平田駒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【ページ数】 224頁
【読み応え】 ◎
【ストーリー】 ◎
【伏線回収等】 〇
【グロ表現】 無
✎ スガリさんシリーズ1弾
読書感想文の参考にしようと思って読みましたが、正直、特に役に立ちませんでした。
でもちょーーーーーー面白かった!!
とにかく特殊で美人な田舎育ちの文学少女スガリさん。この子がとにかくすごい。行動が特に。
なぜこの作品、感想文を題材にしているというのに役に立たなっかったのか。
それはこのスガリさんが特殊過ぎるから。スガリさんの持ってくる感想文はとにかくずれている。そこ気にしちゃうの?とツッコむほど。
でもそれが面白さを増していく。この作品だけでなく感想文にし -
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娘が読んでたので、面白そうと思ってわたしも借りた。
想像とは全然違う内容で(いい意味で)、ぶっちゃけると、スガリさんの感想文はそこまで斜め上でもない。笑
いやいや、すんごい面白い感想文やったよ! 「なるほどなあ」ってニヤニヤしながら読んだ。その感想文と、直山先生の日常の謎がリンクしてる構成はめっちゃ面白かった!
分類でいうと、児童書になるのねえ。5分シリーズって、何それ? って思ったらそういうことか~。
いやいや、カドカワ文庫くらいで出てほしい。感想文の内容も作中の出来事も、ほんまによく書き込まれてるよ!
「読書感想部」っていうたら奇想天外かもしれへんけど、いうたら「ビブリオクラブ」じゃ -
Posted by ブクログ
スガリさんの本の感想は斜め上でも、本との向き合い方はまっすぐだ。
読みながら、想像しながら、部屋の配置など本に書いていないことに対しても創造力を膨らませる。重箱の隅を突くような、そんな印象を抱いてしまうが、そうではなく、まっすぐだから気になる。
読書感想文と聞くと、拒否反応を示した学生時代の自分と重ねてみると、もっと前にこの本と出会えればよかった、と感じた。それほどにスガリさんの感想文は自由でいて、どんな話か気になってしまうのだ。
読書感想文とは、本来そういうものではないのだろうか。自分の思ったことをありのままに書いて、それを読んだ人が、どんな本だろう?と実際に手にとる。こうして人と人と -
Posted by ブクログ
教科書にも載っている作品『こころ』と『手袋を買いに』をオマージュした作品。『ゼロからの読書教室』で紹介されていたので読んでみた。
授業で読書感想文を書かせたことがあるが、なんだかありきたりな、大人が求めていそうなことばかり書かれるので、嫌になってやめた記憶が蘇る。反対に、素朴に自分のありのままの感想を綴った生徒が賞をもらったことも思い出した。
読書感想文に悩むすべての人に読んでもらいたい作品だった。
本を読んでいて疑問に思ったことや、感じたことを突き詰めて考えて感想文にしたためることができるスガリ。私も実物を読んでみたい。
続編がたくさんあるみたいなので、そちらも時間ができたら読んでいきた -
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消防士の棉苗上亮と火事場のシャーロックとも呼ばれる警察の彗星のバディーもの。
珍しい組み合わせのバディーだなと思い購入したまま積読していたのを、突然読書。
変わり者の彗星と、熱血タイプ(でも真面目では無い)の上亮の噛み合わないバディが火災現場の謎を解く。なぜその火災が起こることになったのか、なぜ人が死んでしまったのかを紐解く。彗星は謎が解けるまで断食し、睡眠までしなくなってしまう程の変わり者。また上司であっても下の名前呼び。情報系に強い。個性的ではあるが、読者にあまり好かれにくいタイプな気がするなぁというのが本音。ただの奇人変人ではなくて、人付き合いの必要性も感じぬまま大人になった子どもという -
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ネタバレ地蜂を食べる事で有名な少女須賀田綴事スガリさんが気弱な家庭科教論直山杏介と共に読書感想部を設立する為にスガリさんの感想文を元に直山先生とスガリさんの身の回りで起こる謎を解決して行くと言うストーリー。
全2話で編成されていて、1話夏目漱石こころでは直山先生の同級生が友人と自らの想い人との結婚に絶望し自殺しようとしていた所をスガリさんとスガリさんこころの感想文を元に阻止する話。2話では新美南吉手袋を買いにの感想文を元に初等部の校内見学中に失踪した男の子の心情を読み解き母子間の蟠りを解消する話。
個人的に面白かったし雰囲気良かった。ミステリー×中性的な少女+個性的な登場人物+揚輝荘というノスタルジッ