佐々木正人のレビュー一覧

  • 新版 アフォーダンス

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    感覚というものが単独の感覚器官によって生じるのではなく、環境との相対的なつながりにより発生する、それがアフォーダンス(と、理解した。)。

    ひとつひとつの実験や主張についてはなんとなくわかるような気がするが、このアフォーダンスという概念、なかなか言語化が難しいのか読んでいていまひとつ正鵠を得ない印象。

    UI・UXの分野ではアフォーダンスという言葉に触れる機会があるが、こういった難しい概念をプラグティカルな領域にまで落とし込んだ先人たちの偉大さに感服する。

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    2019年09月01日
  • アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか

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    著者の岩波科学ライブラリーの『アフォーダンス』も良かったが、こちらもおもしろかった。

    エドワード・リード『アフォーダンスの心理学―生態心理学への道』を読む前の準備運動として読んだのだが、それなりの難題感は得られた。

    意図性をさぐるための書。

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    2019年04月03日
  • アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか

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    何の本なんすかこれ?ってくらい、とっちらかってて、真面目に読むとイラつく
    アフォーダンスは本で読んだことなかったので読んでみたけど、本を間違えた
    ダーウィンのミミズの本が美しく、読みたくなったのが1番の収穫
    アフォーダンスはギブソン読んで勉強しよう

    どうも、この本のアフォーダンスは、読んでて怪しいと思ってしまったので

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    2018年11月24日
  • 新版 アフォーダンス

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    新版 アフォーダンス (岩波科学ライブラリー)

    ギブソンの言ってることがどうにも腑に落ちず、他の人はどう読んでるのか気になり、佐々木正人。教祖ギブソンに従うだけのつまらんやつ。不満は解消されず、むしろ金魚のフン野郎へのイライラが募ったばかり。雑だし荒いし、、、。ギブソンへの反論はないのか?
    やむをえないので、生態学的視覚論を一時中断して、生態学的知覚システムから読み直すかな、、、。

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    2018年11月18日
  • 新版 アフォーダンス

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    表面的なところでしか説明できないなぁ。日常生活と結びつけることや対立する概念を関連づけられれば理解に近づくだろう。夏の課題だな。

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    2015年07月05日
  • 新版 アフォーダンス

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     認知科学というのは言いたいことは分かるが理解が追いつかない。無意識のうちに行っていることを理論で説明しようとしても、その実感が無いため説明を素直に受け入れることができないからである。このアフォーダンスもまさにその典型である。一言で言ってしまえば「自分と環境の関係」であるのだが、これがなかなか難しい。例えば椅子に座っている状態で机の上にあるペンを取ろうとした時に、手を伸ばすだけなのか、腰を浮かすのかの判断をするが、この判断の要因が机の上のペンが持っているアフォーダンスであるという。また、目隠しをした状態で棒を降ったとき、おおよその長さが分かるが、これは棒がもつアフォーダンスらしい。これらが「自

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    2015年05月22日
  • 新版 アフォーダンス

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    ギブソンのアフォーダンス理論について説明した本であるが、あまり一般的であるとはいえない。したがって、卒論でアフォーダンス理論を取り上げる学生にとってだけは読んでおくといい本であろう。

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    2015年05月14日
  • 新版 アフォーダンス

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    アフォーダンスについてと、その提唱者であるジェームズ・ギブソンがその考えに至るまでが書かれた書。
    デザインにおけるアフォーダンス(誤用らしい)ではなくオリジナルの方の解説。

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    2015年02月02日
  • アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか

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    ネタバレ

    日常の視点が変わる目からウロコ本。

    アフォーダンスとはafford:与える、提供するの名詞系。例えば、なぜ人間が立っているか。それは地面には人間を立たせるというアフォーダンスがあるから。また、なぜ人間が歩けるか。それは地面には人間を歩かせるアフォーダンスがあるから。という感じか。要するに、生物の行為は意思や本能や反射で生じるのではなく、常に環境との相互作用で発生し続けるということ。

    本書は、このアフォーダンスについて生物学や心理学といった分野の実験から紹介していく。

    専門が環境で、研究がシステムだったのでとっつきやすい考え方だった。だけどまだ思考の道具としては使えないのでいろいろ考える必

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    2013年06月03日
  • アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか

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    アフォーダンスとは、「環境が動物に提供するもの、用意したり備えたりするもの」であり、わたしたちの行為を導くリソースである──ちょっとわかりづらいこの理論を、ダーウィンが明らかにした動植物の生態などの実例を交えながら説明した入門書。
    アフォーダンス云々以上に、ミミズの生態の話─一年間に1エーカー当たり1000トンの土をかきまぜている!─とかの話に心を奪われてしまいましたが、あたらしいものの見方を提供してくれるいいきっかけの一冊だと思います。

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    2012年08月11日
  • デクステリティ 巧みさとその発達

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      ロシアの生理学者、ニコライ・A・ベルンシュタイン「デクステリティ 巧みさとその発達」(金子書房 2003 工藤和俊訳、佐々木正人監訳)は、一般向けに書かれた運動の巧みさに関する科学書で、とても興味深く読んだ。生物の進化が歴史的に辿れる記述の流れと、サンプル例を巧みに組み合わせながらの話術も読みやすくていい。

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    2011年12月07日
  • アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか

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    デザインとかに興味を持ち始めてから、
    ずっと気になっていた「アフォーダンス」についての入門ということで読んだ。

    今は、
    「モノなどから、人間が見出す価値」という意味で使われている(と思う)が、

    本来は、
    「環境に実在する動物(有機体)がその生活する環境を探索することによって獲得することができる意味/価値」
    という意味なので、

    生物の本の感じがし、高校以来生物にトンと疎かったので、しんどかった。

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    2011年12月03日
  • アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか

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    2009.06 アフォーダンスに興味を持ち、まずは入門書ということで読んでみた。アフォーダンスの考え方がざっくりつかめたが、やっぱり難しい。

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    2009年12月29日
  • アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか

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    宮沢章夫氏の日記で知ったアフォーダンスだったが、いい気になって小難しい本を買って読んだら全く理解ができなかった。サブナードの福武書店で偶然見かけたので本書を手に取って読んでみることにした。
    アフォーダンスを一言でまとめるなら「環境が与えるもの」ということで構わないのだろうが、その言葉の意味するところの模糊とした感じは何だろう。顔は判っているのに名前の思い出せない役者。十年前に転居した時の電話番号。マンションが建つ前にそこにあった筈の建物。そんな不確かさでアフォーダンスが存在している。
    確かに存在した筈の過去と違いアフォーダンスはそこかしこにあり続ける。作者が語るようにアフォーダンスを言葉で表現

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    2009年10月04日