広瀬友紀のレビュー一覧

  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    どうやって日本語話せるようになったんだろう?わかるようでわかってない子どもが言語を習得していく過程を見直してみると驚きが沢山。

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    2023年02月04日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    子どもの言い間違いからわかる言語獲得の仕組みを説明した本。

    うちの子もよく言い間違いをしてたが「間違ってかわいいなあ〜」程度の感想しか抱いてなかったことが悔やまれる。子どもの言い間違いは、子どもが言葉を覚えていく仕組みを垣間見ることであって、言葉について深く考えるきっかけになっているとは!言い間違いには意識を払って、次子どもが言い間違いをした時には「なぜっ!?」って真剣に考えたいと思う。

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    2022年12月12日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    こどもの頭の中でどのように言葉が獲得されていくのか興味深く読めた。人間は一定の相互了解の元にコミュニケーションを行なっているという「グライスの公理」に衝撃を受けた。仕事柄、そんな前提も疑うようになっているんだなと新発見(*´-`)ことばの旅はつづく♪

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    2022年09月26日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    こどもが言葉を獲得し始めたばかりの頃、意思の疎通ができることが嬉しくて楽しかったことや、独特の言い回しも間違いも可愛くて「これが幸せってヤツですか!」と実感したんだっけ。なにはともあれ「わかる」「できた」は楽しいという事を再確認。

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    2022年09月23日
  • 子どもに学ぶ言葉の認知科学

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    子育てママ研究者が分析する言葉の発達
    主に音について

    語彙、音韻、意味、統語等の観点から、子どもの言い間違い・小学校のテストの間違いを学術的に分析する構成。個人的には日本語学に疎いため、第4章の日本語の関係節、第6章語用論は勉強になった。私も日々子どもとの関わりの中で、生徒の間違いを著者のように楽しんで分析できるようになれればいいなと思った。決して理不尽に不機嫌になるのではなく。

    また、一文が長く(ときには5行以上)になることもあり、主語述語が掴みづらくなる箇所が多々あった。

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    2022年08月08日
  • ことばと算数 その間違いにはワケがある

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    なるほどね!

    確かに
    数式も言語だからね。
    それでも数式はかなり誤解の少ない言語と思う
    しかし問題は日本語で出されるわけで…

    筆算のくり下がりのミスなどのバリエーションは、サポートの声かけを工夫できる余地をみました。

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    2022年07月23日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    認知能力は発達段階で変化していくのだろうけど、質的にそんなに大きく変わらないと仮定すると、「過剰一般化」は言語獲得以外にも、対象の理解を単純化する方向に、より広い分野での概念獲得にも作用しているのではないかと思った。「ジブンデ!ミツケル!」も、子供だけでなく、大人にも同じぐらい見られると思った。そんな風に、本書の内容を「過剰一般化」して受け止めてしまった。

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    2022年05月08日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    もうすぐ4歳になる我が子の目まぐるしい言葉の発達をもうちょっと面白がってみたいと思い手に取った本。実に面白かった。エビデンスもしっかりしている科学の本だけども、著者や知人らのお子さんのエピソード満載で読みやすい。そしてそのエピソードが「ああうちの子にもあった!」と言うものがたくさんあって、我が子もちいさな言語学者なんだなぁと実感できた。

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    2022年02月06日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    現在進行形で4歳の娘と日々暮らしている身として、本書の内容の多くは「あるある」である。しかしながら、よくよく考えるとこんなに面白いことを (主に彼女の脳内で) 展開している我が家の言語学者の一言一句をどれだけ見過ごしてしまっているだろうかと、妙な危機感を覚えた。気付きの一冊。

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    2021年12月12日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    ネタバレ

    著者が自分で書いている通り、確かにお母さんの親バカではあるのだけれど不思議とひいてしまう感じはない。著者のご子息Kちゃんの発言が普遍的に申し分なくかわいいのと、中身が十分に学問的で興味深いからかもしれない。
    確かに子供って「かにに刺される」「死む」っていうなあと。こういうことだったのか!!と膝を打つ。
    タイトルを「ちいさな」ではなく「ちいさい」としたことでダブルミーニングになっているのもおもしろい。(ひねりすぎててあまり中身と合っていないのだが・・・)
    コミカルな挿絵もかわいい。

    P3 「は」にテンテンつけたらなんていう? 実はここで急に「うーんわかんない」っていう子供が結構いるんです。ある

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    2021年07月05日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    講義のまとめレポートに。


    言語学に関しては、恥ずかしながらほとんど知識は無くレポートのために読んだというのが正直なところ。

    しかし、そうだったのかと驚嘆することばかりが書かれていて飽きない。あっという間に読み終えた。


    専門的で堅苦しい内容ではないため読みやすい。

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    2021年02月20日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    “ことばを情報伝達の手段として使うだけでなく、ことばそのものの形式・規則やその役割に関する無意識の知識への「気づき」を意識の上にとりあげる力、それを客観的に見つめ、時にはそれをいじって遊ぶことのできる能力。この力を育て、使うことにより、子どもたちのことばの旅はより豊かなものになっていきます。”(p.105)

