【感想・ネタバレ】定年格差のレビュー

あらすじ

定年後、うまくいっている人といかない人はますます差がつく! 2021年4月から施行された「70歳定年法」。70歳までの就業機会の確保が努力義務となったことにより定年が延び、いよいよ「生涯現役=定年消滅」時代がやってくる。しかし、今のままで70歳まで安泰と思うのは大間違い。きちんとした備えをしておかないと「定年格差」はますます広がっていく可能性がある。5000人以上の再就職をサポートしてきた人材紹介のプロが教える、「定年格差」時代を生きるヒント。

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Posted by ブクログ

この手の本は比較的若い方や学者が書いているという偏見を持っていた。
しかしながらこれは違う。86歳の現役ビジネスマンである著者が自身の失敗も含め書かれているため、臨場感や切迫感がひしひしと伝わってきた。
厳しい内容であるが現実に即しており、50を過ぎた私にとり大変参考になった。
自分にとって1番若い今から準備します。

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2022年01月13日

Posted by ブクログ

50歳越えてからの心構えが書いてあります。もう少し早く出会っていたらと思いましたが、悲観することは無い。良い人生になるよう頑張ります!

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2021年12月14日

Posted by ブクログ

定年が70まで伸びて、企業や個人はどのような状況になるのか、なかなか厳しい現実が明快にかかれています。

以下、気になったフレーズ

___

■定年とは「本当はやめたくない人をやめさせる」ためのシステムなのだ。

■定年の3つの定義
・形式定年
 国が定めて企業が従う定年退職制度
 もともとは、高度経済成長期に「子飼い労働者」を増やすための囲い込み制度
・自然定年
 生物学上の定年。45歳前後。
 気力体力のピークは25~30歳。
 人間としての成長曲線が下降線になったのだから、今度は階段をk
・実質定年
 自分で自分の定年を新たに再設定する、自律的な生き方。
 新たなマインドセット、価値観
 「高給」「出世」「競争」→「好きなこと」「楽しいこと」「幸せ」

■50代シンドローム
 著しく仕事へのモチベーションが下がる
 50代以上の転職は厳しい、1%の成功者は
 ・仕事を選り好みしない
 ・給料の高さにこだわらない
 ・ワクワクすることを軸にする

■定年格差を乗り越えるための10の条件
1.「働く=幸せ」だと認識する
2.過去を捨てる
3.「痛い目」に会う覚悟を持つ
4.「何でもやります」を口癖にする
5.「好き」「得意」を掘り下げる
6.準備は早ければ早いほどいい
7.コミュニケーションとITスキルは磨き続ける
8.求人サイト、人材紹介会社をあてにしない
9.改めてマナーに気を配る
10.働く先を一つに絞らない

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2023年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・「自分が好きなこと、楽しいことなんて、今の職場にあるとも思えない。ましてや自分の好きなこと、楽しいことが何かすら、薄ぼんやりとしている」まさに、いまの気持ち。
・「戦略的な腰掛けシニア」を目指す。
 自分の力はどこでなら必要とされるのか。
 誰に対して役に立てるのか。
 本当の自分が求める幸せとは何なのか。
 会社にいながら早めに気づけるどうか。
・今、最も興味のある仕事か。かつて憧れていた仕事か。どこかで見聞きして、興味があったことか。
・「働く=幸せ」だと認識する
・過去を捨てる
・「痛い目」にあう覚悟を持つ: 50代には最初から面白い仕事などない。
・「何でもやります」を口ぐせにする: 業種職種にこだわらない。
・「好き」「得意」を掘り下げる: 今の会社の看板や立場によるものは捨てる。逆に「嫌い」なことを掘り下げても良い。大雑把に考える。
・準備は早ければ早いほどいい: 今日を大切にできない人間は、明日も大切にできない。
・コミュニケーションとITスキルは磨き続ける
・求人サイトをあてにしない: 縁故でも何でも使えるものは使う。ネットワークを作る、使う。
・マナーに気を配る
て働く先を一つに絞らない
・私もあなたも今が一番若いのだ。

(著者)郡山史郎 人材紹介業CEAFOM社長

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2022年03月01日

Posted by ブクログ

なんでも嫌がらずにやる覚悟、準備しておこう
最終項の定年格差を乗り越える10箇条が良い
ていねんになれば必ず格差が発生する、それをのりこえる
または堪えられる準備をするということかな

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2021年11月27日

Posted by ブクログ

今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。

記録によれば、定年退職を2年半後に控えた2021年後半に読んでいます。私が社会人になった平成元年には、皆、60歳の誕生日月に定年退職するのが一般的でしたが、それから平均寿命が延び、年金支給時期が5年後ろ倒しになるにつれて、65歳まで働くことが一般的になってきました。

