苦境に立った彼を待っていたものは……。
    全篇に流れるリリシズムとスリルと非情な眼は、既に探偵小説の域を超え独自の世界を創り上げている。
    -----------------------

    「レイモンド・チャンドラー」の私立探偵「フィリップ・マーロウ」を主人公とする長編シリーズ全7作品のうちの第2作目(1940年発表)… 一般的にイメージしているミステリー作品とは違い、トリックや犯人捜しを愉しむというよりは、「マーロウ」の生き方、独特の世界観や美学を愉しむ作品という感じでした、、、

    物語の根幹から外れた枝葉の部分や洒落た科白で、独特な愉しみがあるものの、「マーロウ」の価値観が理解できないと面白味が半減してしまう、そんな作品でしたね… 警察官が汚職に手を染めていたり、悪党の首領が紳士的だったりと、敵味方の区別がつきにくいのも本シリーズの特徴ですね。

    刑務所から出てきたばかりの大男「大鹿マロイ」は、昔の恋人でナイト・クラブ「フロリアン」の歌手だった「ヴェルマ」を探しに酒場「フロリアン」を訪ねるが、酒場の主が何も答えようとしないのでカッとなり、再び殺人を犯し逃亡する… 偶然、仕事で現場に居合わせて「マロイ」と話しこんでいた私立探偵「フィリップ・マーロウ」は警察に尋問されるが、「マロイ」を捕まえたいならまず「ヴェルマ」を見つけることだという勧告を警察が受け入れないので、自ら「ヴェルマ」、「マロイ」探しを始める、、、

    そんなとき「リンゼイ・マリオ」という男から、盗まれた翡翠のネックレスを買い戻すことに立ち会ってほしいという怪しげな用心棒的仕事の依頼が「マーロウ」の元に舞い込む… その取引の最中に「マリオ」は殺され、「マーロウ」もまたなぜか命を狙われる中、「ヴェルマ」がかつて雇われていたナイト・クラブ「フロリアン」の元女主人「ジェシー・フロリアン」も殺される。

    麻薬漬けにされて「ソンダボーグ」の病院に監禁された「マーロウ」は、脱出する際に病院内に「マロイ」が匿われていることを突き止め、「ヴェルマ」に会わせると伝えて「マロイ」を自宅に呼びだす… 「マーロウ」の指示で別室に身を隠す「マロイ」のもとに現れたのは翡翠のネックレスの持ち主である「グレイル夫人」だった、、、

    明らかになる真相、そして最後の悲劇が訪れる… 愛する女性、8年間も追い求めていた女性に、ようやく出会えたのに、女性は彼を待っておらず、女性は彼に銃を向ける。

    うーん、哀しい結末でした… 「マーロウ」は、どんな結末を予想して二人を引き合わせたのかな、、、

    「マーロウ」は捜査を手伝ってくれた「アン・リアードン」と良い雰囲気になって… というエンディングなので、ちょっとなぁ って感じはしましたね。

    後味がスッキリしない感じがしましたが、、、

    「マーロウ」を主人公としたハードボイルド作品として割り切れば、この結末もありなのかな… と思います。

    先日読んだ、短篇集『チャンドラー短編全集3 待っている』に収録されていた『犬が好きだった男』が、この作品の骨子となっているらしく… 「マーロウ」が麻薬を注射されて病院に監禁されたり、賭博船に侵入するシーン等は、ほぼそのまま流用されていましたね、、、

    デジャヴュを感じながら読み進めた感じでした。



    以下、主な登場人物です。

    「フィリップ・マーロウ」
     私立探偵。

    「大鹿マロイ」
     身長2メートル近い大男で、腕っ節が強い。
     銀行強盗で8年間オレゴン州立刑務所に服役する。
     恋人のヴェルマ・ヴァレントを探してセントラル・アヴェニューの黒人専用のレストラン兼賭博場「フロリアン」に立ち寄り、殺人を犯す。

    「ヴェルマ・ヴァレント」
     元ナイト・クラブ「フロリアン」の歌手。マロイの昔の恋人だった。

    「ジェシー・フロリアン」
     ナイト・クラブ「フロリアン」の元経営者マイク・フロリアンの妻。
     マーロウはヴェルマの情報を求めて彼女の元を訪れる。
     不潔で自堕落な生活を送り、アルコール中毒でもある。