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    これを読んだちょうど翌日に、6歳長男が「せんすいかん」で格闘していた。「せいすんかん、すん、すいせい、すん せん かん」と、頑張っていたが結局言えてなくておかしくて、でもこの人は今まさにことばの旅の途中なんだなとしみじみ思った。
    間違いながら自分で

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    2024年06月13日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    内容や着眼点はとても面白いと思います。
    著者や編集者の子どものエピソードも交えながら、今の私たち(大人)がどのようにして日本語を習得してきたのか、言語をマスターするとはどういうことかを考えている本です。

    ある程度は言語学的な説明を加えなければ内容が薄っぺらくなりすぎてしまうのだろう、とは思いますが、そのバランスがやや専門性に偏っているかな? という部分もありました。

    軽い読み物のつもりで手に取りましたが、予想外にしっかりした内容でした。

    とはいえ、あくまで「例」を取り上げて解説しているものですから一般化されるものでもなければ、何歳くらいでどのような言語能力が身につく、という基準を示すもの

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    2025年09月04日
  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

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    5歳くらいになるとおしゃべりも上手でいろんなことを賢くやっていく子ども達。さまざまな発達的変化があるが,その中でも「ことば」は多くのエピソードを伴って,彼らに関わる人と彼ら自身に訪れる。著者の経験エピソードを軸に子どもの言語発達の不思議(理屈)を紹介する。変なことば使いも賢さの表れである。気づいたらいっぱしにことばを使えるようになっているのだから恐るべき能力を人間は持っているのだな。

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    2024年04月28日
  • 子どもに学ぶ言葉の認知科学

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    子供の言い間違いや書き間違いから、人間の言葉に対する姿勢が見えてくるという話。
    今まで子供は大人の模倣をしてお喋りをしていると思っていたのですが、そうすると「来ない(きない)」などの説明がつかないな…!?と気がつけたのが一番大きかったかもしれないです。
    外国の言葉と日本語を比べてみる章では、やっぱりこれだけ音節や文法が違かったら取得するのも難しいよな〜と改めて思いました。

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    2023年12月18日
  • ことばと算数 その間違いにはワケがある

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    直接的には言語の話というわけではないので、星を減らしてますが、数学と言語の共通点から、それぞれの不思議に迫る本。ただし、数学が苦手でも全く問題なく読める。そして語り口調も軽妙。
    言語については、枝分かれの解釈の違い、二重否定、曖昧性などについて、他の本とは違う数学に絡めての説明が分かりやすい。

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    2023年12月07日
  • ことばと算数 その間違いにはワケがある

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    市島
    正三角形を、二等辺三角形と呼ぶことは数学的には正しいけど、会話の暗黙のルールとして、「正三角形なら、わざわざ二等辺三角形と呼ぶより、正三角形と呼びましょう」があるのだろう。
    -(-4)は+4
    二重否定は肯定になることが多いけれど、「うちの店にないものはない」=「なんでもある」
    「持ってるんだろ?」「ないものはない」と無いを強調する場合もある。そのため、
    -4-(-4)はマイナスがもっとマイナスになって-8という答えになってしまう。

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    2023年09月30日
  • 子どもに学ぶ言葉の認知科学

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    子どものテストの珍答案を経て、言語の認知科学へ……面白い。
    「のび太とのび犬問題」!

    @以下、コピペ

    小学生になった息子の珍解答は続く。さらに巷の記事・絵本さらにTシャツのロゴ・町の看板まで、題材はあらゆるところに広がっていくことに。「これ食べたら死む?」「のび太vs.のび犬」「ニンジンは、ヤギ・ヒツジも食べてくれるよ♪」ヘンテコな答えや言葉遣いの背後にある、子どもの、あるいは人間一般の心の働き、認知のしくみ、言葉の法則や性質について、楽しく学べる一冊。

    目次
    第1章 習わないのにわかっていることば―言語習得とその先
    第2章 逆さま文字、何が逆さま?―文字の認知
    第3章 英語にあって日本

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    2023年08月14日
  • ことばと算数 その間違いにはワケがある

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    改めて算数の教科書を読むと、言葉の理解が大切で、実は文章解釈でないかと感じたことから、手に取ってみた。

    子育て本として読んでも気づきがあると思う。

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    2023年05月12日
  • 子どもに学ぶ言葉の認知科学

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    以下、引用

    人間が文を読んでいる際の視線を計測してわかることのひとつとして、我々の眼は一文字ずつ律儀に注視するわけではなく、ある程度の区間ごとに視線の停留、次の地点(文字システムによって異なるが、少なくとも数文字以上先で、単語を超えることも)まで瞬間移動、また停留、瞬間移動、を繰り返しているという事実があります。なのでやはり「逆さスジャータ」は普通の人間には難しいと思われます。

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    2023年01月21日