あらすじ
出井伸之と社長レースを争ったこともある(?)、
NHK「プロジェクトX」にも登場した元ソニー役員が傘寿(80歳)を超えて、
まだ働くのはなぜか──
シルバー世代(後期高齢者)による
画期的な「就活・終活・仕事」論
20代、30代よ、人生後半戦は楽しいよ!
40代、50代よ、定年なんか怖くないよ!
60代、70代よ、君たちはまだ若いよ! ──と言いたい!
「この本は、後半戦にチャレンジしていくことになる後輩たちへのエールのつもりだが、前半戦をいま戦っている人たちにも是非読んでいただきたい。マラソンは折り返し地点で終りではない。人生の勝負はゴールで決まる」
定年後やってはいけない十戒
1学校に行く2資格を取る3語学の勉強をする4ジムに行く5葬式に行く6本を書く7勲章を貰う8NPOに参加9会社を創る10勝負事をする。
さて、定年後やるべきことは……(本書をお読みください)
「古稀」「還暦」どころか「傘寿」を超えて「米寿」「白寿」「百寿」まで働くために――誰も気付かなかった人生哲学の書──
ビジネスマンの人生は、20代から定年(60歳)までの40年と、定年後の60代から百歳(少なくとも九十歳) までの40年とに分けられる。前半(表)と後半(裏)の人生、どちらも「勝ち戦」にするにはどう働くべきか───。
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Posted by ブクログ
90歳まで、あるいはそれを超えても働くべし、といいう著者の主張。
ちなみに著者は本書出版時で82歳で、人材紹介会社を経営している現役のビジネスマンである。
定年を超えても働けるためのノウハウ本を期待していたが、本書全体である序章から第4章までのうち、第3章までは著者の今までのビジネスマン時代の振り返りで、ノウハウ部分は第4章のみだった。その中では60歳を超えたビジネスマンへの「十の戒め」と「十の薦め」が参考になった。
Posted by ブクログ
90歳まで(しっかり)働くためには、
郡山さんは、エグゼキュティブサーチ、人材紹介業を展開するCEAFOMの社長。候補者には、社長をができる、やりたいという人が1000人以上いて、半数が英語堪能、グローバルな仕事ができるが、求められるのは、インドネシア語がネイティブレベル、現地で500人以上の会社のトップを5年以上やった40代の男性はいますか、という感じらしい。日本経済が成長しなくなって余裕がないから、確実にリターンが得られる即戦力で、安全な人材のみの採用になっているわけだ。アナログ、ドメスティック時代のサラリーマンにとって道は厳しい。
私は死ぬまで(?_?)働きたいと思っているのですが、一方で「自分の能力が現代の仕事にフィットしていない」と感じることが多くなってきたことも事実です。45歳から新しいことをマスターすることは難しいとのことなので、今まで身につけたことを確実に使えるように磨き上げることによって、役に立つ人材になりたいな。
私の職場には、中途採用で転職してくる方や、派遣社員として採用される方が多いのですが、皆さん新しい環境で力を発揮しようと努力されていて素晴らしいと思います。自分が逆の立場だったらどうだろうか?と考えると、今の会社が製造・販売している商品については知識があるものの、それがどの業界でも役に立つとは限らないですし、今の仕事の仕方がそのまま通用しないわけですから、今の実力をそのまま発揮できるとは限りませんよね(-_-;
郡山さんは「ビスネスの世界は、ルールや相手が明確でも、単純でもないから、人柄や、論理的思考力に長けている地頭がいい人や、応用力のある人を中心の採用した方が良いように思う。」と書いています。衰えた体力を補うのは、広い視野、高い視点、深い考察なのでしょうけれども、それをアピールするには実績が必要ですね。
90歳まで(しっかり)働くためには、今を(しっかり)働くことが大切だと思います。今を(しっかり)働くことで、働き続ける力(何らかの形で必要とされる力)を身につけたいと思います。必要とされることは社会と繋がること、社会と繋がることは生きること、懸命に働く姿を見せることは、次の世代を育てることだと思います。