郡山史郎のレビュー一覧
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会社の部長以上の間で流行っていた新書。人生は45歳から第2ターム。何かを勉強するのは43歳まで。後は記憶力も低下していく。周りの空気を読む能力もピークは49歳、それ以降は低下していく。
定年後は年金をあてにして貯金を切り崩すのではなく、生涯働き続ける気持ちで暮らす。第2タームの仕事は好きな事を無理なく、生涯続けられるかを意識する。
定年後の給料は新人と同程度。但し、新人のような飲み込みの早さやポテンシャルは望めない。高望みしない。新卒研修は一定の効果があるが、一律的な定年後研修は効果がない。
休まない、辞めない、無理もしない。
40代で読めて良かった -
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人生100年時代における、人生後半戦の生き方についてのアドバイス本。人生を第1ハーフ、第2ハーフに分けると、会社での成果、評価を求めて働く概ね45歳から50歳までが第一ハーフ。第2ハーフは全く別の価値観が必要となる。無理して新しいことを身に着けようとしなくてもよいから、これまでの経験を活かし、社会に関わり続けることが大切。その際、第1ハーフで身にまとったプライドは捨てて、新入社員のつもりで、仕事に取り組むことが重要。
80歳過ぎまで仕事を続けるコンサルタントの著者が、退職後の再雇用の厳しい現実を紹介しつつ、それを受け入れつつ、自分なりに仕事を続けていこうという気にさせてくれる一冊です。 -
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最近、本屋では「定年」本がはやりのようだ。
定年前後の「やってはいけない」というタイトル本の帯に、「×雇用延長で働く」「×資格・勉強に時間とお金を使う」「×過去の人脈で仕事を探す」とバッテンが並ぶ。
少子高齢化の進展に従って厳しくなる年金財源の確保のため年金支給年齢が後ろへシフトした。従って従来の60歳定年では、定年退職後、年金受給までの収入ゼロの期間が発生する。
これをフォローするため、高齢法は企業に、①定年を廃止するか、②定年年齢を引き上げるか、③雇用延長の制度を導入するか義務付けられている。
当事者としては、退職後別の会社を見つけて再就職するか、それともその雇用継続の制度を利用し -
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人生100年時代とか、65歳まで完全現役で勤務すべき時代だとか、この数年でよく言われるようになったと思います。私が社会人になった平成元年頃は、60歳まで働いて、その後は一部の人(子会社に移るような人)を除いては、年金をもらいながらひっそりと暮らしていたように思います。
年金制度が崩壊する等と言われていますが、年金受給開始時期が遅くなり、年金受給額が削減されたのは事実で、今の人口構成を見ると、さらに変わる可能性もあります。
そういう状況なので、雇用延長で働くべき、資格や勉強を取って次の就職に備える、働くとしても過去の人脈を利用する等、これらは有効であると思ってきました。ところが、この本の帯に -
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90歳まで(しっかり)働くためには、
郡山さんは、エグゼキュティブサーチ、人材紹介業を展開するCEAFOMの社長。候補者には、社長をができる、やりたいという人が1000人以上いて、半数が英語堪能、グローバルな仕事ができるが、求められるのは、インドネシア語がネイティブレベル、現地で500人以上の会社のトップを5年以上やった40代の男性はいますか、という感じらしい。日本経済が成長しなくなって余裕がないから、確実にリターンが得られる即戦力で、安全な人材のみの採用になっているわけだ。アナログ、ドメスティック時代のサラリーマンにとって道は厳しい。
私は死ぬまで(?_?)働きたいと思っているので