中島隆博のレビュー一覧

  • 全体主義の克服

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    他の新書系のマルクス・ガブリエル本では見なかった内容もあり、漫然とながら一読するには小気味よいスタイルだが
    対談形式ゆえの読み進めやすさと引き換えに失われるものも感じつつ、実在論などの進行形に踏み入れるには二の足を踏む。

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    2023年04月29日
  • 荘子の哲学

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    17
    老荘の再検討
    20
    チャン「思弁的・観想的な問題系」
    「言語と論証的な理性の相対性に関する、荘子の哲学的考察」をし、のちに残るものを「自然」に提示する

    42
    胡蝶の夢
    寝ているときに魂が交わり、目覚めると形がはたらく
    神が形から遊離し神と神が接する=夢や旅
    形と神は合離するもの
    46


    74
    胡適 荘子とヘーゲル弁証法
    傍観者にすぎない?
    79
    純粋経験
    81
    スピノザの自然神論
    86
    魯迅

    94
    イベザル・ロビネ
    ビルテール
    99
    動物
    105
    人のレジーム→天のレジーム→遊
    107
    グレアム「荘子斉物論」
    111
    チャド・ハンセン
    分析的、言語の適合性
    「語ることは何かを語る

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    2023年01月24日
  • 全体主義の克服

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    ネタバレ

    科学は倫理・道徳を推し進めない、哲学を実践する意味はそこにあるという。

    なんでも広告やら資本主義に組み込まれる社会。その中で、民主主義は自壊していくという。
    なんでもSNSやインターネットに公開することで、ある・ないの二元的に自身の行動を捉えられる(公開していないものはないものとされる。)し、Googleに対して個人データや検索履歴などあらゆる行動を与えている。ただそれらの行動自体がGoogleやSNS会社の養分になっている。そして、それらの会社が我々の行動をサジェスト機能等で規定しうる。我々自身が無自覚に巨大ソフトウェア会社に従うことになる。ただ、それらのソフトウェア会社は民主的ではない。

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    2022年08月24日
  • 中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで

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    孔子、老子、孟子、荀子、荘子、韓非子、朱熹、王陽明、胡適、仏教やキリスト教といった外来思想、その他中国の哲学の歴史。中国の哲学が哲学としての普遍性を持ちうるのか、それともあくまで中国の思想としてのローカルなものなのかといった議論も。

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    2022年08月20日
  • 全体主義の克服

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    内容がとにかく難しい
    最初に触れる本としてはキツい
    でも分からないからこそ考えるきっかけになるし、思考させることを心がけて作られているのかもしれない
    完全に理解するには程遠いが、次に読んだ時に印象が変わりそうな本

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    2021年02月28日
  • 全体主義の克服

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    2人の著者が現代社会の問題について、新たな全体主義の脅威への対応という視点から対談されています。まず、全体主義とは何なのか、それが現代にどのような形で存在しているのかについて明らかにされています。また、過去の例を採り、それらは全体主義にどう相対したのかを振り返る形を採られています。著者のガブリエルさんの新実在論と、東アジアの哲学(主として中国)をヒントに、資本主義を変化させることによって、将来の危機を克服することができるという光明があるということについて語られています。私たち全員の意識の問題だと思いますが、自分や仲間だけ良ければ良いという考え方ではなく、また自分の価値観が普遍だという誤った認識

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    2020年10月28日
  • 全体主義の克服

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    イントロ二篇がつまらなかったので投げ捨てようとしたが、最後まで読んでみた。
    とっちらかった雑談を、無理やりまとめた感のある本。
    それだけに、他人の悪口の部分があけっぴろげて面白い。
    ハイデガーだけでなく、ハーバーマスへのディスり方はなかなか鋭い。
    しかし、王弼の「老子道徳経注」にまでマルクス・ガブリエルの話が及んだのには驚いた。
    ヨーロッパ世界、更にはユダヤ・キリスト教世界から離れた思想は構築しうるか、しかし同時に多元的世界の存在を前提とした場合には、実は全体主義的思考も、ひとつの考え方に過ぎないとなるのではないか。
    習近平中国の自信は、脱ヨーロッパの新たな中華思想構築の試みだからか?

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    2020年10月03日
  • 全体主義の克服

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    TwitterやYoutubeで何気なく発言することが当たり前のようにパブリックコメントとして扱われて炎上する現象が頻発していることも、本書の対談が問題としている現象の一部なんだろうなぁと思いながら読み進めました。無底って概念、もっと知って自分になじませていきたいな。

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    2020年09月18日
  • 全体主義の克服

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    マルクス・ガブリエルと「世界哲学史全8巻」の編纂者の一人中島さんの対話にもとづく本。

    マルクス・ガブリエルは、なんだか面白そうなんだけど、どこが新しいのかはよくわからなかった。ポストモダーンの構築主義を批判する「あたらしい実在論」というのだが、「世界は存在しない」と主張していて、超越的な「1」を否定するポストモダーンの哲学者にみえる。