    「リンゼイ・マリオ」
     マーロウの依頼人。モンテマー・ヴィスタに住む。
     盗まれた翡翠のネックレスを買い戻す一件で、マーロウに護衛を依頼する。

    「アン・リアードン」
     元ベイ・シティ警察署長の遺子(一人娘)。フリーライター。

    「グレイル夫人」
     病身の富豪を夫に持つ上流婦人

    「ジェームズ・アムサー」
     神経病医。

    「セカンド・プランティング」
     アムサーに使われている用心棒で体臭の強いインディアン。

    「ソンダボーグ」
     病院を経営している怪しい医師

    「レアード・ブルーネット」
     暗黒街のボス。賭博船を二隻持っている。

    「ナルティー」
     77丁目警察署の警部。

    「ランドール」
     ロスアンゼルス警察署殺人課の警部。

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    2022年10月10日
  • 大いなる眠り

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    なるほど、ハードボイルドとはこういうものかというのはわかった気がする。行動第一、とにかく自分から動きまくって、事件に自分から潜り込んでいく。論理的な謎解きを求める人には向いてないとも思った。
    終盤のマーロウの語りで明らかになる、大いなる眠り(死)に対する考え方にはドライさと情が同居するハードボイルドのかっこよさが表れていると思った。

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    2022年10月03日
  • さよなら、愛しい人

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    マーロウが時折見せる「弱さ」が意外で、読みどころの一つ。

    事件が大詰めとなり、大ボスとの対決を前にあれこれと考えを巡らせ、くじけそうになるマーロウ。

    「私には酒が必要だった。郊外の家が必要だった。しかし今のところ私が手にしているのは、上着と帽子と拳銃だけだ
    だからそれらを身にまとい、部屋を出た」(p380)

    マッチョ一辺倒ではないからこそ、かっこよさがより際立つし、そんなマーロウを応援したくなる。村上春樹作品はチャンドラーを中心にアメリカ文学をうまく掛け合わせたブレンドウイスキー。そして、こちらは原酒。やっぱり原酒にトライしたいところだ。チャンドラー万歳。

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    2022年06月23日
  • プレイバック

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    人生やり直しも楽しみ(プレイバック)
    街の権力者は法でも金と権力で何とでもなると思い上がる。だが、違った街での自由気ままな発言と行動は許されない。よく政治社会に居る「思い上がり」は権力を振り翳し、街ぐるみで自分の思った通りに動かすが、現実に「長いものには巻かれろ」の如く、言われるままの地位を持った輩でさえも多いのは寂しい限りだ。真実は虚意の世の中に潜んでいる、と言うことだ。
    「優しくなれ、さすれば生きていると言う証が見つかる」そんなミステリー小説。

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    2022年06月13日
  • フィリップ・マーロウの教える生き方

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    レイモンド・チャンドラーの著名な小説シリーズ。主人公のフィリップ・マーロウを通じて描かれる様々な名言から、編者が厳選され、テーマを与えて整理されたものです。それぞれの名言を眺めると、シリーズの場面が思い出され、マーロウのカッコよさが蘇ってきます。それは何故なのか。編者のまえがきから、その理由が分かり、本書が作られた意味も理解することができます。単純に面白いセリフを集めただけではなく、全体を通して見事にマーロウの世界が描かれています。このシリーズがいかに言葉に支えられていたものだったのだと気付かされます。本書から、心に響いた言葉を探して、それを心の奥に持ちながら人生を生きていくのも、カッコ良いと思います。

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    2022年06月04日
  • フィリップ・マーロウの教える生き方

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    本書は、マーティン・アッシャーがフィリップ・マーロウ作品から気に入った引用句が集められた本だ。
    村上春樹が好きだから買った本だけど、フィリップ・マーロウ作品が読みたくなったな。
    積読に「ロング・グッドバイ」があるので、楽しみだ。

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    2022年05月11日
  • 大いなる眠り

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    名誉をも守るための工作
    権力のある人物は自分の「名誉」を護るため、自分ではなくある組織を頼り実行させる。その実行とは本人には危害が全く及ぼされない「法に触れるやり方を選ぶ」となる。現実政治家等に見られる起訴事件などは多くがこの種の行動であり、最後は「一才無関係」と交わす手だ。

