【感想・ネタバレ】君の仕事は誰のため?のレビュー

あらすじ

人生100年時代、あなたは「誰のために」「何のために」働くのか。90歳にして現役のビジネスマンである著者は、いまも週5で通勤し、「定年前より定年後のほうが、ずっと楽しい」と語る。そこには、お金や成果を超えた「人生を面白くする働き方」の極意があった――ベストセラー『定年前後の「やってはいけない」』著者による、誰も教えてくれなかった仕事術。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

それなりに長く仕事をしてきて、地位も年収も上がったものの忙しくて自由な時間がなかなか取れないし、やりがいも薄まってきている、、、そんな行き詰まり感を覚えた経緯から本書を手に取った次第。
本書の著者は90歳を過ぎてもなお働き続けている。すごい。そのモチベーションにあやかりたい。
読後の感想としては、明確な答えは見つからなかったものの方向性は見えたかな、という印象。

以下が本書の構成。
  1. 「自分」のために働く
  2. 「家族」のために働く
  3. 「仲間」のために働く
  4. 「社会」のために働く
  5. 「定年後」を超えていく
  6. 90歳まで働き続けて分かった、仕事と人生の本質

これはライフステージの変化とともに、「なんのために働くのか?」の価値観の変遷そのもので、誰にでもある程度当てはまると思います(なので参考になる点も多いと思います)。
最初は自分の「やりたい」を優先して仕事や業務を選び、そこから徐々に家族を優先した仕事人人生となる。著者自身の波乱万丈な人生エピソードと共に、ライフステージごとのモチベーションポイントが語られています。

家族関連で面白いのは、「男は働きに出ることで家内安全が保たれる」と説いている点。実際に定年退職した男性が家族から煙たがられる原因は「家に居座られること」だといいます。奥さんには長年守ってきた自分のペースがあるし、やりたいこともあるわけです。

本書の趣旨とは少し離れますが、「仲間のため」の下りでは元CEOの出井伸之氏との別れのエピソードが書かれていますが、これを感慨深く読みました。
私もソニー系列で仕事をしていたことがあり、その時のCEOが出井さんでした。
当時のソニーはハード面で伸び悩み、事業の方向構成をガラッと変えていた時代。出井さんはこれを推進した先見性ある経営者だった。
その出井さんがハワード・ストリンガーに経営の座を譲りソニーを離れる最後の日、本社ビルのわきに止めた車の中で、出社するソニー社員たちを満足しながらも寂しそうに眺めるその姿が今でも思い出されます。

定年後も働くことの効用はいろいろと書かれていますが(健康維持やボケ防止など)、個人的に一番刺さったのは「使命感」でした。
家族は手のかからない状態となったが、かつての能力は衰えて最前線で戦い続けることも難しい、そんなときに何を働くモチベーションとするのか。
私はそれは「これは自分にしかできない」や「世の中のために」という意思が、働くモチベーションを支えるのだと思います。

長年働いてきたが、何となく働くことに意義を見出しづらくなってきた。そんな方にお勧めの一冊だと思います。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

就職して30年が過ぎました。
この間、正社員から非正規社員になり、さらには体を悪くして障害者雇用になってしまいました。
これといって仕事における達成感がなく、今に至りました。
若いころは色々なことに前向きだったのですが、歳を重ねるごとに気持ちが卑屈になり、さらには上手くいっている人をねたましく思ったりするようになってしまいました。
そんな時にこの本と出会いました。
読み終えて、働くうえでの気持ちがすごく楽になりました。

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2026年02月07日

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