郡山史郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
定年が70まで伸びて、企業や個人はどのような状況になるのか、なかなか厳しい現実が明快にかかれています。
以下、気になったフレーズ
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■定年とは「本当はやめたくない人をやめさせる」ためのシステムなのだ。
■定年の3つの定義
・形式定年
国が定めて企業が従う定年退職制度
もともとは、高度経済成長期に「子飼い労働者」を増やすための囲い込み制度
・自然定年
生物学上の定年。45歳前後。
気力体力のピークは25~30歳。
人間としての成長曲線が下降線になったのだから、今度は階段をk
・実質定年
自分で自分の定年を新たに再設定する、自律的な生き方。
新たなマインドセット、価値観 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・「自分が好きなこと、楽しいことなんて、今の職場にあるとも思えない。ましてや自分の好きなこと、楽しいことが何かすら、薄ぼんやりとしている」まさに、いまの気持ち。
・「戦略的な腰掛けシニア」を目指す。
自分の力はどこでなら必要とされるのか。
誰に対して役に立てるのか。
本当の自分が求める幸せとは何なのか。
会社にいながら早めに気づけるどうか。
・今、最も興味のある仕事か。かつて憧れていた仕事か。どこかで見聞きして、興味があったことか。
・「働く=幸せ」だと認識する
・過去を捨てる
・「痛い目」にあう覚悟を持つ: 50代には最初から面白い仕事などない。
・「何でもやります」を口ぐせにする: -
Posted by ブクログ
20220104
今年で50歳。
定年まで残り10年となり、タイトルに惹かれて読んでまた。
一流大学を出て、大企業の役員、子会社の会長と、まさにサラリーマンとしては申し分ない経歴の著者。
時代も高度成長期、バブル期もしっかり経験して、しっかり稼いで蓄えもあるであろう著書の話は、自分たち凡人とはかなりかけ離れた感覚ではあるが、
著書のような勝ち組サラリーマンでも、定年後の再就職はかなり条件を下げなければ厳しいとのこと。
公的年金が全くあてにならないこれから、定年後も働く事を大前提に準備していかなければならない。
住宅ローンなどの負債は現役の間に完済する事。
生活費のためでもあるが、健 -
Posted by ブクログ
これまで転職やキャリアの本を読んできた、また実際に転職活動をしてきた身から感想を書きたい。
記載内容には特に真新しいことや「眼から鱗が落ちる」といったものは特段なかったように感じたが、「転職活動・キャリアのことをザーッと、広く浅く理解する」には役立つ本であると思う。
(文量や内容踏まえてもサクッと読めるので、「転職活動しようと思うが、どうやって進めるべきかわからない。かといって、調べることに時間をかけたくない」という方には最適だと思われる。)
個人的な所感ではあるが、下記事項に関する記述があったのは有益であった。
→これまで下記事項に関する情報は、本やネットでもあまり見かけなかったため。 -
Posted by ブクログ
著者は、伊藤忠、ソニー等で働き、ソニーでは常務取締役や、子会社の社長、会長、顧問を歴任し、その後はプロ経営幹部の派遣・紹介を行う会社を設立した人。本書出版時の2018年時点で何と83歳(!)だが、現役のビジネスマンである。
そんな著者が3000人に及ぶ再就職希望者をサポートして見えてきた、定年前後でやってはいけないことを中心に心が目を記したものが本書である。
著者は人生100年時代と言われる現在、90歳まで働くことを目標とし、働き方も45歳までを「第一ハーフ」、残り90歳までを「第二ハーフ」と二つに分け働き方を考えるべきであると主張する。
その観点から言えば、本書は第2ハーフに入った人だけでは