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    2022年02月10日
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    私が知らないだけでフィリップ・マーロウの有名な台詞が登場する作品。
    内容はミステリー要素ありつつどうも煮え切らず、登場人物のマーロウを除く全員が好き勝手にやってる感じでまとまりがない。
    尾行する対象の女性の過去ももう少し深掘りしてほしいところだし、追う側の背景ももっと描写があってもよかった。
    この回もマーロウがただただ振り回されて、それでも何とかハンドルを握ってマーロウの道に戻してる感じだった。

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    2021年10月15日
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    ネタバレ

    ロング・グッドバイを読んだ直後に手に取った。
    それがあまりに良すぎて、何だかちょっと物足りない感じがした。
    が!マーロウは相変わらずマーロウで、やっぱりタフで、だけど殴られて。そして優しい。そう、タフでなければ生きていけないし、優しくなければ生きている資格がないのだ。それを体現しているかのようだった。
    ただ、今までとちょっと違うのが…誰かとくっ付くことはなかったマーロウだったが、今回はラストで…あれれ?どうなるのかな。

    これで、私のマーロウを眺める旅は終わったけれど、もう少し、もう少し、あのタフでどこか優しい探偵さんのお話を読みたかったなと思う。

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    2021年06月04日
  • 長いお別れ

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    ネタバレ

    ハードボイルド小説の形を作った名作。個人的にはそれほど面白いとは思えなかったが、台詞は洒落ていて格好いい。
    有名な「ギムレットにはまだ早すぎるね」という言葉がどんな使われ方をしているのな理解できたので良かった。この台詞もやはり洒落ている。

    マーロウは探偵なので、探偵小説でもあるのかもしれないが、トリックや動機、犯人もそれほど凝っている感はなかった。
    やはりクールさ渋さを感じたい人向けだろう。

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    2021年04月03日
  • 高い窓

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    ネタバレ

    高い窓

    著者:レイモンド・チャンドラー
    訳者:村上春樹
    発行:2016年9月15日(単行本は2014.12)
    ハヤカワ・ミステリ文庫

    村上春樹訳で読み直すフィリップ・マーロウ。本作はシリーズ3作目。これは読んだことがなかった(たぶん)。一般的にも、日本では全7作中で一番知られていないかもしれないし、発表当時もアメリカでの評判はよくなかったと訳者後書きには書いてある。しかし、僕にとってはとても楽しめた作品だった。珍しくマーロウが殴られて気絶するようなシーンが全くない。殺人は3回あるが、リアルな暴力シーンがなかった。そして、謎解きがちゃんとされている作品でもあった。

    (設定)
    裕福な未亡人ミセス・マードックから、亡夫が残した遺産の一つである希少で高価な金貨を取り戻して欲しいと依頼。息子の嫁が持ち出して行方不明になっている。見つけ出し、取り戻し、離婚させたい、と。
    ミセス・マードックには、情けない息子が。彼は行方知れずの妻にぞっこん。
    一方、ミセス・マードックはお金にケチで高圧的、独善的。長く使える若い女性秘書マールにもパワハラを。しかし、マールはその自覚がなく逆に恩義を感じていいなりになっている。一種の洗脳状態にも。
    マーロウが調べを進めると、ミセスはもう金貨は返ってきたからいいという話になった。どういう事情か分からぬマーロウ。
    依頼を受けた直後からマーロウのことをつけてくるドジな私立探偵の自宅を訪ねると、彼が殺されていた。また、ミセスのところに持ち出された金貨について電話で照会してきた古銭商も殺された。
    ミセス・マードック、息子、秘書、出て行った嫁、その友人とその夫で高級ナイトクラブ経営者、「その友人」の愛人で大変な悪が中心となって話は進んでいく。

    ***(個人メモ、ストーリー全バレ注意)******

    ミセス・マードック(裕福な未亡人)
    ジャスパー・マードック(亡夫)
    ホレース・ブライト(前夫)
    レスリー・マードック(息子)
    リンダ・コンクエスト(レスリーの妻)

    マール・デイヴィス(秘書)
    アレックス・モーニー(高級ナイトクラブ経営者)
    エディー・プルー(モーニーの用心棒)
    ロイス・マジック(モーニー)(モーニーの妻)
    ルイス・ヴァニアー(ロイスの愛人)
    モーニングスター(古銭商)
    ヘンチ(酔っ払い)
    ジョージ・アンソン・フィリップス(私立探偵、ヘンチと同フロア)
    ブリーズ(刑事)

