浅見理都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレラーメンを一緒に食べに行くエピソードが素敵で
自分もなんだか屋台のラーメンに行きたくなる。
それだけにお父さんの訃報は辛く、
伯母さんも嫌な印象しかない。
ラーメン屋さんで託された遺書の内容は予想外だった。
大抵自分が死んだら犯人はこの人だと書き残すだろうに。
赤沢さんが暗躍しているのだろうか。そうでないと思いたいが。
部下も気になるところ。
ラーメンのスープの味が変わっていたのは何故だろう。
3話にしてタイトル回収だが、自分はこの言葉を知らなかった。
弁護士先生の
「ジャングルまでは付き添うよ」
のセリフはキザだが恰好良かった。
ひとりの無実の人が苦しむ可能性があるなら
10人の真犯 -
無料版購入済み
掴みは良い感じ
TVドラマ化された「イチケイのカラス」の作者浅見理都の最新作。
冒頭から主人公の女の子の絵がかわいくないのが気になったが、味のある絵ではある。
また、その他の人物の絵は悪くない。
内容は正統派サスペンスであり、色々と裏もありそうな感じを匂わしている。
登場人物たちも個性的であり、いい感じ。
もっとも、この手の作品は「最後まで練られた良い作品」と「風呂敷を広げておいてオチがツマラナイ」作品とに二分されがち。
本作がどちらになるかは、現段階ではまだわからない。
ただ、今後も追い続けていきたい良作ではないかと思わせるだけのものを持っている。
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匿名
ネタバレ 無料版購入済み引き込まれる
主人公の山下小麦は21歳の女性。
幼いころに母を亡くし元警察官の父と二人で暮らしていた小麦はある夜、自宅が火事に遭い父を亡くしてしまう。
親戚や父の警察官時代の仕事仲間などが参列するなか葬儀が行われた。
その後叔母が小麦の生活費などを一時期管理するという話が出たがあまり頭に入ってこない。
そして火事は放火であり近所に住む男が間もなく逮捕されたがその男はかつて父が担当した殺人事件で死刑判決を受けた男の息子だった。
あの男が父に復讐をしたのかと暗い気持ちになりながら父と最後に食事をしたラーメンの屋台の店主の元に行った小麦は、店主が父から預かった封筒を渡される。
その封筒の中に入っていたのは300万