    つまりは、構築主義が「あれも構築、これも構築。実在とか、本質なんてない」というところを「あれも実在、これも実在。すべてを包含する一つの世界はない」といっているだけ?たしかに「すべて構築」というより、「すべて実在」というほうが、なんか元気がでるけどね。。。。

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    2020年08月17日
  • 道徳を基礎づける 孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ

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    本書は、孟子の考えた道徳の基礎付けとカントやルソーのそれとを比較することで、西洋と東洋それぞれが袋小路にある道徳の問題を互いに揺さぶろうとする。憐れみや忍びない心情をもって、道徳律の根源への可能性を開く。

    でもこのモヤモヤ感は何だろう。孟子の議論からは自由や民主主義が生まれないことをもって、それを西洋思想に対する劣後の要素としようとする感覚は。これが道徳を基礎づけようとする意志の一端なのだろうか。

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    2018年11月19日
  • 人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来

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    結論 民主主義・資本主義は不平等を生み出し、本来目指した価値を発揮していない。日本は西側に属するが、西洋的な価値が真理ではない。今後、世界は多極化する。国同士の対話を続けて変革のスイッチを探すべき。より道徳的なあり方を目指すべき。世界は続いていく。

    補足 気候変動、LGBTQ、女性の活躍など、すべての国のすべての人が目指す問題ではない。

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    2024年11月10日
  • 全体主義の克服

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    正直、新実存主義の話が出てくるのだが、哲学専門的内容で、ほとんどわからない内容でした。
    第一章~第三章までは話についていけましたが、第四章(全体主義に対峙する新実在論)当たらから、2人の会話で交わされる言葉が全くわからないことが多かったです。
    これは哲学書を読まない人からすれば難解な新書になるでしょう。

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    2024年08月27日
  • 人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来

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    頭が良すぎる人たちの議論が良くわからなかったというのが正直なところ。彼らにとってAIは十分に知的とは言えないのだろう。そういう意味ではAIが人間を超えるというのは今のところ心配ないようだ。

    とはいえ、スマートフォンをツールとして生み出した人間がスマートフォンの奴隷になっている現状からすると一部の頭の良い人が世界の富を独占するほうという構図はどんどん極端になっていくようだ。

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    2024年04月03日
  • 人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来

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    戦争やAI、資本主義と民主主義など現在のさまざまな論点についての識者の発言をまとめた一冊。
    大国の覇権ではなく、各国・地域の利害に基づく多様なつながりが増えている現代、米中問題とか対ロシアという近視眼的な見方では追いつかないというのはよく分かる。
    個人的に面白く読んだのはAIの話。人間を超えるか、という問いの立て方になんとなく違和感を持っていたけれど、素人にはそれがうまく説明できず、漠然とした危惧にあおられたままだった。その違和感を詳細に言葉で説明してくれた感じ。
    たとえば人口「知能」というネーミングが導く恐怖感とか、AIの背後でデータを学習させるために単純作業をする労働者たちが抱える問題、デ

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    2024年02月28日
  • 中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで

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    中国哲学の歴史について。現代に近づくにつれて理解が難しかった。中国哲学の起源が孔子から始まるのか老子から始まるのかで論争があることを初めて知って、勉強になった。近世あたりでマテオ・リッチと中国の仏僧たちが殺生戒をめぐって論争になるのだが、そこのあたりが現代のヴィーガン周りの論争を彷彿とさせるところがあり、結構面白かった。

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    2023年08月04日
  • 全体主義の克服

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    デジタル化の進展と全体主義化という本書の問題意識はとても納得できる。

    現代の全体主義は、独裁者が上から民主主義を破壊するのではない。デジタルユーザーが、自ら進んで服従することで、独裁政権を生み出すのだ。恐ろしい!!

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    2023年03月27日
  • 中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで

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    哲学者といえば欧米を思うけれど、孟子、老子、孔子…歴史の長い中国のこれが哲学だったと思い知る。
    例をもとに様々な展開が深すぎず丁度良い。

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    2022年05月01日
  • 全体主義の克服

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    レベルの高い対話が続いて仕事帰りの電車の中では全く頭に入ってこず、、、
    レヴィナスやハイデガーについての知識もないと今一つ面白さが伝わらないです。この時点でハードル高い。。
    ただ現在の全体主義としてSNSを上げている点に関してはなるほどな、というかそういう考え方もあるのかと。

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    2021年05月19日
  • 全体主義の克服

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    ハイデガーや西田幾多郎のディスられ方が辛辣
    ハイデガーは明らかにナチに加担したが、西田幾多郎の真意は違ったのではないか?

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    2021年01月30日
  • 全体主義の克服

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    全体主義について主に対話されているのは第3章まで。全体主義のタイトルに引かれて購入したがやや肩透かし。

    第4章以降は全体主義を克服する為の哲学である「新実在論」について対話されているのだが、マルクス・ガブリエル氏の著作を初めて読む事もあり、正直余り理解出来なかった。

    どちらかと言うとやや感情に走る所があるガブリエル氏より、対話相手である中島氏の冷静な受け答えと専門とする東洋哲学に関心が湧いた。

    喜久屋書店阿倍野店にて購入。

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    2020年11月28日