    ミセス・マードックから、亡夫が残した遺産である、とある貴重な金貨を持ち出して姿を消した嫁のリンダを探し、取り戻して、離婚させたいと依頼を受けた(マーロウは離婚は扱っていない)。その金貨は転売禁止と亡夫が公に宣言していた。

    息子のレスリーがマーロウを訪ね、母親が依頼したのでは?と内容を気にしている。マーロウは守秘義務で言わない。レスリーは高級クラブ経営者のモーニーに1200ドルの借金があることを自白した。

    モーニーの邸宅に行き、ロイス(ミセス・モーニー)を訪ねると、金髪美女である彼女とその愛人のヴァニアーがいた。彼女はリンダと友人なので訪ねると、6か月ほどあっていないと追い払われた。

    マーロウを尾行しているちょっとドジなやつがいたので、彼を捕まえて問い詰めると、フィリップスという私立探偵だという。自分はマーロウのことを以前の事件で見かけて知っていて、自身は腕が悪いので今依頼をうけている件について情報交換しないかと言う。彼の自宅に行くことを約束し、アパートの鍵を預かる。時間前なら入って待っていてくれという。

    今回の盗難発覚は、その金貨を売る気があるのか照会してきた古銭商モーニングスターからの連絡による。マーロウは彼を訪ねる。とぼけていたが、結局、彼は800ドルで手に買ったと言い、マーロウが1000ドルで買い取ることを了承した。マーロウは帰り際、彼が私立探偵フィリップスに電話をしたものの、管理人がアパートの部屋に言っても返事がないことを盗み聞きして知った。

    フィリップの部屋を訪ねると殺されていた。向かいの部屋から大音量のラジオ、酔っ払いのヘンチ、同居の女は殴られた跡。そのヘンチの枕の下からフィリップを撃った銃が出てきた。ヘンチはそれは自分の銃ではない、自分は別に持っているがそれがない。さっき鍵をかけないで2人で酔っ払って出かけたから、その隙に誰かがフィリップを殺して銃をすり替えたのでは?と言う。マーロウも彼が殺したのではないと思うが、結局、彼は逮捕される。

    刑事のブリーズが、マーロウにこの事件との関わりを執拗に訪ねる。マーロウは守秘義務を盾に依頼主のことを言わない。言わなければお前を逮捕すると脅されることになる。
    マーロウのもとに金貨が郵送されてきた。手書きの活字体が特徴。のちにそれはフィリップスが送ったことが判明する。
    マーロウはミセスを訪ねて1000ドルで買い戻す話をするが、ミセスは相手にしない。
    マーロウは送られてきた金貨が25ドルの価値と質屋に言われ、15ドルで預ける。

    モーニングスターを訪ねると、彼は死んでいた。殴られたショックで死んだ感じで、とどめ前に死んだと判断。それでも殺人は殺人。彼は救急通報だけして去る。

    ブリーズは引き続きマーロウに詰問する。しかし、ヘンチのアパートのオーナーは向かいにある葬儀社の経営者(イタリア人)であり、彼から金髪で背が高い女が出入りしていたとの証言を得る。

    エディー・プルーという男から電話があり、呼ばれた。モーニーの経営するクラブへ向かう。モーニーと用心棒のエディーに会う。モーニーは、最近、ロイスと結婚したが男がたくさんいる、しかし、ヴァニアーというろくでなしは許せないと言う。彼を近づけないでくれと"依頼”してきた。彼との話が終わった後、レスリーが現れた。どうやら最初からここに来て歌っているらしい。彼女に金貨のことを聞くと、盗むわけがないと否定、離婚は25000ドルくれたらしてやる、と言い放った。ミセスは強欲で、秘書を虐待しているし、とんでもないと罵る。

    ミセスからは、金貨は出てきたのでもう探さなくていいと連絡を受けていた。
    マーロウは、彼女を訪ね、自分自身が身柄拘束されるので、依頼のことを刑事に言いたいと言うが、彼女はダメだと言う。しかし、やりとりをする中で実は金貨を持ち出したのは息子だと言い出した。モーニーに博打で負けたお金を借金していて、その抵当として持ち出した。しかし、事情を話したら返してくれた、と。
    マーロウはその話を疑った。