更には、10年位前には「人生100年」というフレーズのもとに、希望すれば70歳まで働ける道も開かれてきている様です。しかし自分の親や先輩を見ていても、本当に健康でやりたいことを楽しくできる年齢は、昔からそれほど代わっていないと思います。

いつまでどの様な働き方をするかは、60歳までにどの様な生活をし、どの様な資産形成をしてきたかに関係してくると思いますが、この本を参考にしてこれからの生活設計に活かしていきたいです。

以下は気になったポイントです。

・気力、体力のピークが大体、25−30歳と言われる。そこから下降曲線に入って、体力のみならず知識労働者としての力も大体45歳で下降曲線に入ると言われている。45歳から筋力、持久力も明らかに衰えを感じる。筋肉の代わりに体脂肪がつきやすく、持久力も無くなってくるので、徹夜作業はできない。酒も深夜まで飲みたくなくなる。45歳からは老眼も進む(p42)45歳を超えた人間の経験は、もうほとんど使い物にならないというのが筆者(執筆時86歳)の実感である(p48)

・仕事人生を終えるのではなく、違う戦い方をする後半戦へシフトする。新たなマインドセット、価値観のもとで仕事人生をリスタートさせる。今後のキャリアパスは自分で決める。何をエンジンにするかは、高級でも出世でもなく「好きなこと」「楽しいこと」「幸せ」である。(p55)

・退職を前に配置転換などの真っ只中で、まさに50代シンドローム状態に陥っている人といえば、1986ー1991年のバブル期に入社したバブル世代である。そもそも55歳定年だったところを、2013年の改正高年齢者雇用安定法で60歳までに延長、さらに65歳までの再雇用という道筋を立てた。そんな状況の中、2021年の改正高年齢者雇用安定法では、70歳定年法ということになる(p69)

・改正のポイントは、以下の5つからどれかを講じるよう努力義務がある、1)定年を70歳に引き上げ、2)70歳まで継続雇用する制度導入、3)定年制廃止、4)70歳までに継続的に業務委託契約を締結する制度導入、5)70歳まで継続的に社会貢献事業に従事できる制度の導入、4)は雇用ではなく、これまで勤めてきた会社からフリーランスとなり仕事だけを受注す流、5)は社会貢献事業への転籍で、会社の雇用から外れる(p71)


・2022年に年金に大きな変化があった、老齢厚生年金の支給停止基準が代、支給開始は65歳であるが、60ー65歳未満で企業で働いている人は、毎月の給料と年金基本金額の合計が28万円を超えた場合には、超過分の厚生年金の半額がカットされるが、2022年4月からは、それが47万円となる(p83)

・給料、肩書、仕事内容を追いかける「競争社会」は、新入社員から自然定年の45歳を迎えるまでの血気盛んな人々が生きる社会である(p85)仕事をより好みしない、給料の高さにこだわらない、ワクワクすることを軸にする、この三つは実質定年を迎えて仕事人生の後半戦を幸せに生きる上で外せない要件である、これらをいかに早く準備しておくのかが、実質定年の後半戦を味わうための最大のコツである(p120)

・定年格差を乗り越える方法、1)働く=幸せ、だと認識する、2)過去を捨てる、3)痛い目にあう覚悟を持つ、4)何でもやります、を口癖とする、5)好き、得意を掘り下げる、6)準備は早ければ早いほどいい、7)コミュニケーションとITスキルは磨き続ける、文章は3C、わかりやすく(Clear)・簡潔に(Concise)・丁寧に(Courtesy)、8)求人サイト、人材紹介会社を当てにしない、縁故(友人、知人、同僚、親戚など)、9)改めてマナーに気を配る、10)働く先を一つに絞らない(p162)

2021年9月17日読破
2024年6月28日作成

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2024年06月28日

Posted by ブクログ

そうですね、若い頃と歳を取ってからでは、働き方を変える必要がありますね。若い頃は体力がある分がむしゃらですが、歳を取ると、体力は落ちますが、経験で時間を稼げます。稼いだ時間を有効活用しないといけない。

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2023年09月30日

Posted by ブクログ

マインドセットの切り替え 環境に応じて自分を変化

文章も会話も3C
CLEAR CONCISE COURTESY

好き得意を掘り下げる
副業兼業

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2022年07月04日

Posted by ブクログ

人生の後半戦に向けて、自律的に、新しいキャリアパスを形作るべきなのだ
人は誰かの役に立つことに無上の喜びを感じるものだ。
前半と後半の働き方を変える

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2021年12月20日

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