    ヘンチが殺しを吐いたという。イタリア人葬儀社経営者に会いにいくと、ヘンチを説得し、一度認めて裁判で否定しろ、弁護士はつけてやるという条件で納得させた。彼がヘンチにそう言ったのは、自分のダメ弟が同じアパートに住んでいて、警察にウロウロされるとまずいからとのことだった。

    マールがマーロウのアパートに運ばれてきた。童謡している。ヴァニアーを殺してきたという。しかし、彼女のバッグに入っていた銃は発射された形跡がなく、弾丸もサイズ違いで撃てるわけがなかった。彼女は、ミセスとヴァニアーの関係を説明した。マールはミセスの前夫の時代から使えていたが、前夫が彼女にセクハラをした。そのことについてヴァニアーが弱みを握っていて、ミセスから長年にわたり金をせびっていた。今日もその金を届けに行ったが、もう最後にしたいとのミセスの言葉を聞いて自分が殺したと言う。マールはミセスに虐待され支配されているのに、自分はとてもお世話になっていて恩返しをしなければと思い込んでいる。マインドコントロールされていた。医師を呼び、マールを診察させてアパートで休ませてヴァニアーの部屋に向かった。

    マーロウがヴァニアーの部屋に入ると、彼は銃で頭をぶち抜かれていたが、ソファにいて、ソファ外にたれた手の先に発射された銃があった。自殺に見えなくもない。そこにモーニーとロイスが来たので隠れて聞いていた。2人はもめていた、お互いそれぞれ相手が殺したのではと疑っている感じでもあった。モーニーはロイスの指紋を銃につけるように仕向け、そのまま連れ出して去った。マーロウは銃の指紋を拭き取り、死後硬直しているヴァニアーの指の指紋をダメ元で銃につけた。死後硬直ぶりからして死んだのは昨日であり、マールでないことは確かだった。
    偶然、ある写真を見つけた。高い窓から男が落ちそうになり、後ろに女がいる写真だった。

    いよいよ決着をつけに、ミセスとその息子のところに。
    1.マーロウの推測
    ・ヴァニアーと歯科技工士のティーガーは、例の金貨を歯科技工の技術で偽造して売ろうと計画、カモとして間抜けな広告を出していたフィリップスを雇った。ロイスはヴァニアーとフィリップスの仲介役であり、当初はロイスは犯罪とは無関係だった。
    ・ミセスの息子に金貨を持ち出させた
    ・フィリップスはマーロウがミセスの屋敷に出入りしているのを見つけて尾行した
    ・偽造金貨をモーングスターは本物と思い、マーロウが持ちかけた1000ドルで買う話に乗った
    ・モーニングスターは犯罪の臭いがするため、フィリップスを脅した。フィリップスはヴァニアーに対して犯罪じゃないかと言う
    ・ヴァニアーはフィリップスを消し偽造金貨を探したがなく、モーニングスターのところでも探したがなかった。モーニングスターは殴ったらそのまま死んでしまった
    ・ミセスの息子には偽造金貨の一つを本物だと言って返却した
    ・ヴァニアーを殺したのは、ミセスの息子だ
    ・なお、フィリップスが弱気になりマーロウに相談を持ちかけたのは、エディー・プルーにつけ回されてびびったから。エディーはロイスとヴァニアーのことを調べている時に彼女がフィリップスに会ったため、どういう人間かを調べるべくつけ回していた
    2.ミセスの息子の説明
    ・ヴァニアーのところにいくと、まずいことになっているが、俺が捕まったらお前も巻き添えにしてやると脅された
    ・自分の銃をヴァニアーの頭に当てたが、彼が自らの銃を出しかけたのでそれを取り上げ、彼の銃に持ち替えて彼の頭につけた。撃つつもりはなかったが、弾が出てしまった。その銃は、ヴァニアーがフィリップスを撃った後にすり替えたヘンチの銃だった
    3.ミセスの説明
    ・前夫とマールはおかしなことになり、マールは前夫を窓から突き落とした。しかし自分はマールをそのまま雇い、大切にしてやった。
    ・それについてヴァニアーが秘密を握っている、写真がある、と脅してきた。決して見せようとしないため、写真などあるわけがないと言いながらもお金を渡し続けた
    4.マーロウの反撃
    ・写真を見せた。後ろに写っているのはマールではなくミセスだ

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    2021年03月30日